マスターのちょっとした計画書を見つけたマシュと相談されたダヴィンチちゃん
新年になって新たなことに挑戦したくて書いてみました。
初投稿です、筆をとるのは初めてなのでおそらく駄作ですがご覧ください。
計画書の内容は自分がマスターだったら?
と言うことを少し考えた時に出てきた一つの選択肢です。
最初は重い内容を書こうとしたんですが技量足らずでしたので消化不良みたいな感じになってしまいました。
題名候補にもう一つ
「マスター権をサーヴァントに移行する計画を立てるマスター」
というのがあったのですがマスターの登場シーンも短かったのでこちらのものにいたしました。
ということで今年「も」ではなく今年「から」よろしくお願いします。
※タグもうちょいつけたかったんですけどちょっとしか登場してないので主要3人だけタグつけます。
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人理保障機関カルデア━━
幾多の苦難を乗り越え人理を救わんとする機関
数多の英霊が集い1人のマスターの元、世界のために戦い続ける機関.....
そんなカルデアの唯一のマスター、藤丸立花は考える。
━━━━そろそろ自分は死ぬのでは?と。
割と今まで生きてこれたのも偶然や奇跡の積み重なりみたいなところもある上に、魔術の才や武術の才があるわけでもない。
戦略を考えるのも苦手な上に、なによりやはり魔力が無い。
魔力に関してカルデアの電力で補ってると言ってもやはりサーヴァント的にもマスターに魔力があったほうがありがたいだろう。
それにサーヴァントは召喚するマスターによってステータスが変わる、自分の魔力なさ故に弱い状態で召喚されてるかもと考えると何気に申し訳ない。
この問題を解決するにはどうすれば………
立花「あっ、そうだ…あの手が使えれば…」
一人マイルームでぼそりと呟くと机から白いノートとペンを用意していろいろ書き始めたのだった………。
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マシュ「先輩、入りますよ?」
朝、本日も簡単な身体検査を行うので先輩を起こしに来ましたがどうやらまだ寝ているようです。
机にはノートとペンが置かれているので勉強でもしてたのでしょうか?
マシュ「先輩?起きてください、もう朝ですよ」
立花「んん…おはよう、いつもありがとうマシュ」
マシュ「いえいえ!でも先輩がこんなに寝てるのは珍しいですね…?昨晩は何か勉強でもなさってたんですか?」
立花「うん、まぁ…そんなところ!」
妙に歯切れが悪いような返事に違和感を覚えつつ、身体検査へと向かいました。
先輩は一人で思い詰める節があるのでとても心配です…
そんなことがあった数日後、食堂の机に白いノートが置かれていました。このノートは先輩の……忘れて行ったのでしょうか…?
━━中身が…気になる…
先輩はあまり自分の話をなさらないのでこのノートの中の先輩のプライベートが気になるのです。
(先輩のサーヴァントとして先輩のことをもっと知ったほうがいいですよね…)
そう自分に言い聞かせてそっとノートを部屋に持っていくことにしました。先輩すみません!後で必ず返すので…!
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内容を見た私は一言で言えば驚いていた、さまざまな感情が入り混じった、そんな感じだった。
そのノートは先輩の日記兼計画書だった。
日記には計画の感想などが書いてあったりした、計画内容は「サーヴァントにマスター権を移行する」と言う計画だった、ご丁寧に候補サーヴァントなども数騎上げられていた。
…ダ・ヴィンチちゃんに相談に行こう
そう決意した。
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ダヴィンチ「それで私に相談に?」
マシュ「はい…」
突然マシュから相談事なんて何事かと思えば思ったよりも驚かされた、まさかそんなことを考えていたなんて。
サーヴァントがマスターになる前提は幾らか存在する、それに魔力もあるし候補サーヴァントはエミヤや諸葛孔明筆頭にマスター経験がある、またはサーヴァントの扱いに長けているサーヴァントだったりしてなかなかにいい人選だった
それに何より一連の計画には筋が通ってる。
ノートには令呪の移行方法や候補サーヴァントの魔力量、果ては偽臣の書などのことも書かれており、割とそこら辺においてマスターくんなりに調べたのだろう。
…しかしこのノートを見るにマスターくんは数騎のサーヴァントから恋心や友情の感情を向けられてることに気づいてすらいないと見える。
マスター権を移行すれば確かに理論上では魔力面や戦闘面は飛躍的に上昇するだろう、しかしそのマスターに従うか否かはサーヴァント次第、バーサーカー筆頭に気難しい英霊も多いことだしそうやすやすと従ってはくれないだろう
マスターくんの縁をたぐってやってきた英霊も少なくない、それこそ彼だから従っていると言っても過言ではない。
それにみんな平凡ながら頑張り続ける彼をそれぞれ違う形ではあれ信頼しているわけだし…
ダヴィンチ「全く彼は罪な男だね」
私も思うところはある、私に相談してくれても良かったんじゃなかったのかとか、自分を下に見過ぎだとか、もうちょっと彼らに目を向けるべきだ…とか、もちろん私にもだけどね。
ダヴィンチ「彼に自分がいかにサーヴァントに慕われてるか思い知らせてやろうじゃないか!」
マシュ「どういうことですか…?」
意味がわからないと言った感じの顔をしているマシュを横目にダヴィンチちゃんは悪戯っ子のようにニンマリと笑みを浮かべていた。
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立花「あれ?ノートどこ行ったかな…」
少し前に立てたサーヴァントにマスター権を移行する計画は…はっきり言って頓挫した。
なにせ候補サーヴァントたちにそれらしきことをそれとなく聞いてみたら明確な拒否の反応をもらってしまった。
エミヤは「勘弁してくれ」なんて苦笑いで言われた。
孔明は「私のサーヴァントはあのバカだけで充分だ」と、満足げな表情で言っていた。
他のサーヴァントも「働きたく無いっス!」とか「こんなに多くのサーヴァントを従えるのは荷が重い」などと言われて頼めなくなってしまった。
それになにより、自分の使命から逃げる気がして申し訳なくなってしまった。
だからあのノートは処分しようと思ったんだけど………ないな……どこかに置いてきたのだろうか…あれを見てなにかよからぬ誤解でもされたら大変だ…早く見つけなきゃ…
そんな時
『みんな大変だ!マスターくんがマスターを辞めるらしい!』
スピーカーからダヴィンチちゃんの声がした、内容を理解する前にカルデアの至る所で騒音が聞こえた。
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放送があった後、食堂では食事をしていたサーヴァントが食事を吹き出し、部屋で寛いでいたサーヴァントはベッドから転げ落ちた。
当のマスターは外の騒ぎを鎮めるためにゆっくりとマイルームの外に出た、なるべく見つからないように人の多いところに行って間違いを説明すれば解決すると思っていたのだ。
━━もちろん見当違いだが。
清姫「ますたぁ?!ますたぁは何処ですか?!」
ギルガメッシュ「雑種!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヘラクレス「■■■■■■■■ッ!!!!!!!!」
ゴッホ「マスター様はゴッホをお捨てになるのですか?!?!?!?!」
その他大勢のサーヴァントたちも各々それらしい騒ぎを起こしている、事前に相談されていた候補サーヴァントたちは点と点が線で繋がったと同時に大慌てでマスターを探し始めた。
立花「食堂は確かあっちのほうだったような…」
マスターは呑気に、それでいて慎重に食堂の方へ向かっている。
クーフーリン「おい!マスターがいたぞ!」
なんか凄い勢いでサーヴァントが押し寄せてきている気がする、なぜかみんな目が血走っているような…
「「「「マスター!!!!!!!!!」」」」
これはやばいパターンだ…逃げたほうがいいな…とりあえず弁明しながら
「おそらくみんな誤解してるよ!!!!!」
と、言いながら逃げ出したがサーヴァントの脚力に逃げ切れるわけもなくあっさりと捕まるのだった。
ダヴィンチ「ふふっ、少しは自分に対する思いを理解するきっかけになったかな?」
マシュと一緒にモニターで一部始終を見ながら紅茶を啜る天才は悪戯が成功した子供のように笑っていた。
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ちなみに捕まったマスターは約2時間ほどの時間をかけてサーヴァントたちにノートの内容を説明した後にまた再度6時間ほど怒られたらしい。
ギルのSN時代の顔芸が見える見える