大学が去ったまち、学生消え先細る市の未来は 移転1年の現場歩いた

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和田翔太
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 徳島文理大の香川キャンパス(香川県さぬき市)が高松市に移転して1年になる。「大学が去ったまち」を記者が歩くと、不動産関係者や住民らは、人口減で先細りしていく市の未来に不安を募らせていた。

 3月中旬、さぬき市志度の同大香川キャンパスは閑散としていた。その中で、記念撮影をするスーツ姿の若者たちがいた。約15キロ離れた移転先の高松駅キャンパス(高松市)であった同大の卒業式を終え、立ち寄ったという卒業生だった。

 その一人の男性に声をかけると「通学で毎日来ていた思い出の場所。最後の区切りとして見に来た」と話した。

 徳島市に本部を置く同大が、さぬき市にキャンパスを開設したのは1983年。東京ドーム約2.5個分の敷地に、移転直前には保健福祉学部や理工学部など4学部と大学院が置かれ、約1500人の学生と教職員(2024年時点)が通っていた。

 しかし、少子化が進む中、同大はアクセスの利便性を高めて多くの学生を確保しようと、四国の玄関口でもあるJR高松駅近くへの移転を決めた。香川キャンパスに通っていた学生らも昨春から新キャンパスに移った。

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    小松理虔
    地域活動家
    視点

    まちづくり、という言葉を私もよく使うのですが、まちを「つくる」ことが可能だとして、じゃあそれはだれがつくるのか、ということを考えました。行政なのか、そこに暮らす人たち自身なのか。あるいは、どちらもなのか。大学が撤退しても住民の暮らしは続くわ

    2026年5月2日 10:39

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