ヒーロインタビューに臨む竹丸(左)とキャベッジ(C)日刊ゲンダイ

写真拡大

 とにかく粘った。

【もっと読む】エース戸郷の歯車を狂わせた一件を知る

 巨人のドラフト1位ルーキー竹丸和幸(24=鷺宮製作所)が10日のヤクルト戦で今季3度目の先発。「いっぱい打たれた」と言うように、毎回のように走者を背負う展開だったが、要所を締めて6回途中8安打1失点。防御率を1.62(リーグ6位)とし、今季2勝目を挙げた。 

 広島の崇徳高、当時は首都大学リーグ2部だった城西大に在籍時は無名の投手だった。社会人の鷺宮製作所で台頭した遅咲きだが、城西大の野球部関係者がこう言った。

「高校時代はエースじゃなくて、3番手か4番手だったから、ほとんど投げていないという触れ込みで入学してきた。大学時代も主にリリーフで、肩を酷使していない。というより、体ができていないから、とにかく壊れないように投げ込みをさせないなど、コーチ陣が細心の注意を払っていた。鷺宮製作所で良くなったが、プロでいきなりフル回転するとなると、故障が心配です」

 まだ手つかずの原石ということらしいが、巨人OBで元中大監督の高橋善正氏(評論家)はこうハッパをかける。

「高卒ルーキーならまだしも、竹丸は社会人出身。昨年巨人は先発陣が崩れたことで、即戦力として1位指名したわけでしょう。山崎が故障で離脱し、エースの戸郷まで不在の中、オープン戦無失点だった新人が開幕投手に繰り上がった苦しいチーム事情からして、阿部監督は中6日でいけるところまでいってもらいたいと思っているでしょう。これまでの投球内容はずっと安定しているし、新人は交流戦が始まる5月から6月あたりで最初の疲労がくる。それまでは、一軍の試合に登板しながら鍛えていくしかありません」

 黄金ルーキーが二軍で体作りなんてやっている余裕は、今の巨人にはないということだ。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、戸郷の歯車はなぜ狂ってしまったのか。本人は「あそこで今までしたことがないようなことをやってしまった」と漏らしているようだが、それはいつ、どこで起きたのか──。●関連記事 【もっと読む】エース戸郷の歯車を狂わせた一件を知る では、それらについて詳しく報じている。