開演前にストレッチをしながらサンケイスポーツの取材に応じる丸山隆平=東京・東池袋(撮影・土谷創造)
人気グループ、SUPER EIGHTの丸山隆平(42)がこのほど、東京都内で取材に応じ、上演中の主演舞台「oasis(オアシス)」で〝理性との葛藤〟を明かした。丸山は激しく純粋な愛情で脳性麻痺を持つ女性を愛する主人公を熱演。3月14日に開幕以降、理性的に役柄の本能を解放するという難題をテーマに、「一番危ういピュア性を表現したい」と奮闘している。
上演約3時間前の東京・池袋のサンシャイン劇場。客席が無人の舞台で役柄衣装の丸山はストレッチをしながら「本能で生きる役を演じる上で、理性を一度排除しなきゃという部分ですごく焦りました」と明かした。
主演舞台「oasis」は韓国の同名映画を世界で初めて舞台化。丸山は前科者のジョンドゥ役で、ダンサーの菅原小春(34)演じる脳性麻痺のコンジュとの狂おしい純愛模様を演じる。
先月14~30日のサンシャイン劇場公演を終え、今月4日から大阪・森ノ宮ピロティホールで上演中。役作りでは、過去に務めたTBS系情報番組「サタデープラス」でのMC経験などをあげ、「あれをしてはいけないとか、思ったより自分を律する理性が育っていると感じた」と説明した。
理性の排除を考えるも舞台自体は〝演じる〟という理性的な行為。「アプローチがすごく難しい」と摸索する中で、日常からヒントを得た。
「皆さんも経験しているかもしれませんが、笑い方も印象が違って、目が笑っていないとか…笑顔の奥にあるものが本能なのかと」。具体的な演技プランではなく、毎回の上演で変化するジョンドゥとしての〝本能〟を大切にしている。
一方、約2時間弱の上演は「肉体的にずっと動いていて、演出で小道具の移動など舞台転換もやります」と説明。「階段の上り下りも多く、コンジュをおんぶしたり、お姫さま抱っこしたり、体が結構ゴツくなりました」と筋トレ効果をユーモラスに明かした。
上演期間は「まず体を回復させたいので、お酒も控えてます」と節制する一方、「社会の中では出してはいけない、丸山隆平のキラキラした部分を掘り起こす作業にもなっていて、セラピーのような感覚もある」と告白。社会から解き放たれた感情を覚えながら「一番危うい、人間のピュアな部分を表現したい。そのピュアな炎が、実はすごく魅力的な香りがするのかもしれないですね」と上演を重ねながら進化していた。(山内倫貴)
★共演・菅原小春「本能的な方」
EIGHTでアイドルの輝きをみせる姿と違い、俳優の表情で役柄と向き合う丸山は共演の菅原に言及。「すごく本能的な方で、芯が強くて深い愛情がある」と刺激を受けていた。舞台とライブの疲労感については「ライブはどうにでもなる」とファンの声援が原動力。トレーナーのマッサージや入浴などで回復に努め、今作では「ジョンドゥを(自分に)つなぎとめる作業が続いています」と明かした。大阪公演は12日まで。17~19日には愛知・東海市芸術劇場大ホールで上演される。