Yahoo!ニュース

三牧聖子

三牧聖子認証済み

認証済み

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授

報告

解説国内でトランプ大統領は、高まる国民の停戦要求にいよいよ直面しているが、これだけの大規模かつ消耗する戦争を行った以上、目に見える「戦果」を国民に見せる必要があると考えているのだろう。トランプ大統領は、1期目の政権のとき、民主党のオバマ政権時代に2年間をかけて合意に至ったイラン核合意から離脱した経緯もあり、「オバマの核合意以上」の成果を国民に見せる必要も感じているのだろう。もっとも当の米国民は、ガソリン価格の上昇に苦しみ、合意内容の細部にこだわるより、枠組み合意だけでも成立させて1日も早く停戦を実現してほしいと考えている。トランプ大統領のオバマ元大統領への対抗意識という極めて個人的な理由が、世界と米国の多くの人々が苦しみ、一刻も早く終わらせるべき戦争の終結をむしろ遠ざけてしまっている現状がある。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった1308

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 鈴木一人

    東京大学教授/地経学研究所長

    解説トランプ大統領、自分が「勝った」という演出をしたいため、イランの核兵器開発を不可能にするため、高濃縮…続きを読む

コメンテータープロフィール

三牧聖子

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授

アメリカ政治・外交、国際関係論。東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学研究員、高崎経済大学准教授等を経て2025年より現職。著書に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会)や『Z世代のアメリカ』(集英社)、共訳・解説に『リベラリズムー失われた歴史と現在』(ヘレナ・ローゼンブラット著、青土社)等。

関連リンク(外部サイト)

三牧聖子の最近のコメント