先日「女装男子は何故みんな地雷系を着たがるのか?」とわたしが疑問を投げかけたら、
「地雷系が女の子らしい格好だから」という意見が結構あった。これは本当なのか考えてみた。
街中の女の子見回しても地雷系の格好してる子って本当にごく僅かで、”女子の平均値”からは大きく外れたジャンルなのは間違いない。それにもかかわらず、地雷系は女装男子達からは絶大な支持を得ている。これは一体何故なのだろうか?
仮説だけど、男性が想像する「可愛い」が、「女の子=ピンク,フリフリ,スカート」というイメージに偏り、それが支配的である可能性はありそうだなと思った。つまりバイアスがあるのである。
人々はバイアスというメガネ越しに世の中を見ている。例えば、さくらという花は必ず「別れ」をテーマにする歌に登場するし、富士山の絵には必ず山頂に雪を描くし、単身赴任と言われると男性・父親をイメージする。
こうやって人々は無意識のうちに概念の理解を限定しているし、それは言動や意思決定に大きな影響を及ぼす。ここで問題になるのは、バイアスは時に誤った選択をリードするという事である。特にマイノリティの集団が多様性や寛容さを土台として成り立っているという性質上、多数派の持つバイアスに弱く、それにもかかわらず当事者たち自身もバイアスに支配されて生きているという事である。
マイノリティであるにも関わらず多種多様で、個々は決して悪い人たちではないのに、揉め事が絶えない界隈を紐解くヒントになるかもしれないと思った。界隈を朗らかに生きるためには差別偏見を無くすことは大事だが、その実態はわかりにくい。この本質的なスタート地点はバイアスをなくす試みから始まるのかもしれない。