「学校で政治の話をするな」に違和感 15歳記者が問う民主主義

「日本中学生新聞」のアカウントを運営する川中だいじさん=大阪市北区で2026年4月25日、加古信志撮影
「日本中学生新聞」のアカウントを運営する川中だいじさん=大阪市北区で2026年4月25日、加古信志撮影

 数々の選挙や政治家への取材を重ね、「日本中学生新聞」として発信してきた川中だいじさん(15)=大阪市=が、これまでの活動を1冊の本にまとめた。政治のあり方にとどまらず、生徒として日々を過ごす学校にも視線を向ける。「僕たちは主権者として自由な議論をできているか」。SNSがデマや分断を広げるいま、15歳が問い続けるのは民主主義の意味だ。

 「記者として成長を実感した3年間でした」

 川中さんが「日本中学生新聞」を創刊したのは2023年3月。同年5月に広島で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)に記者として参加したいと思ったのがきっかけだった。

 小学6年のとき、修学旅行先の広島で被爆者の女性から聞いた被爆体験が印象に残った。サミットの記者会見で、岸田文雄首相(当時)に「なぜ核兵器禁止条約を批准しないのか」と直接問いたかった。

 手書きの新聞を作り、題字は祖母に書いてもらった。創刊の辞には「中学生が作った民主的読み物である」と記した。

冷たかった大人たち

 だが、大人たちの対応は冷たかった。

 記者証を…

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