ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
2017/日本 上映時間118分
監督:三池崇史
原作:荒木飛呂彦
脚本:江良至
企画プロデュース:平野隆
出演:山崎賢人、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑、観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介
パンフレット:★★★(720円/製作者サイドの情報が詰まってるし、ネタバレ要素があるのは好き)
(あらすじ)
美しい海に臨む杜王町で暮らす東方仗助(山崎賢人)は、心優しい高校生だった。彼はスタンドという特殊能力の保持者で、触れただけで壊れたものを修復し、他人のけがを治すことができた。杜王町では変死事件をはじめとする奇怪な出来事が続発するようになる。やがてそれらが連続殺人犯アンジェロこと片桐安十郎(山田孝之)ら、ほかのスタンド保持者による犯行だと判明。町を守るため、スタンドを駆使して彼らとの戦いに挑む仗助だが……。(以上、
シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
70点※本作については、結騎了さんのレビューやこちらの記事を読むと良いですぞ。スゲー今さらながら、僕と
「ジョジョの奇妙な冒険」についてサラッと書いておくと、
第1部「ファントムブラッド」のファンなんですが、もちろん
第4部「ダイヤモンドは砕けない」も大好きでしてね。とは言え、実写化はかなり難しいと思っていたので、今回の映画に関しては、失礼ながら
「そんなに面白くはないだろう… (`Δ´;) ヌゥ」と1ミリも期待していなかったんですけれども。キャスティングを見たら結構良さげで、特に伊勢谷友介さん演じる
空条承太郎が観たくなったし、なんだかんだ言って三池崇史監督作なので、前売り券を購入しましてね。仕事やら
タマフル出演やらでなかなか観に行けなかったんですが、9月上旬の某日、
TOHOシネマズ渋谷にて鑑賞いたしました。
「ドラマでやれば良かったのに… (´・ω・`)」と思ったり。
2番スクリーン、公開から時間が経っている割には、そこそこ入っていた記憶。

まず、
原作漫画を読んでいる人にしかわからない不親切設計なあらすじを書いておくと、物語は第4部冒頭の
東方仗助vs
アンジェロから
虹村兄弟を倒すところまででしてね(要は
原作2巻分の内容)。で、最初から
広瀬康一に
山岸由花子が接触してきたり、アンジェロと
虹村形兆が一緒に食事をしたり、
國村隼さんがビースト化したり、最後に虹村形兆を殺すのが
音石明の
レッド・ホット・チリ・ペッパー…ではなく、
吉良吉影の
シアーハートアタックだったりする改変があったって感じ(1つウソ)。最後は
「オレがこの街を守るッス!(o^-')b グレイト!」ってなムードで終わってた気がしますよ。
最後にこの場面を持ってきた感じでしたよね、確か(
「ジョジョ第4部」より)。

本作は、僕の身近な映画仲間の中でも評価が割れていて。三池崇史信者であるNOBUさんは確か褒めていて、第4部信者の桑江さんはダメだったそうで。で、僕的には
結構頑張ってた印象。特にスタンド描写に関しては、もっとアウトな出来を想像していた分、なかなか感心したというか。そりゃあ、予算が全然違うハリウッド大作と比べたらアレではあるけど、「意外と変に見えないもんだな〜 (゚⊿゚) ヘー」と思ったし、虹村形兆のスタンド・
バッド・カンパニーは
「トイ・ストーリー」の
グリーンアーミーメンの凶悪バージョンみたいで面白かったです。
クレイジー・ダイヤモンドとか、実写だとこういう感じになるのかと。

一番良かったのは、バッド・カンパニー。観てて楽しかったですよ。

で、僕は
スペインロケも悪くないと思ったし(埼玉をアメリカで撮った
『漂流街』を思い出した)、若干のホラー&サスペンスな雰囲気は三池監督の資質に合ってるように見えたし、学芸会と揶揄されがちなコスプレ感も全然許容範囲だったし、
基本的には観て良かったんですが、しかし。その反面、惜しいなぁと思うところもあって。原作漫画の情報量が多いだけに、わずか2巻分の内容ながらも、やっぱり
ダイジェスト感が拭えないというか、全体的に駆け足に感じました。それに、明らかに説明不足なところも多くて不親切に感じたし(スタンドとかジョセフが念写したポラロイドとか「弓と矢」とか)、原作を読んでない人は結構キツイんじゃないですかね。ラストの
「虹村形兆を殺すのが吉良吉影」という改変も、第4部を映画でやるには仕方ないとは思うけど(そうやって圧縮しないと話が終わらなさそう)、
“静かに暮らしたい男”があんな攻撃を仕掛けるのは違うんじゃないかと(つーか、「
ザ・ハンドの能力で削ればいいのに (´・ω・`)」って思った人は多いはず)。
シアーハートアタックの攻撃シーンが長いのもイラッといたしました(対応できない仗助たちがバカに見える)。

ただ、僕が一番微妙に感じたのは、
広瀬康一がエコーズを出すくだり。さすがの神木隆之介さんも実写で高校生役をやるのはキツくなってきた…というのはどうでも良いとしても。エコーズのくだりって、ダラダラしている上に本作では能力を発動しないワケでして。原作通りだから仕方ないのはわかるんですが、
“これ1本で終わる映画”にああいう場面を入れられてもなぁ…って、伝わりますかね。とは言え、どうしても入れざるを得ないシーンだし、全体的には結構好きだったからスゲー惜しく感じたというか。同じ実写化でも映画ではなく、
「Netflixとかで連続ドラマにしたらスゲー良かったんじゃないかなぁ… (´・ω・`)」って心から思ったり(ドラマだと、あのダラダラも許せると思う)。
この場面に萎えたのです。つーか、「『ジョジョ』って会話シーンが多いんだな」ってあらためて思いましたよ。
本作は大コケだったそうで、可哀相なような、仕方ないような。とは言え、映画仲間の白玉さんは原作未読ながらも楽しめたみたいだし、
カーテンを開いて静かな木洩れ陽のやさしさに包まれながら観れば、
なかなか愉快な作品じゃないかしらん。残念ながら
続編の制作は絶望的だそうですが、
未公開映像を含めてTVシリーズとして再編集した「愛のむきだし」のように、
今回の映画をベースにドラマ化する…というアイデアはどうだろう?(唐突に偉そうな提案) ダメかなぁ…良いと思うんだけどなぁ… (´・ω・`) ダメ?
現在の実写版「ジョジョ」の状況を表す
「範馬刃牙」の一コマを貼っておきますね。

おしまい (´・ω・`) ダメ?
原作コミックのkindle版&カラー版。全巻、買い直しましたよ。
サントラでございます。
ビジュアルブックなんかも出てたのね。意外と悪くなさそう。
映画のノベライズ。これはこれで興味あります。
非常に評判の良いアニメ版も貼っておきますね。
今年観た漫画原作の三池崇史監督作。僕の感想は
こんな感じ。