トレーニー評価項目
スタート報酬
¥50,000-
役割
ディレクター体験(プロジェクト理解フェーズ)
前提
トレーニーは、単なる作業者ではなく、
意匠代願業務における案件進行の構造を理解し、ディレクターの入口に立つレイヤーです。
このレイヤーでは、
業務の流れを理解する
案件状況を把握する
仕組みを使って進める
報告・相談・共有の基本を身につける
ことが重要です。
そのため、各評価項目はすべて
成果評価=最終的に何ができたか
行動評価=その成果に至るまで、どう動いたか
の2軸で見ます。
① 下位レイヤーへの引継ぎ
目的
組織として継続的に業務を回していくため、業務を個人に依存させず、下位レイヤーへ引き継ぐことでチーム全体の生産性と再現性を高めることを目的とする。
成果評価
自分が理解した業務内容を、下位レイヤーに説明できたかを評価する。
成果評価クエスト
自分が担当した業務について、下位レイヤーに対して1回以上説明を実施する
説明の中で、少なくとも以下を伝えられる状態にする
その業務の目的
基本的な作業手順
注意すべきポイント
よく起こるミス
チェックすべき項目
達成状態のイメージ
「自分だけが分かっている状態」ではなく、
他の人が同じ業務を再現できる状態まで落とし込めていること。
行動評価
業務内容を第三者に伝わる形で整理したかを評価する。
行動評価クエスト
自分が理解した内容を、口頭だけでなく整理する
整理方法は以下のいずれか、または組み合わせ
手順書
チェックリスト
メモ
動画
図解
「説明しないと伝わらない」ではなく、見れば分かる状態に近づける
行動として求めること
その場しのぎで説明しない
自分の頭の中を外に出す
再利用できる形で残す
② 会社MVV理解
目的
会社のMVVを理解し、日々の業務や判断の基準として活用することで、組織全体で一貫した価値観と行動基準を持ったチーム運営を実現することを目的とする。
成果評価
MVVを自分の言葉で説明できるかを評価する。
成果評価クエスト
管理職に対して、会社のMVVを自分の言葉で説明する
単なる暗記ではなく、以下を含めて説明する
何を大事にしている会社か
なぜその考え方が必要か
自分の担当業務とどう関係するか
達成状態のイメージ
「言葉は知っている」ではなく、
業務との接続まで説明できる状態。
行動評価
日々の業務の中でMVVを意識して行動したかを評価する。
行動評価クエスト
判断に迷った際に、MVVに照らして考える
管理職との会話や報告時に、MVVとの関連を意識する
たとえば以下のような行動を取る
目先の楽さよりも再現性を優先する
個人判断で抱え込まず、仕組みを使う
クライアント視点で考える
行動として求めること
MVVをポスターの言葉にしない
日々の判断の軸として使う
③ 姿勢・マインドセット
目的
担当業務をこなすだけでなく、クライアントの課題や背景を理解し、より良い結果につながる提案や行動を主体的に行う姿勢を育てることを目的とする。
成果評価
業務の中で改善の気づきや提案を1件以上出せたかを評価する。
成果評価クエスト
担当業務の中で
非効率だと感じた点
ミスが起きやすい点
改善できそうな点
を見つけ、1件以上共有する
共有だけでなく、できれば簡単な改善案も添える
達成状態のイメージ
「言われたことだけやる人」ではなく、
より良くする視点を持てている状態。
行動評価
業務の背景や目的を確認したうえで動いたかを評価する。
行動評価クエスト
作業に入る前に「なぜこの作業をやるのか」を確認する
分からないまま手を動かさない
依頼を受けたときに、必要に応じて以下を確認する
何のための業務か
どこまで求められているか
どの案件全体に影響するか
行動として求めること
手を動かす前に目的を確認する
作業者ではなく、理解者として動く
④ 役割理解
目的
各ポジションがプロジェクト全体の中での役割・責任・権限を理解し、自らの判断と行動によって案件を前進させられる体制をつくることを目的とする。
成果評価
各ポジションの役割を説明できるかを評価する。
成果評価クエスト
以下の役割を説明できる
プロジェクトディレクター
テクニカルディレクター
管理職
少なくとも以下を言えるようにする
何を担う役割か
どの場面で関与するか
自分との関係は何か
行動評価
自分の立場に応じた行動ができているかを評価する。
行動評価クエスト
自分のレイヤーで判断してよいこと / 相談すべきことを意識する
越権しない
逆に、自分が持つべき責任を逃げない
行動として求めること
全部を自分で抱えない
何でも丸投げもしない
自分の位置を理解して動く
⑤ 評価制度理解
目的
人事評価制度を単なる評価基準ではなく、業務をよりスムーズに進めるための仕組みとして活用し、現場からのフィードバックによって継続的に改善していくことを目的とする。
成果評価
評価制度の目的と考え方を説明できるかを評価する。
成果評価クエスト
管理職に対して、評価制度について説明する
少なくとも以下を説明できるようにする
なぜこの制度があるのか
何を評価しているのか
単なる査定ではなく、成長の仕組みであること
行動評価
制度を意識して業務に取り組んだかを評価する。
行動評価クエスト
自分の評価項目を把握して業務を行う
「どうすれば達成できるか」を意識して行動する
改善点があれば、制度改善目線で共有する
⑥ 定期報告
目的
案件状況や業務進捗を定期的に共有することで、状況把握の遅れによるリスクを防ぎ、チームとして迅速に判断・対応できる状態を維持することを目的とする。
成果評価
案件状況を定期的に共有できたかを評価する。
成果評価クエスト
案件状況報告を月10回以上行う
報告には少なくとも以下を含める
今どこまで進んでいるか
何が終わったか
何が残っているか
行動評価
自発的に進捗を整理して報告したかを評価する。
行動評価クエスト
聞かれる前に報告する
「完了」「進行中」「課題あり」を整理して伝える
ただの事実列挙ではなく、状況が分かる形にする
⑦ 相談
目的
業務上の問題に対して自ら調査・整理を行ったうえで、必要に応じて適切なタイミングで相談することで、問題解決のスピードと品質を高めることを目的とする。
成果評価
必要な相談を実施できたかを評価する。
成果評価クエスト
相談を月5回以上行う
相談ゼロを良しとしない
適切な相手に相談する
管理職
品質・技術相談役
上位レイヤー
行動評価
相談前に自分なりの調査・整理をしたかを評価する。
行動評価クエスト
少なくとも2時間は自分で調べる
相談時に以下を整理して伝える
何が問題か
何を調べたか
どこが分からないか
自分の仮説
⑧ レスポンス
目的
クライアントおよびチームメンバーとの連絡に対して迅速に反応することで、案件進行の停滞を防ぎ、リモート環境においても信頼性の高いコミュニケーションを実現することを目的とする。
成果評価
返信遅延なく対応できたかを評価する。
成果評価クエスト
返信12時間超えゼロ
チャット・メールとも対象
返信内容は短くてもよいが、無反応は避ける
行動評価
即答できない場合もワンクッション返信したかを評価する。
行動評価クエスト
すぐ確認できない場合でも、以下のような一次返信を行う
受領しました
後ほど確認します
○時までに折り返します
相手を待たせっぱなしにしない
⑨ 案件状況把握・ネクストアクション
目的
案件状況と次の対応を常に整理・共有することで、案件の停滞を防ぎ、チーム全体が同じ情報をもとに行動できる状態を維持することを目的とする。
成果評価
案件の現在地と次の対応を説明できるかを評価する。
成果評価クエスト
担当案件について、ネクストアクションを説明できる
少なくとも以下を把握している
今の案件状況
次にやること
その担当者
期限感
行動評価
案件状況を整理し続けたかを評価する。
行動評価クエスト
物件概要ページを更新する
案件情報を放置しない
状況が変わったら随時記録する
⑩ 品質管理と仕組み活用
目的
図書品質を個人のスキルに依存させず、チェックリストや相談体制などの仕組みとチームを活用して品質を担保することで、組織として安定した品質管理を実現することを目的とする。
成果評価
チェックリスト通りに進め、抜け漏れなく業務を完了できたかを評価する。
成果評価クエスト
チェックリストに沿って業務を実行
抜け漏れゼロ
チェック結果が業務完了に反映されている
行動評価
仕組みを前提に業務を進めたかを評価する。
行動評価クエスト
自分の感覚だけで進めない
不明点は相談役や上位者へ相談する
チェックリストが無ければ提案する姿勢を持つ
⑪ 納期厳守
目的
案件スケジュールを常に把握し、先回りして行動することで納期遅延を防ぎ、クライアントとの信頼関係と事業の安定運営を維持することを目的とする。
成果評価
納期遅延を出さなかったかを評価する。
成果評価クエスト
担当業務において納期遅延ゼロ
自分の持ち分について締切を守る
行動評価
納期を守るために事前に動いたかを評価する。
行動評価クエスト
スケジュールを事前確認する
間に合わない可能性が見えた時点で相談する
ギリギリまで放置しない
⑫ 課題理解(クライアント視点)
目的
クライアントの課題や状況を理解し、より良い進め方や改善提案を行うことで、単なる業務対応にとどまらない価値提供を実現することを目的とする。
成果評価
案件背景を説明できるかを評価する。
成果評価クエスト
案件の背景や目的を説明できる
なぜこの業務が必要かを理解している
行動評価
依頼の目的を確認したうえで業務をしたかを評価する。
行動評価クエスト
依頼内容の背景を確認する
単なる指示処理で終わらせない
クライアントにとって何が重要かを意識する
⑬ 稼働共有
目的
チームでの連携を円滑にするため、自身の稼働状況や連絡可能時間を共有し、案件対応に必要な連携が滞らない状態を維持することを目的とする。
成果評価
稼働状況を共有できているかを評価する。
成果評価クエスト
稼働カレンダーを共有する
連絡が取れない時間帯を明示する
行動評価
事前に予定共有をしたかを評価する。
行動評価クエスト
当日ではなく事前に共有する
少なくとも1週間先までの稼働可能時間を見えるようにする
⑭ 問題発生時の対応
目的
問題発生時には事実を迅速に共有し、早期対応を可能にすることで案件への影響を最小化し、チームとして適切に対処できる体制を維持することを目的とする。
成果評価
問題を当日中に共有したかを評価する。
成果評価クエスト
問題が発生した当日に共有する
数日抱え込まない
行動評価
事実ベースで迅速に報告したかを評価する。
行動評価クエスト
解決案がなくてもまず事実共有する
憶測や感情ではなく、事実を整理して伝える
⑮ OGSMの実行
目的
タスク依頼時に目的・成果物・確認タイミングを明確にすることで、依頼内容の認識ズレを防ぎ、案件進行の効率と品質を高めることを目的とする。
成果評価
依頼タスクの目的を説明できるかを評価する。
成果評価クエスト
依頼タスクについて以下を説明できる
何のためのタスクか
何を成果物とするか
いつ確認するか
行動評価
作業前に目的確認を行ったかを評価する。
行動評価クエスト
Goal / Strategy / Measure を意識してタスクを受ける
不明なまま着手しない
確認タイミングを把握して進める
トレーニーの評価の見方
トレーニーは、
15項目すべてについて「成果」と「行動」の両方を見る設計です。
つまり、
成果だけ良くても、行動が雑なら評価は片手落ち
行動だけ良くても、成果が出ていなければ昇格できない
という考え方です。
整理するとこうです。
成果評価 = 何ができたか
行動評価 = どう取り組んだか
そしてトレーニーの本質は
案件理解
↓
進行理解
↓
ディレクション理解
です。