投手陣にアクシデント続出の緊急事態も…巨人で抜群の安定感誇る「魔球の使い手」は
シュートの改良にも着手
田中瑛の代名詞が右打者の内角に食い込むシュートだ。日本ハムでは一軍に定着できなかったが、24年オフに現役ドラフトで巨人に移籍すると、阿部慎之助監督からシュートについて「素晴らしい球。武器にしていこう」と言われたことで野球人生が変わった。ピンチの場面でも打者の懐に投げ込んで抑え続けたことで、伝家の宝刀に。62試合登板で1勝3敗36ホールド、防御率2.13と大ブレークした。 田中瑛はシュートについて、「球速を上げたいですね。球質はボールによっても、気候によっても変わったりするので、一定にしようという気持ちはそんなにないんですけど、球速はそういうことにあまり影響されない。アベレージを0.5キロ、1キロと少しずつ上げていきたいというのはありますし、その上でコマンド力もさらに必要です」とさらに磨いていることを明かした上で、フォークの改良にも乗り出している。 「シンプルに落ち幅を出すということです。バットに当てさせないようにすることを意識してやってきました。去年のフォークに比べればすごく自信を持つことができています。あとは再現性ですね。同じ一定の球質の球を投げ続けることができるかと言われると、まだ難しさがあります。いい球もあるけど悪い球もあるという状態では、ここ一番のときに使いにくくなってしまう。ゲームを通して、自分にもっと自信をつけていかなければなりません」 ブルペンに不可欠な存在となったが、まだまだ発展途上だ。リーグ優勝に向け、勝負どころのマウンドで輝き続ける。 写真=BBM
週刊ベースボール