話題沸騰中のタカラトミーT-SPARK「トイライズ レギオス」シリーズ!メカニックデザイナー 荒牧伸志さんに今後のシリーズ展開も含めて深堀りしたインタビュー第二弾!!
1980年代に登場し、人気を博したタツノコアニメの傑作『機甲創世記モスピーダ』。その主役メカ「レギオス」のバリエーション機を手のひらサイズで再現した変形トイ「トイライズ AFC-01XΩ レギオス オメガ」が今、話題だ。そこで今回は電撃ホビーウェブ読者からのリクエストが多かった関係者インタビューの第二弾! 『モスピーダ』のメカデザイナーでこの「トイライズ モスピーダ:アナザージェネシス」シリーズのメカニックデザインを担当された荒牧伸志さんを中心に、プロジェクトパートナーの戸張雄太さん、タカラトミーの脇澤健太さんに再度ご登場いただき、「トイライズ モスピーダ:アナザージェネシス」シリーズ開発の現状と今後の展開についてお聞きした。
記念すべきシリーズ第一弾!「トイライズ AFC-01XΩ レギオス オメガ」大好評!!
――タカラトミーが持つ豊富な経験と知識を注ぎ込んだハイターゲットブランド「T-SPARK(ティースパーク)」から、2026年3月下旬に発売されたシリーズ第一弾「トイライズ AFC-01XΩ レギオス オメガ」(以下 オメガと略す)は、発売当日から売り切れ店が続出。SNS等の反応からもユーザーの満足度はかなり高いようです。
荒牧:ここまで好評価をいただけたのは想像以上でした。
戸張:こんなに大きな反応があったのは、数あるトイライズシリーズの中で過去一なのではないかと思います。
脇澤:通常は、お客様が2~3ヶ月かけてトイライズの「ガシガシ遊べる」というおもしろさや遊びの連動性を認知していくものなのですが、今回のレギオスに関しては、早い段階でトイライズのコンセプトが伝わったという印象があります。
――レギオス オメガの開発に着手してから商品化されるまでには、どれくらいの期間がかかったのでしょうか?
脇澤:データの設計を始めたのは、2024年の12月頃ですね。
戸張:その後に金型の製作がスタートして、2025年の10月ぐらいにT1(テストショット1回目)で発売に至るまでは若干駆け足気味のスケジュールではありました。
荒牧:既存の商品と同じアプローチの仕方ではなく、少し方向性を変えてみようという考え方はデザインを始めた2024年の夏から変わらなかったですね。発売までの時間はかかりましたが、設計者のアイデアを採り入れて、これまでのタカラトミーさんの玩具らしさも感じていただけるように、おもちゃとしての遊びやすさとホビーアイテムとしての要素、その中間地点を自分たちなりに模索しながらデザインしました。
戸張:アニメ『機甲創世記モスピーダ』のコアなファンの中には「最初に商品化するならエータだろ!」と思われた方も多いと思いますが、モスピーダの作品世界が持つ可能性をさらに広げたいという思いから『機甲創世記モスピーダ ANOTHER GENESIS』という新たなストーリーを用意し、あえて今回はテレビに登場したお馴染みのレギオスエータではなく、バリエーション機から商品化することに挑戦しました。
荒牧:パッと見で、エータとは違う話題性を狙いました。「エータだと思ったら違う!」という微妙なバランスで、試作品を見た時に「これはいいものになった!」という手応えがありました。最初は頭部のデザインとカラーリングだけを変えて3タイプ出そうと思っていました。ところが欲が出て、「もっと変えたほうが面白いよね!」という話になりまして……(笑)。武器を付け替えることでさらに遊びが広がるし、既存の1/60スケールのミニチュアフィギュアを使った遊びができると楽しいだろうと思って、3ミリ穴をどんどん増やしました。
――アニメ設定カラーのレギオスが商品化される可能性もあるのでしょうか?
戸張:じつは、生産工場にデータを送った後に、肩の穴が開いていないことに気付いて急遽開けてもらったんです。バリエーション機を作るならセンサーポッドも付ける為の穴が必要だということに気が付いたんですよ。なので、アニメ設定のレギオスエータなども商品化できるようにはしています。イメージとしては、アニメ版のエータというよりは、トイライズの世界観の中でのエータになると思っていただければ……。
荒牧:エータとは翼の畳み方などに違いがあるので、それをどこまで再現できるか思案中です
――ユーザーによるSNSの投稿の中には、レギオス本体を青色に塗り替えた猛者もいました。レギオスにはジョイントが38箇所もあるので、「コレできる(作れる)じゃん!」といった発見も結構あるようです。そういったユーザーの想像力を上手く引き出せる商品展開ができたらいいですよね。
脇澤:今回は量産機やカスタム機のような設定なので、色々なバリエーションを作れるのがおもしろいところだと思います。単体でも複数でも楽しめるので、既存の設定に縛られずに遊んでいただきたいです。本シリーズは長期的な展開を視野に入れており、今後はトレッドなどの支援機も商品化する方向で考えています。
――全高約15センチという手のひらサイズの変形トイにレギオスの魅力が凝縮されているトイライズ レギオス。ジョイントが3ミリだと互換性も広く、色々なことができますよね。
荒牧:これまでに戸張さんとは何度もタッグを組ませてもらっていますが、その辺の絶妙なバランス(おもちゃとホビーの)がお客様にもいい感じで伝わっていると思います。
戸張:ギミック面でも「ガシガシ遊べる」という特性とスムーズな変形遊びをできるようにしています。
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