【閲注・CP注意】日車「ここは…?」

  • 1二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 03:18:27

    ぴちゃ、と水滴が落ちる音がする。その音が自分の額から鳴っていることに気が付いて、自分が床に転がされている状態だということを自覚した。

    ゆっくりと目を開く。目の前には白い、光沢感のある壁。

    「…ここは…?」

    腕を動かそうにも後ろ手に拘束されているようで叶わない。ぐらぐらと揺れる脳を叩き起こし、視界を上へ向けた。
    またもや上には白い壁、そして眠気まなこには眩しい照明。一箇所、天井に何枚も板が打ち付けられている。執拗なそれは、絶対にここを開けさせないとするようだった。
    そうしてもう1つ。視界に入ったのは

  • 2二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 03:21:47

    「シャワー、ヘッド?」

    幸い下半身に拘束はない。床に額をつけ脚を折り、地に足をつけて立ち上がる。汚れひとつない浴槽、真っ白な壁、垢もない床。シャワーヘッドから垂れ落ちた水滴が、タイルの上に溜まっている。

    これは

    「…監禁か」

  • 3二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 03:39:38

    虎杖×日車の監禁モノ安価(ときどき🎲)スレです。
    探索、対話、諸々の選択によってルートが変わります
    基本的なENDはTRUE、NORMAL、BADの3種類。
    その他特殊なフラグを踏むと???ENDが追加されます
    ルートによっては別CPが生えるかも…?なので虎日固定の方にはあまりオススメできません。
    閲注は主に残酷な描写によるものです。えろんえろんでは基本的にありませんので悪しからず

    みんなで日車をうまく監禁から救い出そう!
    LETS、脱出!

  • 4二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 04:01:54

    こんな時間に面白そうなスレを立てるんじゃあないッ!!

  • 5二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 04:03:52

    はー待て待てこんな時間に立てるなバカ

  • 6二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 04:09:31

    よし、5まで埋まって一安心

  • 7二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 06:27:55

    たて乙
    10までいくぞ

  • 8二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 06:31:19

    立て乙

  • 9二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 06:55:07

    たておつ

  • 10二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 07:13:30

    たておつ
    CPだけどたとえば監禁共依存みたいなのはメリバエンドなのかな?

  • 11二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 11:08:50

    攫われる際に頭でも殴られたのか、やけに頭が痛く重い。誰が何のために、俺をここに?考えてみるも心当たりは特にない。いや、恨まれる理由ならそれなりに持ち合わせてはいるが…五体満足にここに居ることが、その理由を否定しているように思える。


    「ではなぜ…?」


    何か頼りになるものはないかと昨日の記憶を手繰るも、不審なものは何1つない。21時頃からの記憶がないのを鑑みるに、大体そのくらいの時間に攫われたのだろう。丁度、駅に行く道中だった。1人で夜道を歩いていれば、背後から襲うのも容易い。問題は…


    いや、これ以上理由や相手を考えていても仕方がない。全てはこの浴室を出て、安全な場所へ逃げ込んでから考えることだ。幸い腕は拘束されていても、足は動かせる。この拘束の甘さだ、きっとこの部屋にもどこかに、そういった「甘さ」がある筈。隅々まで調べれば、きっと…


    「まずは…>>14を調べるか」

  • 12二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 11:12:18

    【現在探索可能箇所(随時追加)】
    ・浴槽
    ・鏡
    ・天井に打ち付けられた板
    ・通気口
    ・照明
    ・風呂の扉
    ・排水溝
    ・浴室リモコン
    ・シャンプー類

    脱出、その後の展開に必要な情報、物があるのは数個。
    何の役にも立たない、ダミーの探索箇所も混じっています。
    その他、調べたいものややりたい事は遠慮なく安価で!
    どうしても困った場合だけ再安価します

  • 13二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 11:25:49

    排水溝

  • 14二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 11:28:22

    着衣風呂繋がりで浴槽

  • 15二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 11:36:35

    ▶︎浴槽


    表面に光沢がある白い浴槽だ。ごく一般的なサイズで、俺が入ると少し足が余る程度だろうか。触ってみても特に異変は無い。それどころか汚れひとつなく、垢により生じる僅かな凹凸が指に突っかかる感覚すらなかった。


    「一度も使われていないのか…?」


    電気屋に置いてある、風呂場の一角を切り取ったようなショールームを思い浮かべた。それ以上に無骨ではあるが、生活感のなさは似ている。少なからず、シャワーは使われていたような形跡が、僅かにあるが…


    「まずは腕をどうにかしてからだな」


    シャワーヘッドの内部を見れば、ここが使われていたかどうかの判断はできる。縄を切れるものが、どこかにないだろうか


    「次は…>>17


    【探索可能箇所】

    ・浴槽✓

    ・鏡

    ・天井に打ち付けられた板

    ・通気口

    ・照明

    ・風呂の扉

    ・排水溝

    ・浴室リモコン

    ・シャンプー類

    ・シャワーヘッド←NEW!

  • 16二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 11:41:13

    照明

  • 17二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 11:42:21

    風呂の扉

  • 18二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 12:25:53

    ▶︎風呂の扉


    ごく一般的に思える風呂の扉だ。風呂の扉には幾つか種類がある。開き戸、引き戸、折れ戸の3種類が基本的だ。これはその中でも開き戸に該当する。浴室側に開く戸であるから、無理に体当たりをしたところで開くことはないだろう。


    「一応、試してみるか…」


    上体を屈めてドアノブに顎を乗せ、下へ押し込んでみる。まぁ当たり前に開く訳がない。鍵はどこに、と扉を調べてみれば思ったより近くにそれはあった。


    「…金属板?」


    ノブのすぐ下に、厳重に金属が打ち付けられた箇所がある。内鍵をかけるためのつまみを切り落とし、上に金属板を打ち付けたのだろうか。


    基本的に風呂場やトイレの鍵というのは「間仕切錠」というものになっていることが多く、外からも鍵が開閉できるものが大半だ。


    「つまり、内側から鍵の開閉をできないようにして、内鍵を外鍵として代用しているということか」


    外付けの鍵がまた別にある可能性はあるが…それはそうとして、これは悪くない収穫だ。こういった簡易的な鍵の多くはラッチによる施錠が多方を占める。つまみを回すことで、鎌状のフックのようなものが回転し、それが対となる溝に引っかかることで扉が開かなくなるのだ。


    ドアの溝に何かを差し込んで、ラッチを押し込めれば簡単に解錠できる。


    「ドアの間に差し込める厚みで、ラッチを押し込める程度の強度があるもの、か…」


    そんなもの、一体どこにあるというのだろう?


    「さて、次は…>>21

  • 19二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 12:27:52

    【探索可能箇所】
    ・浴槽✓
    ・鏡
    ・天井に打ち付けられた板
    ・通気口
    ・照明
    ・風呂の扉✓
    ・排水溝
    ・浴室リモコン
    ・シャンプー類
    ・シャワーヘッド

  • 20二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 12:29:31

    シャンプー類

  • 21二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 12:33:23

    排水溝

  • 22二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 12:35:19

    プレイヤーとして日車動かして脱出ゲームするの面白いな

  • 23二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 12:57:48

    ▶︎排水溝


    どうにか足でタイルの目隠しを外せば、特に変わった所のない排水溝があった。軽く覗いてみるも、頭髪などの毛は絡まっていないし、水垢もカビも見当たらない。よく掃除されている、と言ってしまえばそこまでか。


    それより、目に付くものがある。


    「…!」


    毛絡め取る為のゴミ受けの底に、茶色の何かが落ちている。ゆっくりと身を屈め、床に膝をついて覗き込めば、それが十円玉だということに気がついた。


    銅イオンの殺菌・抗菌作用は、ヌメリや悪臭の原因となる雑菌の繁殖を抑える効果がある…なんて話は一人暮らしの準備の際に、どこかで聞いたものだ。排水溝のゴミ受けに十円玉が入っている理由なんて他には思い付かない。


    「途端に生活感が出てきたような…」


    口を近付けて咥えようにも、奥に窄まる形のそこからコインを取り出すのは難しい。無駄に口と舌を疲れさせ、綺麗に掃除されたそこを汚すだけに終わった。


    「両手の自由が恋しい、なんて獄中以外で思うことになろうとはな」


    そんな乾いた笑いも浴室内に虚しく響き渡るだけ。それでも、ただ無音でこの空間に放り出されるより、何か言葉を発していた方がずっと、正気が保たれるような気がした。


    「次は…>>25

  • 24二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 12:59:42

    【探索可能箇所】
    ・浴槽✓
    ・鏡
    ・天井に打ち付けられた板
    ・通気口
    ・照明
    ・風呂の扉✓
    ・排水溝✓
    ・浴室リモコン
    ・シャンプー類
    ・シャワーヘッド

  • 25二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 13:02:11

    縄を切れるものがいるよね

  • 26二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 13:42:38

    ▶︎鏡

    綺麗に浴室内を映す鏡だ。ウロコもなければ、僅かな曇りもない。コーティング剤でも塗布しているのだろうか、施工したばかりに思えるが、掃除と手入れの工夫によっては、数年この状態を保つことも可能だ。

    「この室内では、唯一の割れ物か」

    これを割ることができれば、その破片で縄を切れるかもしれない。この狭い浴室内でこれを割るということは、足裏などの他の場所に、多くの切り傷を作ることになるだろうが…そんな事は言っていられない。

    身体を横にし頭を引いて、鏡の中心に肩が当たるように、思い切り身体を打ち付けた。ゴッ、と鈍い音がして、身体に痛みが走る。

    「〜〜〜ッ…!!」

    …分かってはいた。風呂用に加工された、その上新しそうな鏡がそう簡単に割れる訳がないと。そもそも、呪術師であった頃の俺は、むしろ周囲より非力な立ち位置だった。そんな俺がただ体当たりをしたところで壊れるものは高が知れている。

    ガラスを割る際もそうだが、基本的にこういったものには広範囲の衝撃はあまり効果が無い。棒状の硬いもので一点に力を加えるのが1番効果的だ。ただ、そんなものはこの空間に存在しないし、まずそれを握る為の手は拘束されている。



    動いた衝撃でジャケットとシャツの間から抜けたのだろうか、首から垂れるネクタイが目に入った。それを浴槽の縁に引っ掛けるようにして、口元に寄せて、咥える。ギリ、と繊維を歯が噛み込む音がした。

  • 27二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 14:05:44

    靴履いてなかったか!わーごめん日車…

  • 28二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 14:11:16

    シャンプーのぬめりで拘束解けたりしないかな?

  • 29二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 15:07:02

    「ふッ、───ッ"、ぐ!!!」

    先程より更に鈍く、大きな音が浴室内へ響く。鏡へ衝撃を与える度に、脳へ直接同じ衝撃が反響して酷い目眩がした。

    それでも、肩や腕の側面を打ち付けるよりずっと力点は狭められる。額が酷く熱い、悲鳴を上げそうになるのをどうにか噛み殺す。痛みが頭を刺し続ける、タイを噛み締めていなければどうにかなりそうだった。額から流れる血液が鉤鼻を伝って深緑の布地に滲む。鉄の匂いが鼻先を掠めた。

    他に方法はあったのかもしれない。もっとマシな、何かが…排水溝にあったあの硬貨。あれを取る方法が分かった後であるなら、十円玉を咥えた状態でそれを打ち付けた方がずっとダメージは少なかった筈だ。口で取れないなら何か吸盤のようなものがあれば。風呂場であるなら探せばきっと、そんなものもあったかもしれない。

    「(ただ、そうやって考えられるほど。俺も正気じゃなかったんだ)」

    ミシ、と先程とは明確に違う音がした。固く閉じていた瞼を開けば、僅かに赤く霞む視界。目の前の鏡には大きくヒビが入っていた。

    「…ハ、…っ」

    割れて、壁から剥がれかけている鏡の1片に前歯を差し込むよう、噛み付く。力を込めて頭を引けば、僅かな破片をこぼしながら、ひび割れて他から離れたその1片が壁から剥がれた。口の端が切れたのだろうか、先程よりずっと明瞭に、口内を血の味が満たす。

  • 30二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 15:43:30

    咥えたそれをゆっくりと、これ以上割れないように床へ置いた。カラ、なんて乾いた音を響かせて掌ほどのそれがこちらを見上げる。眩しい程に綺麗な鏡面に、自分の顔が映り込んだ。


    「…ハハ…酷い、顔だな」


    痛みに歪んだ顔が、更に笑みを浮かべようとして歪む。痛々しく額から流れる血液がその鏡面にも垂れ落ちて、それ以上表情は見えなくなった。


    立ち眩みが酷い。あまりに、立っていられない。タイルに落ちた鏡の僅かな破片が、光を反射してキラキラと輝いていた。それに触れないように腰を床につく。足で一度は退けた排水溝の蓋を嵌め直し、床に転がったままの鏡の破片を再度咥える。蓋と床の間の僅かな隙間にそれを差し込んで、浴槽の壁に凭れさせる形で刃を立てた。腕が縛られている以上、細かい作業は基本口で行うしかない。まるで四足歩行の動物になったようだった。


    「…ふ、ッ…ぅ、切れ、ろ…ッ…」


    後ろ手に、刃へ何度も縄を擦りつける。少しづつ、より合わせられた繊維の一つ一つが、切られていく音がする。その全てを切り、腕を自由にするにはあまりに途方も無い進捗。…それでもそうするしかないのなら、そうすべきだ。どれほどの時間が経ったのだろう、所々手の皮膚を切りながら、漸く俺は縄を全て解き終えた。


    「…無造作に鏡を割っていれば、今頃床は撒菱まみれ、どころの話ではなかったかもしれないな」


    この程度の負傷は見過ごして、寧ろ悪くなかったのだと思い込むべきなのだろう。そうしなければ、心が持たなくなってくる。額に血塗れになったネクタイを当てながら、ゆっくりと立ち上がる。


    「…次は、>>33

  • 31二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 15:44:05

    反転回せるのか分かんないけど止血は早めにするんだ日車!
    脱出する前に死んじゃうぞ!

  • 32二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 15:46:05

    天井に打ち付けられた板

  • 33二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 15:49:03

    天井に打ち付けられた板

  • 34二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 15:49:24

    【探索可能箇所】
    ・浴槽✓
    ・鏡✓
    ・天井に打ち付けられた板
    ・通気口
    ・照明
    ・風呂の扉✓
    ・排水溝✓
    ・浴室リモコン
    ・シャンプー類
    ・シャワーヘッド

    [おめでとう!]
    ▶︎両腕の拘束が解かれました!

  • 35二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 16:32:50

    ▶︎天井に打ち付けられた板


    執拗に、何枚も何枚も、天井に木の板が重ねて打ち付けられている。絶対に開けさせないとするように、固く。


    「この下には、何が…」


    その内の板に触れれば、指先を僅かに刺すような痛みに襲われた。指先を見ればささくれだった木が針のように刺さっている。それをつまんで、抜き取れば玉のような血が滲み出てくる。負傷を目の前にして初めて、思考の端から引っ張り出せた…そうか、反転術式。額の出血も、手の傷も治してしまえば何の問題も


    「…使えない?」


    確かに呪力は感じる。呪力ごと封じられた訳ではなさそうだ、それでも反転術式は回せないどころか、呪力での肉体強化もできない。…そうか、呪力操作を封じられているのか。試しにジャッジマンに呼び掛けてみるも、全くもって応じてくれない。式神の呼び出しも呪力操作に含まれるのだろうか?


    幸い、切り傷は多いが出血は僅かだ。額からの流血も、既に止まりつつある。それよりも、あの板の裏を。浴槽の縁に乗り上げ、板の隙間へ目を凝らした。恐らく、天井裏に繋がる蓋だろうか?押し上げれば中身が見えるかもしれない、指に木が刺さるのも厭わず伸ばして押し上げた。中身は依然闇だが…


    「何だ、あれは」


    どこか禍々しい色合いの球体。1部分しか見えない為、全体がどのような形をしているのかは分からない。だが、中途半端に外されている札から、恐らく呪具か何かだろうと察しがついた。ただ、これ以上は手が届かない。


    「…ここに俺を閉じ込める理由に、関係するのだろうか」


    次は >>37

  • 36二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 16:33:59

    【探索可能箇所】
    ・浴槽✓
    ・鏡✓
    ・天井に打ち付けられた板✓
    ・通気口
    ・照明
    ・風呂の扉✓
    ・排水溝✓
    ・浴室リモコン
    ・シャンプー類
    ・シャワーヘッド

  • 37二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 16:41:22

    シャワーヘッド

  • 38二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 19:46:48

    ▶︎シャワーヘッド


    片手で握れるほどのシャワーヘッド、恐らく小ぶりな方に入るのだろうか。一時期俺が持っていた東京の家のものよりは小さい。


    「…水は、出るな」


    そういえば自分を起こしたのもここから垂れる水だったと思い直す。ライフラインがしっかりしていることを考えるに、都内の廃れた廃墟だとかそういうことでは無さそうだ。


    「元より誰かが使って、手入れしている痕跡はあったしな…」


    ホースからヘッド部分だけを取り外し、内部を覗き込む。シャワーヘッドの内部は基本的に2日程度でカビが生じ、1週間も手入れをしなければ黒ずんでくる。…1回使用した後、繁殖し続ければその分黒ずみは増える為、どれだけ汚れているかでこの場所がいつまで使われていたのものなのかが分かる。逆に、微塵も汚れがなければ使われていない、または直前に掃除されたものということだ。


    「…目立ったカビはないな」


    多方予想通りの結果に1つ息をつく。どこにも汚れのなかった浴室、それを管理する人間がここにまで気を遣わない訳がない。ふと、接続部の凹凸を指の腹でなぞった。今まで何の汚れも、突っかかりもなかった浴室内に、異質なものが指に触れた。ほんの僅かの、それでも確実に存在した汚れ。指先に付着した黒。つまりそれは、ここを直前まで使っていて、俺を運び出す直前に掃除をした。そういうことだ。


    「…」


    つまり、ここは監禁している犯人の生活圏内、簡単に接触できる場所である可能性が高い。別室に居る可能性も、居なかったとしても途中で様子を見に帰ってくる可能性もある。


    「のんびりはしていられなくなったな…」

    「できる限り、接触はしたくない。尚更、手早く出ていかなければ」


    次は >>41

  • 39二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 19:49:01

    シャンプー類

  • 40二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 19:49:21

    【探索可能箇所】
    ・浴槽✓
    ・鏡✓
    ・天井に打ち付けられた板✓
    ・通気口
    ・照明
    ・風呂の扉✓
    ・排水溝✓
    ・浴室リモコン
    ・シャンプー類
    ・シャワーヘッド✓

    ▶︎ [ 時間制限 ] が設定されました。
    秘匿でカウントが進み、一定を超えるまでに脱出が行われない場合、虎杖悠仁と強制的にエンカウントします。
    これは、END分岐に大きく影響します。

  • 41二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 19:56:12

    通気口

  • 42二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 19:57:07

    もう一度排水口→扉のチェック

  • 43二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 20:33:46

    ▶︎通気口


    浴槽側の壁の上の方に設置されている通気口だ。少し古いタイプの風呂をリノベーションしたのだろうか、最近は天井に換気扇とドア下に通気口がある場合が多く、こういった壁に別で設置されているタイプはあまりお目にかかれない。指でなぞってみても埃が溜まっている様子はない、他と同じくよく掃除されている。


    「…カバーが薄い」


    やはり古い型なのだろう。珍しく通気口のカバーが薄く、変な湾曲も無かった。軽く押し込んでみれば、中心が軽く凹む。小学生の時に使っていた、下敷きを彷彿とさせた。あの頃は下敷きの柄だとか、キャラ物だとかで同級生は騒いでいたものだが、自分はそういった話には混ざれず青色の透明なものを使っていたな、と昔のことをなぜか思い浮かべた。


    あまりいい思い出でもないはず、今はそんな事を考えている暇はないというのに。


    気を取り直してカバーの網部分へ指を突っ込み、前後に動かしてみた。多少がたつくことから、恐らく取り外せるのだろう。


    「構造は思ったより単純らしいな」


    正方形の角を4点、ネジで留られている。ネジはそこまで小さくなく、そして頭部には一文字のすり割りがあった。所謂、マイナスネジだ。プラス溝のものよりずっと開けやすい。


    外せれば、このカバーはあのドアの隙間にも通るかもしれない。実際は測れもしないため、確証はないが…


    「…それでも、やってみる価値はある」


    マイナスドライバーの代わりになるものなら何でもいい、何か、何か無いか


    次は >>46

  • 44二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 20:34:50

    【探索可能箇所】
    ・浴槽✓
    ・鏡✓
    ・天井に打ち付けられた板✓
    ・通気口✓
    ・照明
    ・風呂の扉✓
    ・排水溝✓
    ・浴室リモコン
    ・シャンプー類
    ・シャワーヘッド✓

  • 45二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 20:37:45

    これって既に探索した箇所はなしだよね?

  • 46二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 20:38:30

    十円玉なかったっけ
    マイナスドライバーの代わりにできんかな

  • 47二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 20:45:22

    >>45

    全然ありです!回収できていない、使えなかったアイテムが他で使える可能性は全然あります。

    他の箇所にもまだ「対話の際に使える情報」「真相に近付けるかもしれないフラグ」がありますが、第一優先はここから脱出をすること。回収しようと躍起になっていると、時間制限が迫ってしまいます。上手く頃合いを見て逃げ出しましょう!

  • 48二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 21:09:01

    ありなんですね!よかった
    時間制限来るとBADENDか全て探索する時間はなさそうかな

  • 49二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 21:43:04

    このレスは削除されています

  • 50二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 21:44:11

    【探索可能箇所】
    ・浴槽✓
    ・鏡✓
    ・天井に打ち付けられた板✓
    ・通気口✓
    ・照明
    ・風呂の扉✓
    ・排水溝✓
    ・浴室リモコン
    ・シャンプー類
    ・シャワーヘッド✓

    ▶︎マイナスドライバー CLEAR!

  • 51二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 21:53:07

    浴室リモコン

  • 52二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 22:01:47

    マイナスドライバー → [ 十円玉 ]


    「…!そういえば」


    未だに目隠しのタイルの間に刺さったままだった鏡の破片を抜き取り、排水溝を開ける。そのゴミ受けには十円玉が3枚。先程は腕が拘束されていたから手に入れられなかった。1枚、手に取れば少しかさついているように思える。


    「先程これでもかと舐めたからか…」


    心境的に居た堪れず、少しシャワーを出してそれを濯いだ。そして、真新しく輝くそれの年表を見る。


    「令和5年…今年のものか」


    こういったものは基本的に、入居してすぐに雑菌対策などと言って適当に財布から入れるものだ。…この部屋が用意されたのは、今年に入ってからなのだろうか?


    そういえば、虎杖が20歳になった記念として家を買ったのだという話を数ヶ月前に聞いた。その頃にはもう俺は高専を出る手続きをしていたから、彼との関わりも無くなるだろうと詳しい話は聞いていなかったが…こんな時にでも俺は、彼のことを考えてしまうのか。自己嫌悪に胸焼けのような心地を覚えた。


    元より、彼には人望がある。俺なんかの相手をしているよりもっと、彼にとってためになる人々と、健全に時を過ごしているべきだ。そう、距離を置いて何も言わず、物理的にも逃げ出そうとした。


    それが本当に彼の為だったのか、それともあの太陽に灼かれ、不相応な感情を抱きかけた自分の保身の為なのか。今ならよく分かる。


    「外れた、!」


    無心でネジを回していれば、気が付けばそれは壁から外れて浴槽の下に落ちていた。それを拾い上げ、慌てて戸の前へ出る。差し込んでみれば、見事にそれは壁の隙間に入り込んだ。…しかし、変な摩擦が生じているのだろうか。僅かに入れ込んだところから奥に進まなかった。


    「あと僅か、奥に入れば…」


    次は >>53


    (致命的なミスを見つけたので修正しました)

  • 53二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 22:23:58

    浴室リモコン

  • 54二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 23:12:00

    ▶︎浴室リモコン


    浴室の扉の横に備え付けられた、浴室用のリモコン。古い型のように見えたが…風呂自体は勝手にボタンひとつで沸かしてくれるらしい。他にも温度調節、追い焚き、足し水、タイマー…随分と多機能だ。


    「これは…?」


    その中に1つ、意図的に塗装を剥がされたようなボタンがある。これには何の機能があるんだろうか…


    何故か、異様に意識がそのボタンへ引き寄せられる。押したい、押してみたい。ずくずくと芽生えて、膨れ上がる好奇心が抑え切れない。


    ゆっくりとボタンへ指が伸びる。辞めておけと叫ぶ理性に、身体が従わない。


    「……1回、だけなら」


    dice1d2

    1 押す

    2 踏み止まる

  • 55二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 23:13:10

    ダイスミスってる!!

    dice1d2=1 (1)

  • 56二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 23:33:27

    押したか…吉と出るか凶と出るか

  • 57二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 23:35:47

    呼出ボタンだったりしないよな…?

  • 58二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 23:37:12

    >>57

    確かに文面にないけど実際のリモコンには必ずあるやつだな...可能性ある、かも

  • 59二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 23:37:16

    浴室リモコンのボタン ▶︎ [ 押す ]

    『ピロリンピロリン♪ お風呂で 呼んでいます』
    「…は、ッ」

    押した途端、唐突に上の空だった意識が帰ってくる。何かに意識を、乗っ取られていたような…目覚めたばかりのそれを、また追い討って叩き起こすように、浴室内からその外まで、軽快な音声が響いた。

    呼び出し機能、そういえばそういうものもあった。というより、考えてみればそれしか無かったはずだ。簡素な機能しか携えていないものでさえ、呼び出し機能は多くの家庭用浴室に備わっている。文字の剥げていないボタンに呼び出しのボタンはない…ならば必然、これがその筈。

    それはもう大昔、子供の頃に1度、風呂で溺れかけたことがある。俺が子供の頃、両親は普段から帰りが遅く、1人で風呂に入ることも多かった。その寂しさの裏返しか、学校で着衣水泳の授業を行った夜、俺は湯船に並々まで湯を沸かして、私服のまま風呂に入ってしまった。プールの水と風呂の湯はまた違う。そして体操着という軽い材質ではない、肌に重く張り付く私服を選んだ。すぐに逆上せた俺は足のつく湯船からも出れなくなって、脱水症状を引き起こす直前に、帰ってきた母親に引き上げられた。

    ──また、嫌な記憶だ。こんなことを考えて、昔話に浸っている場合では無いのに。

    もし犯人がこの呼び出し音を聞いていたら。俺が起きた事を知った相手が、ここに押し掛けてきてもおかしくはない。割れた鏡、治せない怪我、外された通気口の蓋…脱走を企てていたことは、隠しようもない。

  • 60二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 23:44:26

    これBADENDになっちゃう?
    ワンチャン話し合いで少し良くなるかもしれないけど今のところ決定的な情報出てないよね?

  • 61二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 23:44:36

    まっずーい!!

  • 62二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 23:53:29

    「…ひ、ッ…ひ、ーーッ、ふ、」


    好奇心の次は、抗いようのない恐怖が頭を埋め尽くす。怖い、恐ろしい、嫌だ、呪霊と戦っていた時でさえも感じることは稀だった感情に、押し潰されて息がうまく吸えない。かひゅ、なんて呼吸音とも呼べない音が口から漏れ出した。この耳には確かに、恐怖の対象が、その足音が。向かってくる音がきこえる。


    …こわい、こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい


    気付けば腰を抜かして床に座り込んでいたらしい。無心で、浴室の扉から遠ざかるように地面を這った。拍子に、地面を転がっていた鏡の破片で、掌の皮膚が切れた。


    「ぃ"、ッ…!」


    目の前がバチ、と弾けた感覚がして、また思考が正常に戻る。そして、これで確信した。この空間は、俺の精神にまで影響を及ぼしているのだと。


    最初から違和感はあった、やけに意識がボンヤリとして、普段ならば冷静で居られる筈の状況で酷く正気を削られて。反転術式について忘れていたのも、ボタンの機能に察しが付かなかったのも、やけに暗い事ばかりを場違いのタイミングで思い出すことも。オマケに、ここまで分かりやすく感情まで乗っ取ってきた。


    「…その上、幻聴まで」


    いつまで経ってもその足音の主は現れない。いや、そもそも足音なんて無かったのだ。極限の恐怖心による、全て自分の思い込みだったらしい。なんとも馬鹿らしい話だ。恐らく犯人は今ここには居ないのだろう。それでも、いつ帰ってきたとしておかしくはない。


    「それに、俺もいつまで正気を保っていられるか分からない…早く、早く…」


    次は


    >>65

  • 63二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 23:55:53

    【探索可能箇所】
    ・浴槽✓
    ・鏡✓
    ・天井に打ち付けられた板✓
    ・通気口✓
    ・照明
    ・風呂の扉✓
    ・排水溝✓
    ・浴室リモコン✓
    ・シャンプー類
    ・シャワーヘッド✓

    ▶︎ [ 正気度減少 ] が追加されました。
    これ以降1回探索行動(安価)を行う度、正気度が段階として下がっていきます。
    これは後ほど、対話等の結果に影響します。

  • 64二次元好きの匿名さん26/05/02(土) 23:59:26

    正気度減少!?すごい追い詰められてくな…

  • 65二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 00:07:12

    照明

  • 66二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 00:19:11

    深夜なので整理をしておこう
    現状ほしいのが▶︎風呂の扉 を開けるための道具
    「ドアの溝に何かを差し込んで、ラッチを押し込めれば簡単に解錠できる。」ことから、▶︎通気口 のカバーを押し込むことに
    ただ、「変な摩擦が生じているのだろうか。僅かに入れ込んだところから奥に進まなかった。」ことから、あと少し奥に押し込むための何かが欲しい、と
    現状出ている中であり得そうなのは割れた鏡だが、それでうまくいくかどうかはわからんな

  • 67二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 00:24:51

    ▶︎ 照明


    無骨で冷たい空気の漂う室内を照らす照明。曇ったカバーの内側から暖かい色の光が放たれている。この空間の妙な居心地悪さを、多少は緩和していると言っていいだろう。


    「カバーは…外れないか」


    浴室内が防水となっていることを鑑みれば当たり前のことだ。特に不審な点は見当たらない、一般的な照明、の一言で片付いてしまう代物だ。


    「……」


    あたたかい。この光は全くもって熱を持っている訳でもないし、ましてや陽の光でも何でもない。それなのに、ずっとここで、この光に照らされて、暖かいまま眠りにつきたい…そんな気がしてくる。


    正気度減少

    100-

    dice1d6=5 (5)

  • 68二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 00:44:52

    日車の正気度▶︎95



    あたたかい、太陽のような光……脳裏に、あの桜色が、眩しい双眸が、過ぎる。



    意識がまたも遠くなる直前、割れた鏡へ再度、思い切り頭を打ち付けた。血が止まったそこからまた、血液が流れ出てくる感覚がする。


    「ッ"、ふ────っ、…」


    たかが明かり1つに、俺は何を。あのちんけな光に、俺は今、誰を重ねた?


    必死に俺を沼へ引き摺り込もうとするその手を、無理矢理、痛みという気付け薬で蹴り落としていく。これ以上、ここに居てはいけないと、全身が訴えて震えが止まらない。


    「あともう1歩、もう1歩で…ッ!」


    ここから出られるのに。


    そのもう1歩、を外的要因に願っても仕方がない。俺が解決し、前に進まない限り、ここには終わりしか存在しない。もう一度、ドアの隙間に刺さったままのカバーを手に取る。何かに突っかかっているようでも、幅が広すぎるようにも思えない。寧ろ横幅は、ドアの隙間とほぼ変わらないように見える。


    中学生時代のことだろうか、2つの本のページを交互に重ね合わせ、両端から引っ張るという実験。科目としては物理で、持ち寄った本がその歳にしては異質だと、周りに気味悪がられた記憶がある。…あれで扱っていたのは、摩擦力の単元。強い摩擦は、時に成人男性の力を優に超える抵抗を生み出す。


    「…要るのは、摩擦を減らす何か、か?」


    次は >>71

  • 69二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 00:46:06

    【探索可能箇所】
    ・浴槽✓
    ・鏡✓
    ・天井に打ち付けられた板✓
    ・通気口✓
    ・照明✓
    ・風呂の扉✓
    ・排水溝✓
    ・浴室リモコン✓
    ・シャンプー類
    ・シャワーヘッド✓
    正気度 : 95

  • 70二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 00:54:58

    あともうちょいで出られそう

  • 71二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 00:59:45

    シャンプー類!

  • 72二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 01:00:11

    シャンプー類

  • 73二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 01:12:53

    ▶︎シャンプー類


    シャンプーにリンスー、ボディーソープと洗顔剤が適当に置かれている。端には掃除用の短いモップと、それを壁に掛けるための吸盤式フックがあった。明らかにどれもメンズ向けの商品だ。俺をここまで運んだことを考えるなら、女性が犯人だとは微塵も思ってはいなかったが…これで全てが確信に変わる。


    「俺をここに監禁しているのは、男か」


    何を理由に、という点はまだ解明できていないが、それでも少しの目処が立っただけで心は落ち着いてくるものだ。…その上、脱出の糸口も、これで掴めたのだから。


    「石鹸の類でカバーをぬめらせてから差し込めば、少なからず摩擦は軽減される筈…」


    逆に、どうしてここまで単純明快なことに気が付かなかったのだろう。普段の俺なら、この数倍は早くここを出れている、そんな確信があった。3つの容器の内から、最も大きな容器を手に取る。形状的に恐らくボディーソープだろう。1番滑りも良いか、と掌に中身を取り出した途端


    「…は」


    確実に、身に覚えのある香りが鼻を掠めた。


    正気度減少

    95-

    dice1d6=2 (2)

  • 74二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 01:48:07

    現状虎杖がなんで日車を監禁したかは全く分からないな
    ボディーシャンプーの匂いで気づけるってことはそれなりに近い距離で接していたってことだと思うけど恋人かその一歩手前ぐらいだったのか

  • 75二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 01:55:09

    これたぶん次で出られる(はず)だけど、出られたところであくまで浴室から出ただけなんだよな…道のりは遠い
    ほかの部屋にはいれるようになったらもっと探索箇所増えるだろうし(その中には情報収集になりそうなものも)、取捨選択が大事だな

  • 76二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 07:32:49

    摩擦を減らすもの → [ ボディーソープ ]

    日車の正気度▶︎93

    気のせいだ。きっとそうだ。これが彼から香る、あの清涼感溢れた匂いのようだというのも。俺を呼ぶ彼の姿が、あの瞳が。眩しいほど鮮明に、脳裏を過ぎったのも

    「…いた、ど」

    縋るように絞り出した名前を、全て言い切る前に自分の頭を自分で殴り付けた。ただでさえグラつく意識が、更に物理的な衝撃をもって霞む…ことはなく。寧ろ、響く痛みのことにさえ目を瞑れば、思考だけはやけにスッキリした。あのまま何もせずにいれば、また良からぬ思考に脳が乗っ取られていたのかもしれない。

    「とにかく、早くここを出なければ」

    もう他の何も、なにひとつ考えない為にも。今はただ、ここから脱出することだけを第1に考えていればいい。手に取ったボディーソープを泡立てるように両手にすり込めば、やはり先程脳裏に過ぎったものは、勘違いでも何でもないのかもしれないと思えてくる。それほど、彼の香りにこれは似ていた。…あの夜に、嫌でも覚えてしまったから。

    「……もう俺には、関係のないことだ」

    中途半端に泡立った手で換気扇のカバーを手に取り、泡を塗り込む。全体を泡が包み掌から滑り落ちそうになれば、再度それをドアの溝に差し込んだ。先程までは突っかかり押し込めなかったその先へ、難なくそれは入っていく。そして、ラッチを押し込んだ。カチャ、という音が鳴る。恐らく解錠ができたのだろう。

    「…!!」

    慌てて扉を開けそうになるのを抑えて、カバーを取り出し泡だらけの手をシャワーで濯ぐ。一応、風呂に残った血液だけ軽く流してから、浴室の扉を開けた。

  • 77二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 07:53:44

    そこに広がっていたのは、ごく一般的な洗面所だった。先程まで居た浴室とは違う、確かに手入れはされているものの、生活感を隠す気は無さそうだ。ただ、昔からずっと誰かが住んでいる、と言われたら違和感がある。昔住んでいた場所に置いていたものを、新居に適当に並べたような…


    「どちらにしろ、人が住んでいるという憶測は、間違っていなかったらしいな」


    ならば、ここにまで厳重な施錠をされている可能性は低い。浴室に閉じ込めておくというつもりだったのなら、他は自由に出入りができると考えて良さそうだ。ならば


    ロクな探索もしないままに、一目散に玄関を探す。間取りとしては、リビングダイニングに寝室が1つ、水周りとベランダ、といったところだろうか。そして、ほぼ水周りとは対極というところに、それはあった。






    「…流石に、そう上手くはいかないか」


    内鍵は確かに開けられた。ただ、それとは別にノブの下側にも違う鍵穴がある。恐らく、外からも内からも鍵でしか開閉が出来ないものだ。この室内に鍵があるのかどうかは分からないが、どっちにしろ、今の俺にこの扉を開けることはできない。


    「どうしたものか…」


    あるかも分からない鍵を探すか、それとも外部との連絡を取るべきか?まず持っていた荷物はどこにあるんだ。ベランダがあるなら、一応外に出ることはできるのでは?脳内を巡る情報を処理するのに普段の2倍は時間がかかる。やはり浴室から出たところで、精神への干渉は止まないらしい。


    dice1d2=1 (1)

    1 ドアロックをかける

    2 かけない

  • 78二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 09:17:54

    用心深い日車らしいね

  • 79二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 09:25:27

    …あの夜に、嫌でも覚えてしまったから。

    これって…ああ…

  • 80二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 09:50:22

    …この鍵を開けられる確証がない以上、目標は外部からの救出を期待することなのだろう。ならば、できる限り連絡手段を探す時間を増やし、犯人の足止めをするのが最優先だ。


    「これが、どれだけの時間を稼いでくれるのかは分からないが…」


    ドアロックのかけ方、という表記を見ながら手順に従いそれを施錠する。2段階式でもない、簡易的なものだ。輪ゴム等で外側から開けることも簡単だし、強い力を加えれば壊すことだってできるかもしれない。


    「それでも、無いよりはマシか」


    取り敢えず、攫われる際に持っていた荷物を探そう。ここにない場合もあるが…その時はその時だ。それに最悪、荷物や携帯が見つからなくとも、固定電話がある可能性はある。この場合、かけるべきは警察か、はたまた知り合いか…


    「…そういえば、あの天井裏にあった球体…」


    あれは、明らかに呪物の類であると考えていいだろう。ならば、ここに一般人を寄せ付けるのは良くないのかもしれない。高専にかければ最悪、呪物の回収という名目をもって術師が助けに来てくれる可能性もある。


    既に呪術やそういった関係者からは、完全に関係を断つつもりで、これまで根を回してきたというのに。最後に頼れるものは、結局コレなのか


    「…ハハ、自業自得だな」


    何もかも、自分が引き起こしたことだ。…せめて。もし高専や向こうの知り合いと連絡が取れて、ここから助かることができたのなら。金一封くらいは工面しよう。


    「さて、どこを探すか…>>83

  • 81二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 10:00:35

    【探索可能箇所】←NEW!
    ・リビングダイニング
    ・キッチン
    ・寝室
    ・洗面所
    ・トイレ
    ・ベランダ
    ・玄関

    ▶︎ ???ENDのフラグ①を踏みました!
    エンド名の1文字目を開示します。
    N??ENDルート解禁までのフラグは、あと2つです

  • 82二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 10:30:47

    煩悩の塊すぎてNから始まる3文字がNTRしか思いつかない
    安価なら…一旦キッチンか?ないとは思うが包丁とか武器の類があって欲しいのと生活感諸々の情報が分かりそう

  • 83二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 10:31:30

    ベランダ
    ここ何階なんだろ?外の様子も知りたい

  • 84二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 10:31:48

    とりあえずリビングダイニング

  • 85二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 10:51:26

    ▶︎ ベランダ


    部屋の南側に位置しているベランダだ。外には人1人が立って移動できるほどの幅の空間がある。物干し竿はあるが、今は何も掛かっていなかった。


    「…窓は開くな」


    不用心、というより。窓が開けられるところで意味はないと分かっているからこそなのだろう。アパートにしては背が高いが、構造的に高層の新しいマンションという気もしない。高さから、ここは恐らく8階程度の場所だと分かる。少し身を乗り出して上を見上げれば、上には3階程度部屋があった。


    「ここから飛び降りたとして、無事では済まない、か…」


    別に、無事である必要はないのだ。最悪死のうと、別に構わない。どうせ、そのつもりだったのだから。


    ベランダと、ただの空中を仕切る格子に手をかける。乗り上げようと足を持ち上げようとした途端、抗いようのない恐怖がまた、身体と頭を支配した。


    …死への恐怖。人間として、生物として。生存本能が機能する限りは逃れられない防衛。この身体を現世に繋ぎ止める、最後の砦…それにしたって、これは過剰だ。


    「し、死にたくな、ッ…」


    ここで死んでもいい、そう思っていた人間が突然、死にたくないなんて。何が起こったとして、口走る訳がないのだから


    正気度減少

    93-

    dice1d6=4 (4)

  • 86二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 11:13:03

    不安を増幅させて日車を死なせないようにしたかったんか...?

  • 87二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 11:35:38

    日車の正気度▶︎89


    思わず、窓に背中を打ち付けて床に座り込んだ。これも、精神干渉か?それにしては先程までのものとは、系統が違うように思える。いや、恐怖や不安を倍増させるという点では違いないのだが…


    「…まるで、俺を守るようではないのか」


    尚更、目的が分からなくなってきた。これまで引き起こされてきた精神異常は、明らかに俺の心を疲弊させるものだ。俺を守ろうなんて思慮は微塵も感じられない。それでも、死なせてはくれないらしい。


    「痛ぶるだけ痛ぶっておきたい…?それともこの中に俺がいることに意味がある?」


    考える程に分からなくなってくる。困惑に恐怖が織り交じって、無意識に身体が格子から離れようと床を蹴った。身体が意識と紐付いていないような感覚に、乗っ取られていない理性が畏怖した。胃が波打つような吐き気に口元を抑える。


    「も、これ以上は」


    ここには居られない、もう来たくもない。慌てて開きっぱなしの窓から室内に戻って、少し重く感じる窓を完全に締め切った。


    「……あそこからは、出られない。それだけだ、それだけ…」

    「…とにかく、他を見よう。時間は限られているのだから」


    次は >>90

  • 88二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 11:38:18

    【探索可能箇所】
    ・リビングダイニング
    ・キッチン
    ・寝室
    ・洗面所
    ・トイレ
    ・ベランダ✓
    ・玄関
    正気度 : 89

  • 89二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 11:39:18

    キッチン

  • 90二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 11:42:21

    d6で確実に削られてってるの痛いな…
    キッチンとりあえず行ってみてほしいな

  • 91二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 12:23:09

    ▶︎ キッチン


    リビングダイニングと続く形であるキッチンだ。ダイニングにすぐ料理を出せるようにだろうか、調理台の前にカウンターのような場所がある。


    「流石に、武器になるようなものはないよな…」


    思った通り、どこを開けても刃物のようなものはない。包丁やピーラー、食用のナイフですら置いていないらしい。それにしては、よく揃った調味料や鍋の種類、キッチン用具の豊富さから、自炊をしているような印象がある。冷蔵庫を開ければ食材があり、タッパーに入った作り置きの肉じゃががその中心に置いてあった。


    前に、俺の食生活を心配してか、虎杖が俺に料理を差し入れてくれたことがある。タッパーの種類は違うが、同じ肉じゃがに握り飯が1つ。人の手で作られた手料理なんて実家ぶりで、心のどこかに感動まで覚える心地だったのを覚えている。


    「…グリンピース」


    そう、その時に差し入れられた肉じゃがにも、グリンピースが入っていた。珍しいなと声をかければ、「でもそっちの方がさ、なんか良くない?彩りとか!」と笑いかけられた、そんな記憶が確かにある。今この手の中にある料理にも、それが混じっていた。


    気のせいだ。別に彼特有だと言い切れるほど、一般的に存在しないものでもない。


    途端に、口の中が乾くような感覚に襲われた。喉が乾いている訳ではない、水が欲しい訳ではないのだ。身体がただ、求めているのは。


    「…腹が、減ったな」


    正気度減少

    89-

    dice1d6=1 (1)

  • 92二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 13:08:59

    日車の正気度▶︎88


    これに何が入っているのか分からない以上、口に入れるのは良くない。直感がそう判断し、冷蔵庫に容器を戻した。扉を閉めてしまえば、妙な飢餓感はゆっくりと落ち着いていく。これも精神干渉の1つだったのだろう、あれは本当に、口に入れてはまずいものだったのかもしれない。


    「早めにあれを引き離せて助かった…」


    精神干渉が行われる法則、というものが分かってきたかもしれない。1つは、この家全体に仕掛けられた、犯人にとって有利に働く仕掛けに、俺を誘導するようなもの。そして2つ目は、俺にとって不快な感情や記憶を助長、増長するようなもの。恐怖心や虎杖に関する記憶も、ここに含まれるのだろう。その上、空間自体が、俺の思考力を落とし意識を宙に浮いたように霞ませる…これが3つ目と言っていい。


    「改めて考えると更に悪趣味だと分かるな、本当に」


    無意識に表情が翳る、自分の表情が今どんな状態なのか、深く顰められていることだけは容易に分かる。ただ、あまりに用意周到というか、ただ1人を捕らえておくだけにしては、手が掛かり過ぎているようにも思えた。…どんなに分かったことが増えようと、その理由だけは全くもって、想像ですらつかなかった。


    「早く…鍵でも連絡手段でも何でもいい。収穫となるものを、」


    次は >>95

  • 93二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 13:10:10

    【探索可能箇所】
    ・リビングダイニング
    ・キッチン✓
    ・寝室
    ・洗面所
    ・トイレ
    ・ベランダ✓
    ・玄関
    正気度 : 88

  • 94二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 13:36:39

    リビングダイニング

  • 95二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 13:40:09

    体力温存も兼ねて地続きっぽい?リビングダイニングかな

  • 96二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 14:36:52

    ▶︎ リビングダイニング


    キッチンと地続きになっている、恐らくこの家の中で1番広い部屋だ。テレビにソファ、背の低いテーブルの向こうにはテレビがある。試しにリモコンを手に取り、テレビに向け電源ボタンを押すも反応はしなかった。恐らく電源コードが抜かれているのだろう。テレビの裏へ回り込んでみれば電源コードのプラグ部分が申し訳程度に抜けているだけだった。


    「…なんというか、変なところで何かと、甘いな…」


    リモコンを元に戻し、立ち上がればキッチンの方にあるダイニングテーブルの方へ歩み寄る。リビングにあたる場所にはパステルオレンジのカーペットが敷かれていて、足裏をふわふわと受け止めた。ふと、先程キッチンから見た時には死角になっていた壁の方に、固定電話を見つけた。


    「…!!」


    近寄ってみるもその固定電話には電話線が繋がれていない。いや、電話線を故意的に抜き取られているというのが近いか。落胆したその時、足に何かが当たった。…まさか、そんな不用心なことがあるか?


    「…そんなまさか、だったか」


    拾い上げればそれは電話線…ではなく、光ファイバーケーブルだった。そうか、こんな所も新しいのか。知らない端子に少し手間取るも、どうにか接続を成功させた。固定電話の白い液晶に光が灯る。


    「どこにかけるのが正解だ…?」


    通報か、高専か…はたまた知り合いの誰かか。この事情を理解し、尚且つ俺に手を貸してくれそうな機関か人物にかけるべきだろう。


    どこにかける?(安価ダイス)


    >>99

    >>100

    >>101

    >>102

  • 97二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 14:39:26

    被り◎ 何個も入れればその分確率も上がることになります。
    4安価の内から2箇所までかけることができます。それ以降、または被った場合は電話番号が思い付かなかったということで。

    そして、ここでどこに、誰に電話をかけるかによって、N??ENDルートのフラグを回収できるか否かが変わってきます。

  • 98二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 14:59:18

    安価とれてたら日下部かなぁ

  • 99二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 15:04:27

    清水さん

  • 100二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 15:13:21

    高専に電話

  • 101二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 15:38:31

    日下部巻き込まれチャンスか!?

  • 102二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 16:06:23

    高専もとい伊地知さん

  • 103二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 16:13:41

    どこにかける?


    dice1d4=2 (2)

    1 清水さん

    2 高専

    3 日下部

    4 高専(もとい伊地知さん)

  • 104二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 16:17:01

    N??ENDの処理のため、2の高専と4の高専は一旦別として扱います!
    次のダイスで4が出た場合は高専にかけた訳ではなく、伊地知さん個人へ日車が電話した、ということになります。
    ご了承ください!

  • 105二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 17:04:04

    固定電話 ▶︎ [ 高専へ電話線 ]

    やはり、こういった状況で繋げるべきは高専か。呪物らしきものに精神干渉、呪力操作が封じられているこの状況に、対応できる機関。呪術を生業としていて、知識も人でも多く、僅かだが伝手がある…逆に、ここにかけないのなら何処にかけるというのだろう。

    …もう関わらないと、縁を切った筈だったんだがな。

    『プルルル、プルルル』
    『プルルル、プルルル、…現在、電話に出ることができません』

    おかしい。普段は、普通は事務室には常に人がいて、数コール中には電話に出てくれる筈だ。ちらりと、部屋の壁にかかった掛け時計を見る。11時半。確かに、授業中の時間帯だと考えれば、教員が電話に出られないのは納得がいく。

    「…それはそうだとして、事務の人間すら居ないことはあるのか」
    『留守番電話に切り替えます』
    『ピー、の音の後、メッセージをどうぞ』

    留守番電話でも、誰かに聞いて貰えたなら、十分に機能する。大丈夫だ、問題はない。…大丈夫だ。
    とにかく、現状を的確に、まとめて発言しなければ

    『ピーーーッ…』
    「突然の連絡ですまない、日車寛見だ。現在、何者かに攫われ居住地のような場所に監禁されている」
    「室内に呪物のような物を確認、空間自体がこちらの精神に干渉、そして呪力操作を封じる力を持っているようだ。式神も呼び出せない」

    「恐らく景観から都内、池袋周辺の何処かだろうか。大体12階層程度のマンション、外壁はグレーの建造物だ」
    「…呪力に関する知見や呪物の所持から呪詛師とも考えられそうだ。どうか、救援を頼みたい」

    同じ文言をもう一度繰り返してから、受話器を置く。これを誰が聞くかは分からないが…きっと悪い事にはならないだろう。

    「まさか、犯人が高専関係者なんてことはないだろうしな」

  • 106二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 17:06:52

    「あとは…


    dice1d3=1 (1)


    1 清水

    2 日下部

    3 伊地知さん


    …に、かけておくか」

  • 107二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 17:07:17

    ゴリゴリの高専関係者なんよな〜!!!
    というか下手したら虎杖が最初にこの留守電を聞いちゃう可能性もある!?

  • 108二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 17:13:52

    清水ちゃんおねがい!助けて〜!

  • 109二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 17:37:15

    固定電話 ▶︎ [ 清水へ電話 ]

    『はいっもしもしー、どなたでしょうか?』
    「清水、俺だ」
    『え、日車さん!どうしたんですか、そんな3徹明けみたいな声して…今日来るんですよね?』
    「あぁ、それが…」

    彼女にはもう既に、呪術関連のことも、俺が犯した罪の全ても話してある。彼女が俺の実刑獲得の為に尽力してくれていたのも、もう数年前の話だ。

    俺の罪は、裁けない。そう結論が出てしまったのだ、俺の中でも、実際の司法でも。清水はそれでもと署名運動や色んな場所に掛け合ってくれていた、そしてそんな彼女に「もういい」と言ったのが、2年前。

    優しくて、芯のある強い奴だ。こんな不甲斐ない俺のことも責めず恨まず、こうやって未だに、部下の顔をしてくれている。どうしても頼りがちになってしまうと零した俺に、「手が掛かりますね、ウチの日車先生は」と笑ってくれた。今もこうして、俺の言葉に耳を傾けようとしている。そんな彼女に、今の現状を伝えれば

    「…」
    『日車さん?』

    人一倍優しく、芯が強い人間であろうとも…清水は、呪術師ではない。彼女のフィールドワークを鍛えたのは他でもない俺だ。情報を与えて、助けてくれと一言言ってみれば、きっと彼女は普段弁護士として行っているように、足と伝手を使って、ここを探し出すだろう。呪霊にも、呪詛師にも対抗しうる術を持たない、彼女が

  • 110二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 18:05:58

    『ひーぐーるーまーさーん?』
    「…すまない、回線があまり、良くなくて」
    『そうなんですね、それで、どうかしましたか?』
    「今日、そちらには行けそうにない。…新幹線のチケットを取り損ねていたらしい」
    『えー!日車さんらしくない!大丈夫ですか、やっぱ寝てないんでしょ!』
    「少し、な…また数日後に時間を貰っていいか。悪い」
    『今回だけですからね、その代わりちゃんと寝てくださいよ!折角、そっちのブラック勤めから足洗うって聞いてたのに』
    「はは、別に呪術師は違法じゃない。そんな言い方は…」
    『ほぼ違法みたいなもんじゃないですか!労基案件どころじゃないですよ!』

    …あぁ、やはり言わなくて良かった。彼女の表情が翳る様は、もう二度と見たくない。彼女をあの法廷に置き去りにして、最終的な尻拭いまでさせてしまったんだ。もうこれ以上、俺のせいで。彼女が傷付くことも、手を煩うことも、あってはならない。

    『そっちはまだまだインフラも中途半端で、色々大変でしょうけど…高木さんも私も、待ってますから』
    「あぁ」
    『早めにこっち、帰ってきて下さいね。ウチの事務所、もう日車さんのデスクあるんですよ』
    「…それは気が早いだろう」
    『あーー笑ってる!そんな笑うことないじゃないですか!仕事手伝ってくれるって、日車さんが言い出したことなのに!』
    「はいはい分かった、切るからな」
    『帰ってきてくださいよ、約束ですから!絶対ですからねー!』
    「分かった分かった、またな」

    彼女の返事を聞いてから、受話器を置く。少し正気が戻り、精神的に落ち着いてきていることが自分でも分かった。

    呪術師を辞め、清水が自力で立ち上げた事務所を手伝う為に地元へ戻る。それがここ1年で、俺が準備していたことだ。終ぞ、俺の弁護士免許は剥奪されることはなく、今も清水が預かってくれている。

    呪術界からも逃げ仰せて、人間関係すら東京に捨て置いて、物理的に距離を取り…また、胸元に向日葵を嵌め、また新しく生き始めるのだ。何も生きる意味を見出だせず、激務に押し潰されていた俺に唯一、与えられた逃げ道。彼女達からの提案だというのが、重い俺の身体を起こした。

    「…約束を守る為にも、早くここから出ないとな」

  • 111二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 18:16:21

    【探索可能箇所】

    ・リビングダイニング✓

    ・キッチン✓

    ・寝室

    ・洗面所

    ・トイレ

    ・ベランダ✓

    ・玄関


    [ 清水との会話 ] により、正気度回復が発生します。

    88+

    dice1d12=3 (3)


    ▶︎ N??ENDのフラグ②を踏みました!

    エンド名の2文字目を開示します。

    NT?ENDルート解禁までのフラグは、あと1つです。


    [ 高専への電話 ] により、シークレットダイスが発生します。

    これは [ 制限時間 ] に大きな影響をもたらします。

    dice1d2=1 (1)

    1 ???

    2 ???

  • 112二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 18:20:54

    NT?と来るとどうしてもNTRを連想してしまうんだがもしかして正規ルート(弁護士復帰)からNTR(呪術師の世界に連れ戻す)ってことなんだろうか

  • 113二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 19:17:32

    ───一方、高専事務室



    教師の仕事に一段落ついて、事務室の前に戻ってくる。聞いた話によると、さっき虫かなんかが出てたらしい。そりゃもう、デッケェ虫が。多分Gだ、って事務担当の奴が慌てふためいて、ついさっき、俺に助けを求めてきた。俺も授業終わりですげぇ疲れてるしあんま対応はしたくなかったが…事務室に荷物預けてる以上、対応するっきゃない。何より事務担当の奴がマジで虫が無理なんだと。可哀想なくらいに、ガチで半泣きだった。

    「ハァ〜〜、めんどくせぇ……」

    授業…つってももう担任を持てる程、俺も暇じゃなくなっちまったから臨時だけど。最近は大幅に減った術師も後続が少しづつ育ってきて、段々人手不足が改善してきた。そろそろ俺ももっかい担任とか、持ち直すかと過去の生徒を思い浮かべる。アイツらも今は、立派に任務にあたって頑張ってんだ。…そんな話は、知り合いを伝って嫌でも耳に入ってくる。嫌な程に。

    「…ホント、単純だわ…」

    その話を聞いて、俺だけが手抜いてて良いなんて、もう思えなくなっちまった。お人好しばっかに囲まれて、俺まで毒されちまったんだろうか。そんな単純な自分が時々嫌になってくる。手を抜かない…これもその一環か。なんて事務室の扉を勢いよく開けて、丸めた新聞紙を刀のように片手に握り、部屋の中へ入っていく。

    『…だ。現……攫われ……禁…いる』
    「ン?」

    どっか覚えのある声が、部屋のどこかから聞こえてきた。音の元を辿った先には、事務室に備え付けられた固定電話。よく言えばレトロ、悪く言うなら古臭いそれから、少し掠れた声がする。留守番電話のメッセージを再生してるらしい。

    「……なーーんで、あの日車先生から今更、電話なんて掛かってくんだか…」

    術師を辞めたい、そう相談してきた日車。話を聞く限り、そんなことを言ったのも俺が初めてで、その上相談までしてんのは俺にだけだったらしい。「君には信頼を寄せているんだ、日下部」なんて殺し文句ぶつけられちまったら、そりゃ協力しないワケにはいかねーのよ。自分から自分の首絞めちまうことだってことは分かってて、結局俺はアイツをこの世界から送り出すことを選んだ。その埋め合わせの大半が俺になだれ込んできたことには、うまーく目を瞑って。

  • 114二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 19:20:53

    よかった味方っぽい日下部に繋がった!

  • 115二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 19:42:50

    そんで、暫く連絡も取ってなかった筈だ。向こうは岩手に戻る準備をするとかで顔すら出してこなかったし、元々こっちの人間とも縁を切りたいなんて言ってたから、仕方のねぇことなんだと受け入れてた。態々こっちから連絡すんのも迷惑だろうし、ってことで。色々親身に聞いて、ちょっとプライベートに片足踏み込めるくらいには仲が深まってたよーな…そんな自覚はあったから、寂しく思わなかったか、なんて聞かれちゃノーコメントとしか言えねぇが。

    『──現在、何者かに攫われ居住地のような場所に監禁されている』
    「…ハァ???」

    ちょっと待て、確かにアイツが今更、態々高専に掛けてくんならそれなりに、なんか理由があんだろうとは思ったが、そんな…いや、こんな変な冗談言う奴でもねぇか。時々、冗談か分からん冗談は言ってたが、こんなシャレにならんことは絶対に言わない。断言してもいい。

    『室内に呪物のような物を確認、空間自体がこちらの精神に干渉、そして呪力操作を封じる力を持っているようだ。式神も呼び出せない』
    「オイオイオイオイ、めちゃくちゃピンチじゃねーの…!?」

    話を聞いてく度に眉が顰められて、顔色が悪くなってくのを自覚する。もう虫とかどうでもいいわ、悪いけど自分でどうにかしてくれ。何度も繰り返しに読み上げられる音声の始まりを見極めて、携帯で録音し記録する。それとは別に、誰のかも分からん付箋を適当に1枚拝借して、重要そうな情報を書き留めておく。

    そんな作業に夢中になってたからか、予想外の来客に気が付かなかった。

    「日下部センセー、虫どうにかなった?一応スプレー持ってきたんだけど」

  • 116二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 19:49:12

    ギャアアアア!!!!出たな(推定)犯人!

  • 117二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 19:53:39

    なんとか誤魔化してくれ日下部

  • 118二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 20:28:20

    すぐ真後ろから、不意に聞こえてきた声に跳ね上がりながら振り返れば、そこには虎杖が立っていた。その両手にはG用のと、虫全般に効く薬剤のスプレー缶が握られている。

    もう既に高専を卒業したコイツは既に1級術師に上り詰め、各地を飛び回ってる…ハズだった。いや、つい2年前まではそうだったんだ。そう、あれは2年前の丁度こんくらいの時期。相手の身体情報を明確に読み取れる、なんてトンデモ術式を持ってる呪詛師に虎杖がエンカウントしちまったせいで、コイツの身体の異変が明るみになった。呪胎九胎図を複数取り込んだコイツはいつの間にか呪霊と人間の混血になっちまったらしく、少なくとも300年は生きる、なんて推測されてる。

    そんで、こんな奴をほっとく訳にはいかん、と早々に高専で観察することになったんだ。少なくともあと数年は、ここで半分教員…ってより、戦闘訓練要因として。

    「ウオァッ!!な、ッ……ビビらせんなよ虎杖!ノックしてから入ってこい!」
    「ノックしたし返事ねーから入ってきたんだけど?…日下部さん耳遠くなった?」
    「失礼だなオマエ!?!?ッたく、こちとらそれどころじゃねーんだよ…」
    「なんかあったん?顔真っ青だよ、セン、セ………」
    「…あ〜、いや、これは」

    …日車が居なくなって数日、1番どっか沈んでるよーに思えたのは、他の誰でもないコイツだ。どっか上の空、とでも言えばいいんだろうか。最近やっと吹っ切れてきたと思ったんだが…そんなコイツに、日車が誘拐されて監禁されてる、なんて聞かせたらなりふり構わず、こっから飛び出して町中走り回り始める予感しかしない。

    まぁ、少なからずこれを聞かせる訳にはいかないっちゅーことだ。恐らく掠れたスピーカーの音は、この距離の虎杖には上手く聞こえちゃいないだろう。音が聞こえてたとして、内容はきっと分からない。急いで留守電を止めた。

  • 119二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 20:33:27

    本当に吹っ切れたのカナー...

  • 120二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 20:46:07

    同じメッセージを繰り返したのが功を奏したな
    日下部なんとか助けてやってくれ…!

  • 121二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 20:46:52

    …日車の捜索はあくまで、俺が個人的にやる。それが1番、余計な問題が発生しない。俺の仕事を増やさねぇ為に、俺が足使うことになるなんざ、途方もなくアホらしい話ではあんだが…しょうがねぇか

    「俺宛にかかってきてたんだよ、丁度出れなくて今留守電聞いてたとこ」
    「…それ、日車から?」
    「ン?いーや、窓の連中からだな。また新しい仕事が増えちまうらしい、めんどくせぇったらありゃしねーよ」
    「ふーん……そっか。やっぱ何年やっても消えねぇな〜、呪霊も呪詛師も。死滅回遊の残留、でもう合ってんのかなぁこれって」
    「呪霊に関しちゃ新しく湧いて出てきたヤツも多いだろうな、まぁ血反吐吐いてでも、闇雲にやってくっきゃねーんだよ」
    「やっぱブラックーー!!…あ、ごめん俺電話かかってきた!また後でねセンセ、スプレーここ置いてくから!」
    「おーよ、慌てて転ぶなよ〜」

    どっか慌てた様子で部屋を出ていく虎杖の背中を見送って、咄嗟にポケットに突っ込んだ付箋を取り出した。録音も一応、全部録れてるハズ…

    「情報すっくねぇな〜…ま、エリア絞られてるだけまだいいか」

    池袋周辺、まぁ監禁されてるヤツが集めた情報にしちゃ上々か。

    そういや、虎杖が買ったって聞いた家もそこら辺だったハズだ。あんま背も高くねぇし建物自体は古いが、周辺の再開発に合わせてリノベーションされてるトコ、なんて言ってたな。ふと、さっきスマホ片手に慌てて出てった虎杖の姿を思い浮かべる。

    「…アイツ、電話なんて鳴ってたか?」

    俺の確信ってのは、何故かよく外れる。こういうのをフラグ建築っつーんだろうか、確信を口にする程当たらねぇような気がするから、最近は憶測でさえも滅多に口に出さなくなった。

    確信は当たらねぇクセして、その逆。もしかしたら?程度の勘は、嫌ってほどに当たる。んでその殆どは、嫌な予感や勘ばっかだ。

    「……こんなモン、当たったら困るどころの話じゃねーーんですけどー…?勘弁してくれよ……」

    外れろ、そう願うのとは裏腹、こういう時は大体当たっちまうんだと、長年の勘が囁いていた。

  • 122二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 21:03:26

    呪術師達とは暫く関係を絶っていたのに何故日下部宛の電話ってだけで「日車」の名前が出てくるんですかねェ(震え)

  • 123二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 21:36:35

    高専に留守電を入れてから、約20分。頼みの綱に思えるそれに無意識に縋るよう、俺はそこから動けないでいた。この空間はもう既に、飽きるほど何度も見回ったというのに。


    「…折り返しが来たところで、俺が伝えられることはもう無い」


    ならば、早く別の箇所を調べるのが得策だろう。暫くテレビと固定電話の間をウロウロと歩き回っていたところから、そう自分を言い聞かせ歩みを止める。そうだ、ここから出る方法が無いわけじゃない。扉の鍵、あれが室内にあるのかは分からないが、探してみる価値はある。


    「それに、この呪力操作を封じる何かさえ止められれば、無理矢理こじ開けることだってできる筈だ」


    最悪ジャッジマンさえ呼び出せてしまえば、あのベランダから飛び降りたとしても、必ず生きて脱出できる。精神干渉も止めることができれば、それが最善なのだろうが。


    「…とにかく、ボサっとしている場合では無い。次を探そう」


    そう意を決して、俺はリビングダイニングを後にした。


    次は >>126

  • 124二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 21:38:47

    ▶︎ シークレットダイスの結果により、[ 制限時間 ] のカウントが大幅に進みました

  • 125二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 21:45:14

    やっべ気づかれたか
    でも日下部も気づいたっぽいからなんとか…!!

  • 126二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 21:50:27

    あああシクレこわいいいい

    どうしよ、洗面所行く…?

  • 127二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 23:17:17

    制限時間減ったの怖すぎるな

  • 128二次元好きの匿名さん26/05/03(日) 23:58:39

    日車の正気度も90あるしワンチャン虎杖が着いても理性的に会話できそうだな
    日下部が来るまでの時間稼ぎが出来るかも?

  • 129二次元好きの匿名さん26/05/04(月) 00:23:58

    >>79

    一度そういう関係を持ったってことは恐らく虎杖は日車に好意があるんよな、つまり(虎杖目線で)誰かのモノになった日車をNTRENDってコト…?!

    そうでなきゃこんな精神削ってくる家に後ろ手縛って監禁する必要ないもんな精神不安定になったら呪術師にも戻れないし……依存狙い?

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