インタビュー

第10回「上だけが女性でも後が続かない」 女性初が報道され続ける背景は

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聞き手・熊谷姿慧 杉山あかり
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 「女性初」という表現を見聞きしたとき、あなたはどう感じますか? 勇気づけられ、尊敬するという人もいれば、違和感を抱くという人もいるでしょう。「女性初」が取り上げられ続ける現状について、田中東子・東京大学大学院情報学環教授(メディア文化論)に聞きました。

 ――今でも日本では「女性初」が生まれています。

 日本では現在でも「女性初」が話題になります。それは、あらゆる場で女性がいまだに少ないから。なぜ少ないままなのかというと、女性がリーダー経験を積む機会が少ないという構造があるからです。

 最近は「女性比率を上げよ」ということで、女性をいきなり取締役や部長など、上の方の責任あるポストに就けることが増えています。男性の場合は、普通の会社だと、若いときから係長、課長と「長」をやる機会がたくさんある一方、女性はリーダーの役割を割り当てられることがそれまでほとんどない。

いきなり責任ある役割を担えと言われても

 教育現場でも、無意識に男性…

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この記事を書いた人
熊谷姿慧
ネットワーク報道本部
専門・関心分野
福祉、教育、ジェンダー・セクシュアリティ
杉山あかり
政治部
専門・関心分野
民主主義、ジェンダー、防災、人口減少

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