SNS「無限スクロール」日本でも企業に責任問う 子どもの依存対策
子どもたちを夢中にさせるSNSの設計について、日本でも企業側の責任を問う議論が始まった。米国の裁判では米メタや米グーグルが賠償を命じられた。有害コンテンツの遮断にとどまらず、アルゴリズム(計算手法)の改善要望などに発展する可能性がある。
「人を釘付けにする『無限スクロール』や夜間のプッシュ通知など、SNSの設計デザインの中身にも踏み込んで議論すべきではないか」。4月下旬の総務省の有識者会議で、慶...
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(更新)- 佐藤一郎国立情報学研究所 教授別の視点
SNSはユーザの利用時間を延ばすために、関心のある情報を次々と表示し続けるため、中毒状態になりやすい。豪州や欧州の複数国で子どものSNS規制が進んでいるが、日本では過剰規制との意見が多い。背景にはパターナリズムの違いがあるだろう。欧米では子どもは未熟であっても自己決定権をもつ権利主体とされ、国家は人々の権利保護に責任を負う。日本では子どもは家庭が守るという規範が強く、国家の介入に否定的である。しかし、その家庭がSNS上の子どもの活動を把握できていないのであれば、子どもは保護されていない状態に陥っていることになる。子どもを守る観点から状況を把握し、SNSの法的規制を含めて検討すべきではないか。
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