120年に1度咲くという「スズタケ」 長野県の中南部で今年一斉に開花か
情報提供を呼びかけ
長野県内の中南部を中心に自生し、竹細工の材料になっているササの一種スズタケが今年、上伊那地域北部や隣接する諏訪、松本、木曽各地域で120年程度に1度とされる一斉開花の時期を迎えている。 【写真】濃い紫色の穂を付けたスズタケ
開花については詳しい状況が分かっておらず、調査のため県内を訪れている森林総合研究所関西支所(京都市)森林生態研究グループの小林慧人(けいと)さん(33)が情報提供を呼びかけている。
スズタケは高さ2・5メートルほどまで成長し、先端に2、3枚の葉を付ける。直径は1センチに満たないものが多く、節は平たんで、籠やざるなど竹細工の材料として重宝されてきた。イネ科の植物で、飢餓の際には貴重な食糧にもなっていた。そのため古文書に記録が残っていることがあり、開花はほぼ120年周期ということが分かっている。
昨年は所々で前兆が
上伊那地域北部などでは1906(明治39)年に開花の記録が残っており、小林さんらは一昨年から調査を始めた。