普段本気で怒らない奴ほどマジギレしたら凄く怖いって話
今書いているシリーズものも書いてはいるんですけど、なんて言うかその、飽きt…オッホンッ
行き詰まったので、息抜き程度に書いてみました。まぁ、シリーズの方も書き溜めているのでその内投稿します。
また、そのシリーズに飽きたら違うシリーズも投稿しようかな?って思ってます。
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何時もの様に銀時と高杉は向かい合って竹刀を打ち合っていた。ふと、木刀が打ち合った衝撃でぶっ飛んで行った。此れで勝負は終了となり、5戦中4勝1敗の銀時が総じて勝利を収めた。
「はーい。また俺の勝ちぃ〜。此れで今日の勝負はお終いな。」
と、竹刀を自身の肩に乗せ顔に笑みを浮かべて高杉を見下ろした。
「…もう一回だ!!もう一回勝負しろ!!勝ち逃げなんて許さねぇ!!」
高杉は落ちた竹刀を拾い、銀時に突きつけた。
「はぁ。あのさぁ悔しいのは分からなくもないけど、俺もう疲れたの。だってもう5戦もしたんだぜ?俺もう糖分切れた、「俺に負けるのが怖くてそんなこと言ってんだろ?」
銀時が言い終わる前に被せる様に話た高杉は煽る様に言った。
「はぁ?んな事いつ、誰が言ったよ?いい加減にしろよ?俺もう疲れたんだよ。」
少しだけ語気を強めて苛ついた様に言った。
「そう言って、逃げるつもりだろ?お前は何時もそうだな。町の連中に罵声を浴びせられても、石を投げられてもテメェはで戦わなきゃいけねぇとこで戦わねぇんだ!!そんなんだから、先生に迄余計な噂が立つんだ。お前が居るせいで!!「高杉!!貴様、黙って聞いていれば!!いい加減にしろ!!銀時に構ってもらえていないからと言って其処迄言う必要は無いだろう!!」
黙って聞いていた桂が間に口を挟み、高杉を咎めた。高杉も自分でも言い過ぎたと思ったのか俯いて黙りこくってしまった。
「……わ、た。」
銀時が皆んなに聞こえるか聞こえないか位の小さな声で何かを言った。
「銀時…?」
桂が銀時に近づこうと一歩踏み出すと銀時は再び口を開いた。
「判った。もう、良い。」
高杉は其の言葉を聞いて俯いていた顔を上げ、銀時の顔を見た。
銀時の瞳は、何時もは、死んでいる目にも生気が宿っている筈が今は、美しい赤い瞳は虚な目になっていた。
「ぎ、銀時!!ごめ、、、」
高杉が謝ろうとした所で銀時は持っていた竹刀を床に落として出入り口に立て掛けてあった何時も持っている刀を持って出て行ってしまった。
銀時が出て行ってしまって少し経った後、其の場にフリーズしたままだった高杉達は桂がいきなり高杉を殴った事で又其の場はざわつき出した。
「ッ!!高杉!!貴様何を考えてあんな事を言ったんだ!!銀時が其の事を気にしていたのはお前も判っていただろう!!」
と桂は激怒して言った。然し、そんな叱りは高杉に届かず高杉は銀時が出て行った所をボーッと見ていた。
「聞いているのか!!高杉!!」
桂は又高杉を怒鳴り付けて来た時、不意に他の子供でも無いよく知った声が桂達に掛かった。
「小太郎。外にまで怒鳴り声が響いていますよ?どうかしたのですか?」
其の人物はとても穏やかな声で、其の場にいた全員を落ち着かせた。
「おや、晋助は怪我をしていますね。此れは、試合で出来たものでは有りませんね。小太郎?何があったか詳しく説明して頂けますか?」
松陽は大体何があったのかを理解したが、本人達に一応確認をしておくべきだと思い、いつも通りの優しい声色で尋ねた。
「…高杉が、銀時に構ってもらいたいが為に彼奴が気にしている事を凄く言っていて其れで銀時が怒って出て行ってしまったんです。其れで俺、頭に血が昇って…」
そう言った所で桂は俯いてしまった。自分でも殴ったのは良くなかったと思ったのだろう。
「そうですか。確かに、殴るのは良くなかったですね。然し、晋助。君も殴られるだけの悪い事をしたんですよ?其れは分かっていますか?」
諭す様に高杉を刺激しない様に気を回して然し、其れでいてハッキリと厳しい声色で言った。
「…はい。すみません…。」
高杉は珍しく消え入りそうな声で謝った。
「晋助、其の謝罪は私ではなく銀時に向けるべきです。だから、銀時を捜しに行きましょうか。」
何時もの穏やかで優しい声で松陽は一緒に銀時を捜しに行こうと提案をした。
「先生…俺は、銀時に酷い事を言いました。銀時は彼奴は俺を許してくれるでしょうか。」
高杉は拳を握って震える声で問いた。
「其れは、私も分かりません。だけど、例え銀時が君を許してくれなくても其の謝罪はきっと、銀時にも届くと思いますよ。」
松陽は微笑んで高杉の頭を撫でた。
「さぁ、時間が有る人は銀時を捜すのを手伝ってくれませんか?彼の子は隠れんぼが得意で、私たちだけでは見つけるのは夜になってしまいます。」
と言うとハイハイ!!と手を挙げてまで一緒捜すと其の場に居た全員が応えてくれた。
「ふふっ、晋助、此れで捜さないなんて事は言えなくなりましたね。」
悪戯っ子の笑みを浮かべた松陽は、他の子供達と共に道場から出て行った。
道場に残ったのは高杉と桂だけだった。
「…高杉、さっきはいきなり殴って悪かった。」
桂は高杉の前に立って謝罪をした。
「別に…俺もあれは言い過ぎたと思うし、お前が止めなかったら未だ彼奴に酷い事を言っていたと思う。だから、お前は謝るな。」
高杉は少し照れた様に外方を向いて話した。
「ふっ、そうかそうか。ならば俺達も早く銀時を捜しに行くぞ!!」
「ああ!!」
そう言った二人は道場から飛び出して行った。