備蓄原油について
「タンク底にスラッジがあるから統計上の数字は当てにならない」
という話が流れているが、これはかなり悪質だと思う。
IEAの備蓄基準では、緊急備蓄として数える在庫について、タンクボトム等の不可利用分を考慮して10%控除する仕組みになっている。
つまり、そういう問題を全く無視して「満タン全部使える前提」で備蓄日数を出しているわけではない。
もちろん個別タンクごとの品質管理や運用上の問題はあり得る。
しかし、それを示す具体的なデータも出さずに、
「統計は当てにならない」
「備蓄は八掛けで見るべき」
とだけ書くのは、制度を知らない人の不安を煽るだけ。
本当に精査を求めるなら、まずIEA基準で既に何が控除されているのかを説明すべき。
そこを隠して“備蓄は実は使えない”かのように見せるのは、批判ではなく印象操作に近い。
Quote
境野春彦 | エネルギー問題
@LPGadvisorJP
備蓄原油が全部は使えない
何十年も数種類の原油がタンク内に貯蔵されているので、たまに攪拌したぐらいでは下層に蓄積するアスファルテンやらスラッジみたいなジェル状の塊が取れずに、これらが全く使えないとのこと。