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餓鬼の遣いの食糧係(下)
学習院大学山岳部 平成3年卒 髙野佐知
平成二十九年度 冬山合宿(聖岳東尾根)
最後に、近年の学生の冬山合宿の計画書を拝見しよう。
実働(計画)六日 予備日三日
一人一日 ?㌘
レーション二二〇㌘(ベース:百二十㌘…「バランスパワー」小袋×三)
同予備日 百六十㌘(ベース:八〇 ㌘…「バランスパワー」小袋×二)
米 朝:百三十㌘(α米)夕:百六十㌘(α米)
同予備日 朝:百十㌘(α米)夕:百三十㌘(α米)
ペミカン 朝:?㌘夕:?㌘
今の学生の合宿での食事内容を実際に見たことはないので不明な点が多いのであるが、合宿日程の前半は「米+ペミカン」、後半は「米+フリーズドライ」が主体となっているのが見て取れる。 1人一日あたりの総量が判らないが、摂取している食事の量は今も昔も極端には変わらないように思われる。 ただ一食あたりのコストが高くつくのでは? とついつい余計な心配をしてしまう。
おわりに
山での食事の記録が残っていることは殆どないので各年代の食糧係の計画を比べてみるのは意味があるのかも知れぬ。 時代が変われば調達可能な素材や食糧計画も変わるが、(特に雪山で)必要とされる総摂取カロリーは変わらないハズ。 ところがその必要量を満たせていた試しはなかったように思う。 肩に担げる荷物の重さに制約があれば真っ先に削られるのが食糧であるし、所要日数が増えれば金銭的な負担も無視できなくなるのだが。
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