岩手・金ケ崎で国産フルーツブランデー製造へ 閉園した幼稚園活用、地元のリンゴを原料に

新たな蒸留酒製造設備について説明する老川社長

 ハーブリキュールを手がける岩手県金ケ崎町の洋酒製造会社KSPが、新たにアルコール度数の高いフルーツブランデー造りに乗り出す。閉園した幼稚園を借りて工場を整備し、地元農家の畑を継承して栽培するリンゴなどを原料に使う。

 同社は「金ケ崎薬草酒造」のブランドで、自家栽培のハーブや地場の果物を使った低アルコールのリキュール類を製造している。ハーブなどを漬けるベースの蒸留酒は外部から仕入れてきたが、新たに蒸留酒の製造設備を導入。自家製蒸留酒を製造できるようになったため、海外でも人気の高いフルーツブランデーを商品に加えることにした。

 1月に移転した新工場への設備投資は1億円。リキュールを使ったサワーなどの缶製品の製造を今夏開始する予定。第1弾となるリンゴのブランデーの出荷は来年秋になる見通しだ。従来品の製造量も500ミリリットル換算で年間5万本から10万本に増やす。

 老川和磨社長(33)は「東北の果物と世界をつなげる製品を造り出したい」と意気込む。

 新工場整備に伴い、新たに試飲ができる直売所を併設した。当面、営業は土日曜と祝日の正午~午後6時を予定。連絡先はKSP080(4510)4636。

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