ストーリー

神宮、ハマスタの土は道産子 農業支えた土管技術、強豪校からも注文

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三木一哉
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〈実は道産子〉③

 神宮もハマスタも実は、道産子の土を使っていた。

 「そちらの土を使いたい」。北海道名寄市の名寄土管製作所が神宮球場からそう打診されたのは2020年6月だった。ヤクルトスワローズの選手がしっかり足を踏ん張れる「硬さ」を求めているという。

 地元の土を加工した「焼成土」(アンツーカー)約5トンを神宮球場へ送った。納入した量は全部で68トン。深さ10センチほどに敷きつめ、圧力もかけて硬くした。仕上げに粗いざらめ状の土を薄く敷いた。選手からは「硬くていい」と好評だ。

 さらには21年夏、横浜ベイスターズの本拠地、横浜スタジアムからも注文が舞い込んだ。神宮で試合したベイスターズの投手から「あそこは投げやすい」との声があがり、球団が「神宮と同じ土にしてほしい」とスタジアムに頼んできたという。

 22年3月、JRコンテナ6個分、27トンの焼成土を運んだ。マウンドやホーム周辺、ベース周辺で深さ8センチほど土を入れ替えた。

 名寄土管製作所は、もともと素焼きの土管のメーカー。1936年に創業した。

 土管を通すことで、土中の余…

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この記事を書いた人
三木一哉
北海道報道センター|後志地方、科学医療等
専門・関心分野
相模原の歴史、東アジアと日本のかかわり、公共交通など