「なんで急に問題になるんだ?」井上尚弥vs中谷潤人の前日ルール会議が緊迫…井上サイドが中谷のバンテージの巻き方に違反の疑念を抱き異議を申し立て、ルディトレーナーが激怒
東京ドームで2日に行われるダブル世界戦の前日計量が1日、後楽園ホールで行われ出場4選手が一発でパスした。続けてルールミーティングが行われたが、スーパーバンタム級の4団体統一戦では、王者の井上尚弥(33、大橋)の陣営が中谷潤人(28、M.T)のバンテージの巻き方にルール違反の疑念があることを指摘して異議を申し立て、ルディ・ヘルナンデストレーナー(62)が激怒する緊迫の事件があった。ルールに沿った巻き方を行い、当日にJBCと共に両陣営で確認することで決着を見たが、“世紀の一戦”は、ただでは終わりそうにはない。 【映像】井上尚弥と中谷潤人の緊迫フェイスオフ後にまさかの…
5500円のチケットが完売していた異例の公開計量は1200人を超えるファンで埋まり熱気に包まれた。有名司会者のマイケル・バッファ氏がマイクを握ると、それだけでムードは最高潮となった。まず中谷が招き入れられ続いて井上が登場すると、ひときわ声援が大きくなった。すでに午前10時に計量は終わっており、これはセレモニー計量だったが、フェイスオフでは鋭い眼光をぶつけた。約13秒。井上から先に解き笑顔で握手を求めた。両手を合わせる異例の握手を終えると、冷静な中谷が珍しく観客席に向かって両手を上げてマッスルポーズ。負けじと井上も片手をあげて声援にこたえ、こちらもマッスルポーズを決めて着ていたTシャツをファンサービスで観客席へ投げ入れた。 後楽園ホールの控室への入り口付近での囲み会見はとんでもない数のメディアでごった返した。筆者は井上の声も聞こえず質問もできなかった。手を伸ばして拾ったICレコーダーの音声を聞き直すと、井上は「減量すら楽しめた」と語り「伝説は井上尚弥だったと言わせるような日にしたいですね」という名言を残した。 一方の中谷の声は、輪の外にいても聞こえるほど大きかった。 「たくさんのファンの人の前に立つとエネルギーをより感じられた。感謝の気持ちいっぱいだった。万全に仕上げられたことが物凄く幸せ。明日戦えることも幸せ」 まだ高揚しているようだった。 そして「(明日の試合の入り方は)僕の中では決めている」と意味深な発言をした。 1ラウンドから奇襲を仕掛けるのか、それとも足を使うのか。 公開計量でのファンの声援は7-3で井上が圧倒していた。当日の東京ドームは、中谷にとって日本でありながらアウェーになるのかもしれない。 実はその裏で行われていたルールミーティングで“バトル”が始まっていた。 井上陣営が中谷のバンテージの巻き方に疑念が抱き異議を申し立てたのだ。バンテージは拳のナックルパート部分を保護するためそこへの積層材(緩衝材)の装着が認められている。柔らかい布製(ガーゼ)のものを折りたたんで作成する方法と、予め用意した積層材を使用することが可能だが、井上陣営は、中谷陣営がその積層材を「ガーゼを折りたたまずに巻いて作っているのではないか」と疑念を抱きクレームをつけたのだ。
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