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あなたのフォーシーズヒストリー 天野顕治さん

ーー人の数だけ物語はある。あなただけのフォーシーズヒストリー、教えてください。

フォーシーズに関わる人々に、「あなただけのフォーシーズヒストリー」を語ってもらう企画です。

前回登場してくださった平田泰三さんが繋いでくださった第三回目のストーリーテラーは、天野顕治(あまの けんじ)さん。
どのようなお話がうかがえるのでしょうか。

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天野顕治
外食事業部・事業部長

天野顕治です。
所属は外食事業部で、現在は主に宮武讃岐うどんの担当をしています。
宮武讃岐うどんは現在、国内に15店舗、国外に9店舗展開しており、各店舗と本部との橋渡し役として管理監督をしています。

キャリアのスタートは老舗ホテルのキッチン

私は調理師専門学校卒業後、ホテルニューオータニにキッチンとして入社しました。
会社の方針で、入社1年目はサービス業を行うのが慣例でした。
サービスを知ることは、ホテル事業においてはじめに学ぶべき非常に大切なことだったのです。
ホールサービスを1年経験し、その後3年間キッチン業務を務めたのですが、そのタイミングで転職を決意しました。
理由は、「ホールサービスの楽しさを知ってしまったから」です。

当時はキッチンに務める人間がホールに転向する、という事例がありませんでした。
調理は好きでしたが、料理を召し上がったお客様の反応がわからないということに寂しさを覚えたことが、転職を決定づける大きな理由でした。
就職前のアルバイトでも飲食店で接客を行っていたので、もともとお客様と接することが好きだったようです。

転職活動をする中で、そういった理由に偶然にもマッチしたのが、フォーシーズが手がけるイタリアンレストラン、TO THE HERBS(以下・TTH)でした。

お客様と直接やりとりできる喜び
当初の希望通り、フォーシーズにはサービス部門で入社したのですが、まさかのキッチン業務からのスタートでした。ホテル時代とは逆ですね。(笑)
とはいえ、これまでキッチンをやってきた自分の経歴を考えれば、それはそうだなと納得します。

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photo by photo AC

料理を1から店舗で行うのがTTHの特徴のひとつです。
魚も肉も、料理人が店で捌き、ソースも配合するところから行います。
これまでホテルで行っていたことを新しい環境でも生かすことができました。
加えて前職ではイタリアンを担当していたので、結果的にこれまでやってきたこととの親和性が非常に高い仕事に就くことになりましたね。

しかしながら実際働いてみると、キッチン業務とサービス業務を並行して行なっていくことになります。
なぜならTTHは完全オープンキッチンになっていて、キッチンからもお客様のお顔を伺うことができるからです。
キッチンをしながらお客様とのコミュニケーションがとれる。それは、これまで務めてきたホテルとの大きな違いでもありました。

お客様との関わりという点で印象深いエピソードがあります。
僕がTTHに務めていた頃は、結婚式の2次会会場としてお店を貸切利用していただくことが非常に多い時代でした。
原宿店(現在は閉店)に在籍していた当時で、80人〜100人規模のパーティーを毎月15組ほど承っていたのではないでしょうか。
幹事のお客様と一緒に会のレイアウトや雰囲気などを打ち合わせていくのですが、やりがいがあって楽しかったなと今でも覚えています。

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TO THE HERBS外苑店でのパーティの様子

思い出の商品
TTHではドリンク開発にも携わっていました。
浦沢専務をはじめとする上司たちと、新作のドリンクを作成するのですが、私が関わらせていただいた商品のひとつに「イタリアンソーダ」があります。

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あれから20数年経ちましたが、今もメニューとして残っています!
自分の関わった商品を今も召し上がっていただけることに喜びを感じます。

衝撃の異動。和食業態へ

異動を知った時の衝撃は今でも忘れられません。
TTHでドリンク開発業務にも携わらせていただけるようになった頃、馬場社長からバリスタNo.1の称号を持つ方の講習会に参加するよう指示を受け、参加したことがあります。
ラテアートの黎明期とでもいうのでしょうか。ツリーを作るシンプルなものを教わり、とても新鮮でした。

新しい刺激を受け、社長に感謝の意を伝えたところ、その直後に「寅福に行ってくれないか」と打診がありました。「エスプレッソやラテアートを学んできたのに和食…?社長、タイミング違くないですか?」と片隅で思いながらも、そのお話を受けることにしました。今となっては笑い話です。

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寅福城山ヒルズ店

そうして、寅福一店舗目である青山本店に次ぐ店舗の立ち上げに携わりました。
そこからそば事業部、宮武讃岐うどんと、和食業態に深く関わっていくことになります。
一番付き合いが長いのは宮武讃岐うどんで、約12年ほどのお付き合いです。

20代と30代で変わったこと。20代はがむしゃらだった

私は、会社の中でも色々な経験をさせていただいている方だと思います。
幅広く経験し、そこで培った知識があるからこそ、新しい環境に身を置いたときに柔軟に考えることができるようになりました。
凝り固まった考えを捨て、いろんなアイデアが出せるようになったことは良かったなと思います。

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20代の頃はとにかくもうがむしゃらで。
新しい現場へ移動することになると、「お店を完全にリセットする」くらいの強い気持ちで臨んでいました。
特にサービスに関しては、業態に関係なくやるべきことは同じですから。ものごとを曖昧にはせず口うるさくきちんと伝えるようにしていた。
「俺について来い!」といういわゆるオラオラ系で、スタッフたちに寄り添えていなかったなと反省する部分が多くありましたね。

30歳を超えると、お店の作り方が「一緒に寄り添ってやっていこう」というスタイルに変わっていきました。
「なぜそう思うのか?」を人に尋ねられるようになったことが大きな変化だと思います。
自分のスタイルが変わったことで、周りの反応も変わりました。信頼されるようになったと実感しましたし、質問されることも増えました。
対話することによってスタッフも自分で考えることが増え、ものごとが円滑に回るようになったと思います。

部下に託したSOY

自分だけががむしゃらに頑張っていても、それはお店の成長にならないし、ひいては自分も成長できません。
広い視野で見られるようになってから、人に任せることができるようになりました。
その頃から、部下を育てることが自分の喜びになっていったように思います。

スタッフオブザイヤー(通称SOY)という、店長のNo.1を決める催しが、年に1回社内で開催されています。
もちろん店長時代、自分も狙っていた称号でした。しかし、それを獲得することができないまま事業部に配属されることになりました。事業部配属になると、エントリー資格がありません。
SOYを獲れなかったことは心残りです。

だからこそ、自分が達成できなかった夢をいつか自分の部下から輩出したいと、目標にしてきました。
そして2024年度のSOYに直属の部下が選出されました。自分のことのように嬉しかったです!

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最優秀賞の加藤宏平さん
(宮武讃岐うどん 東京スカイツリータウン ソラマチ店 エリアマネージャー)

夏にぴったり!宮武讃岐うどんの新商品

宮武讃岐うどんでは、社員が中心となってメニュー開発をしています。
特に季節限定商品には自分が配属されてから幾度となく関わってきたので思い入れがあります。
実は今年の夏季商品は私の念願が叶ったうどんになっているので、この場を借りて紹介させてください!

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フローズン出汁うどん

カラオケボックスなどで目にする事のあるフローズンジュースの機械。これを使ってめんつゆをフローズン状にした商品です。
かき氷状のうどんをやりたい、と3、4年前から構想していたものがようやく実現しました。

こだわりはやはりフローズン出汁です。フローズンに辿り着くまで紆余曲折ありました。
味はもちろん、お客様に提供するまでの最適なプロセスを探る日々に、思い出したのはホテル勤務時代でした。
コース料理でステーキの前に提供される、グラニテという名のシャーベットがあります。
グラニテは、凍らせる際味が均一になるよう、30分に一度冷凍庫から出してかき混ぜる必要があります。この作業は新人の仕事で、私も行っていました。
それをヒントに思いついたのが、フローズンマシンでした。
マシンは常に回り続けるので、冷たい状態のまま、味を均一に保つことができます。
甘いフローズンアイスとうどんの出汁とでは材料が違うので、機械を宮武讃岐うどん仕様に変更し、販売に向けて動き出すことができました。

構想期間が長かっただけに思い入れもひとしおで、ぜひこの夏召し上がっていただきたいです。

日々のリフレッシュは家族との時間

この仕事をしていると、気付かぬうちにプライベートの食事も仕事の影響を受けているように感じます。
イタリアンに関わっているときはプライベートでも洋食を食べにいくことが多かったですし、和食に携わっていると選ぶお店も和食や居酒屋になりがちです。
当然お酒の選び方も変わりますよね。
お酒が好きなので、仕事を理由に飲みに行っているとも言えるかもしれませんが!(笑)

私は出張の機会も多く、家にいないことが多かったので、家族と過ごす時間は大事にしようと心がけています。

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千葉県・佐貫の保養所

先日も会社の保養所を利用して海に行きました。たまにの家族旅行が一番のリフレッシュになっています。
子どもたちは大きくなってきましたが、まだ私と会話してくれることが嬉しいです。
自分の子どもではあるけれど、1番身近な友達のような関係性でもあると思います。

実際の学生時代の友達などは、「またね」が年単位になってしまいがちで…。SNSの投稿を見たり、軽くメッセージのやりとりをしただけで会った気持ちになってしまうんですよね。
なので、現実で一生懸命一緒に遊んでくれる子どもたちはとても大切です。

当たり前のように、休日運転をするのも頼られてるからいいかな、と嬉々としてドライバー役に徹しています。(笑)
料理も含め、ものを作ったり触れるのが好きなので、換気扇や乾燥機など、ちょっと分解して掃除するのも嫌いじゃないです。何より喜んでもらえるので。
家族から喜んでもらえることが、巡り巡って自分のリフレッシュになっています。

〈前回回答者・平田泰三さんからの質問〉「海外出張の際、プライベートの時間の使い方を教えて欲しいです」

仕事で行っているのでプライベートの時間は夜寝る時しかありません!(笑)
とお伝えしておきつつも、現地のものは食べに行くようにしています。

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出張時、現地スタッフの方々と

海外出張にはトラブルがつきもので、送迎車がキャンセルされてしまったり、宿泊先のホテルで夜中に勝手に鍵を開けられたり…
(現地店舗のスタッフがローカルなホテルを手配してくれるので、日本と比べるとセキュリティに差のあるホテルに宿泊することが多いです)
行くたびに何かしらエピソードが生まれますから慣れてしまって「そんなものか」と受け入れ耐性がつきました。(笑)

仕事をする上で大切にしていることは…

フォーシーズでは様々な業態に関わってきましたが、仕事をする上で大切にしていることと聞かれると、1番に会社の経営理念が思い浮かびます。社内インタビューだからリップサービスしているわけではありませんよ!(笑)

「こだわりのおいしさ、楽しさ、感動をすべての人に!」
この言葉は、これまで繰り返し朝礼で口にしましたしスタッフたちにも伝えてきたことなので、体に染み付いているなと感じます。
「こだわりのおいしさ」に関しては特に強く共感するものがあります。
会長たちに向けた試食会もやっているので、1つの商品が販売されるまでのプロセスを間近で見て、どれだけの苦労があったかを知っています。ですから、店舗で教育する中でもし適当に作られている場面を見てしまったら、正直許せなくなってしまいます。
お客様に提供されるまでの間に、適当なものがあってはなりません。
「こだわりのおいしさ」を念頭にもちながら業務に当たらないと、素晴らしいお店にはなっていかない、と胸に刻んで日々仕事に取り組んでいますし、今後もその気持ちを忘れず働いていくのだと思います。


料理人の心、サービスの心、どちらにも深く携わってこられた天野さんの熱いフォーシーズヒストリーでした。
天野さんからも、次回のストーリーテラーをご指名いただきました。
次回もお楽しみに。

⭐️おまけ⭐️
インタビュー後、天野さんも携わられた宮武讃岐うどんの夏の新商品を早速いただきに行ってきました!
少しだけ感想にお付き合いください😌

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レモン豚しゃぶ氷結ざるうどん(並)750円(取材当時の価格)

実食して感じたのは、まさに夏にぴったりだということ。
まず驚いたのは、うどんを持ち上げた瞬間に香るレモンの爽やかな香りです。
口に運ぶ前から味わえる清涼感が…!
そしてお話に伺っていたフローズン出汁。

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これは斬新な食感でした。
うどんのつゆを飲むのではなく食べている!?この感覚は新しいです。
フローズンなのでガツンと冷たく、この暑さで上がっていた体温が一気に下がるような爽快感がありました。
シャリシャリとした食感も楽しいです。
付属のレモンを絞り入れることで味変も楽しめました。
今回は豚しゃぶ付きを注文してみましたが、このチョイスも大正解でした。
うどんだけではどうしてもたんぱく質が足りず、栄養的に物足りなさを感じてしまいがちです。
豚しゃぶはたんぱく質も補えるだけでなくさっぱりといただけるので、フローズンうどんとの相性も抜群だなと感じました。

フローズン出汁のうどんの販売店は以下の店舗です⬇️
東京スカイツリータウン・ソラマチ/コクーンシティさいたま新都心/イオンモール幕張/ららぽーと豊洲/三井アウトレットパーク木更津

この夏、出会った際にはぜひお試しください!
▼フォーシーズ公式サイトはこちら


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