伊賀市と名張市が消防指令を共同運用 高機能の指令台も

小西孝司

 三重県伊賀、名張両市の消防本部は今月から、消防指令業務の共同運用を始めた。伊賀市消防本部(緑ケ丘東町)3階に「伊賀地域消防指令センター」を設け、両市の119番通報に一括対応している。

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 昨年の119番通報は伊賀市7608件、名張市6078件で、両市を合わせると1日あたり約37件に達している。センター(約520平方メートル)には最大6件の通報に同時に対処できる高機能の指令台3台を設置し、6人が24時間態勢で詰める。消防車や救急車に、車両位置などの情報をセンターと共有するシステムを搭載。119番通報と同時にGPSで通報者や発生位置を特定し、一番近い消防車や救急車を自動的に選ぶ。通報者がスマホで撮影した現場の映像を送信でき、センターから応急処置の方法などの映像を送ることもできる。

 各市が単独で消防指令システムを更新するより負担減となり、総事業費6億4千万円のうち国が7割を負担した。従来両市は計26人で指令業務に対応していたが、センターは22人(伊賀市12人、名張市10人)が従事。減った分を現場対応に割くことができる。上田素生・センター長は「指令を出す時間を早めることができ、住民サービスの向上につながっている」と話す。

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 3月28日に岡本栄・伊賀市長や北川裕之・名張市長らが出席した開所式があり、4月1日から本格運用を始めた。県内での消防指令業務の共同運用は、2016年の四日市市桑名市菰野町の3消防本部に続いて2例目となる。

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