「女性同士で精子バンク使って子育てする方が楽」論、感情的には分かるんだけど、歴史的には何度も試されて何度も縮小・解体してるモデルなんだよね。
代表例を挙げると:
キブツ(イスラエル, 1909〜)
子どもを「子どもの家」で集団養育する設計。1980〜90年代にかけて段階的に廃止され、最後の集団児童養育施設は1997年に閉鎖。約3世代しか持たなかった。理由は母親側の「自分の子と暮らしたい」という欲求と、集団養育で育った子の愛着形成問題。
オナイダ・コミュニティ(米国, 1848〜1881)
複合婚と共同養育で33年存続。母親たちの「特別愛着(special love)」を抑える仕組み(相互批判・支部への分離)を持っていたが、創始者ノイズの指導力低下と次世代への教義継承失敗で解体。経済的には成功してたのに養育システムごと崩れた。
Womontown(米国カンザスシティ, 1990年代)
12ブロック・約80人規模の都市型レズビアン・コミュニティ。約5年で衰退。コミュニティ運営の負担(会議・ニュースレター・イベント)が本業と両立できなくなり、運営者が後継を求めても誰も引き受けず自然消滅。
Womyn’s land運動(米国・豪・NZ・西欧, 1970s〜)
「男性を排除した女性のみの土地」運動。一部は今も存続(北米に約100コミュニティと推定)してるが、多くは縮小・高齢化。男児の扱い、トランス女性排除、次世代の都市流出で構造的に縮小傾向。
ヒッピーコミューン(米国, 1960〜70s)
ピーク時数千存在。社会学者Kanterの古典『Commitment and Community』(1972)で「強いコミットメント要求(犠牲・投資・放棄・交感など)を持つ共同体ほど長期存続する」と分析。リベラル系の緩い共同体は短命に終わった。
「でもモソ族は?」と言われそうなので先回り。
モソ族(中国雲南)は走婚で有名だけど、あれは「女性のみのコミュニティ」じゃなくて「母方拡大家族」。祖母・母・叔母に加えて、母方の兄弟(母方オジ)が甥姪の養育に深く関わり、父親役を担う制度。男性を排除してるわけじゃない。近年は商業化・観光化の影響を受けつつある。
ミナンカバウ(スマトラ, 約700〜800万人)は世界最大の母系社会で、土地・家系名は女系相続。ただし宗教・政治は男性の役割で、「女性のみ」ではない。一部修正されつつ基本構造は今も維持されている。
歴史を通観すると、共同養育型コミュニティが縮小・解体する理由は驚くほど一貫してる:
1.愛着の私化:母親が「自分の子」を欲する欲求を共同体が抑えられない
2.経済的脆弱性:現代経済で自給型・半自給型は競争力がない
3.次世代の離脱:子が成人すると外の機会を選ぶ
4.退出の容易さ:法的拘束が弱いので不満が出ると離散しやすい
5.運営負担:本業と両立しにくく、運営者の燃え尽きで失速
6.男性完全排除型は持続が困難:成功している母系社会も男性親族(母方オジ等)を組み込んでいる
つまりこの「女性コミュニティ+精子バンク」モデルは、過去150年で規模も条件も変えながら何度も実験され、同じ構造的理由で毎回縮小・解体している(完全消滅ではなく、規模を維持できないまま細々と残るパターンが多い)。
Quote
ほしくず@JTCで働くグレー
@hoshikuzuru
私結構本気でそうなる気がしているよ
実家太ければ実家の援助のもとで、そうでなれければ女同士のコミュニティで子供育てる
いずれも精子バンクで
血筋は女系で繋いでいく感じになるんじゃないかな
したがって女児を選好する親が増えそう x.com/chilime/status…