明大が立大に雪辱 光弘帆高が不振脱却の決勝打 「ボールがしっかり見えていた」/東京六大学
東京六大学野球春季リーグ第4週第2日(2日、明大13-3立大、神宮)明大が大勝で1勝1敗とし、3回戦に持ち込んだ。開幕から不振に苦しんでいた光弘帆高内野手(4年)=履正社高=が勝ち越しの3点三塁打を放ち、勝利を呼び込んだ。 目先の結果にとらわれず、開き直ったことで殻を破った。光弘の試合前時点での打率は・059(17打数1安打)。電光掲示板に映し出される成績が目に入り、「(打率が)低すぎて、『これ以上、(数字が)下がることもないや』ぐらいの気持ち」と欲を捨てて臨み、どん底から抜け出した。 見せ場は2-2の六回に訪れた。1死満塁の絶好機で直球を振りぬき、右中間へ。「抜けろという気持ちで走った」とダイヤモンドを駆け抜け、走者一掃の3点三塁打で勝ち越しに成功した。 「今までは結果を出そうと(いう気持ちに)なっていた。そうではなく、余裕を持って打席に臨むことを心がけた。今日はしっかりボールが見えていたので、それが結果につながったかな」 打席に立つ直前のゲキも効いた。打席に立つ前に戸塚俊美監督から「インコースに(球が)きたら当たれ!」とまさかの指令。その心は「肩の開きを早くしないように。バスターの感じだと(球を)上から肩を残しながらたたけるので、そのイメージで」。指揮官が説明した。 光弘は不振だったこれまでの日々を「打撃練習では良いのに、打席で結果がずっと出てなかった。『どうしたらいいんだろう』という気持ちとの戦いだった」と振り返る。そんな時に手を差し伸べてくれたのが、チームメートの内海優太の兄で、社会人野球のHonda鈴鹿でプレーする壮太(法大OB)だった。弟の優太を通じて連絡をもらい、打席での準備の大切さを説かれて目が覚めた。試合に向けて準備を重ねたことで、結果がようやくついてきた。 チームは4勝3敗で4位。2季連続優勝へ、負けられない戦いは続く。