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令和の銀魂読書感想文その②(記憶喪失篇〜)


☝️これの続きです。七巻から。気が向く限り随時増えます。

新連載も引き続き読んでるんですが、これって面白いんでしょうか。自分は片岡鶴太郎ループでゲラゲラ笑ってるんですけど、世間一般から見てどうなのかよくわかりません。今のところ登場人物の中で一番エロい女がシムラパチエであること以外に確かなことが何一つありません。
でも二話にして主人公のバックボーン深掘り回だったのはびっくりしたかも。びっくりしたけど今後主人公の過去が想定より鈍重だったため、リアルタイムだと笑えてたシーンで真顔になるみたいな悲劇が起こる確率が下がったのはホスピタリティかも。
というかタカ○ンポの回からずっと友情への考え方が一貫してる!

第五十訓〜第五十二訓

記憶喪失篇。どれだけ頑丈でも車に撥ねられて当たりどころ悪かったら記憶ポーンて吹っ飛ぶので、人体って脆い。
冒頭の口ではどうこう言いつつものすごく心配してるのが言動から滲み出てる万事屋+スナックお登勢メンバー、LOVEやね。滲み出てるというよりは丸出しやね。

坂田さん(記憶喪失)にドキッとしちゃうお妙さんカワイイよね。日常パートで"暴虐"をやっている時が苛烈すぎるだけのおぼこの18歳だかんね。
目と眉の距離が常に近くて言動がマトモな人寄りなだけで「この人、実はちゃんと色男なのではないか?」という気がしてくるから不思議だぜ。実際どうなんでしょうね?あの世界の王道イケメン枠って土方沖田ヅラ高杉あたりかなとは思ってるんですが、坂田銀時さんはよくわからない。セクシー男性ではあると思う。あと作者コメント的にシュッとした人として描かれてはいるっぽい。
坂本なんかは男前とハンサムの間やや男前寄りというイメージがある、背高いし。宇宙船で飲酒運転してんじゃねえよバカヤロー。

記憶も住まいも失って僕がこの世に生きてきた証はなくなってしまった でもこれもいい機会かもしれない
みんなの話じゃ僕もムチャクチャな男だったらしいし生まれかわったつもりで生き直してみようかなって

第五十訓 どうでもいいことに限ってなかなか忘れない

一度背負った荷物が掌から零れ落ちていくのいや〜キツいっス!の記憶無しでもこれ☝️が出てくるので性根が根無し草というか、約束でも荷物でもいいけど何かしらで縛り付けてないとフヮーとどっか行っちゃいそうなやつというか。良く言えば執着心が薄くて前向きだが、何かと諦めがちなのが染み付いてるんだろうなあとも思う。そんなやつが何だって江戸のあらゆる場所に根を張って現万事屋メンバーを抱え込んでるかって言えば、そりゃあ奴らと一緒にバカやるのは楽しいという思い出を共有してるからですよね。

山崎丞→山崎退って元ネタからのモジり方で一番好きかもしれません。そして近藤土方沖田と違って今の今まで直接的な接触はなかったのに万事屋の旦那扱いされているあたり、近藤土方とやり合って沖田にちょっと慕われつつあるってことでこの時点で真選組内ではかなりのネームバリューなんだろうな。幽霊騒動と煉獄関でのこともあるしね。
偉大なる競走馬が生まれた(生まれてない)瞬間に立ち会えて(立ち会ってない)嬉しいよ。ジャスタウェイ実装の目処は立ちそうですか?実装されたら教えてください。

倒壊寸前の事務所?家?で酢昆布ポリポリしながら待ち続けてる神楽、好きです。神楽って(この時点ではまだそこまでの設定なさそうだけど)母親早逝からの一家離散の憂き目に遭ってるのもあって、自分の意思で望んで受け入れられた万事屋という居場所に対する思い入れが強いんだろうなと思います。待つ女属性がある。酢昆布からポリポリ音がすることあんまり無くない?
逆に新八は自分の家が別にあるってのも勿論だが、家の利権やらで苦労したので良くも悪くもそのあたり大人びてるというかどこぞのチャランポランとは違った意味で諦めが早いタイプだなと。諦めってか切り替えが早い。同じ意味か。でも当然神楽と同じく万事屋への思い入れは深いし、神楽ちゃんが最後まで待つつもりなら隣で一緒に待とうとする。ええ男やで。定春を自分ちで引き取ってるのも好き。
書いてて思ったけど、最後まで待つ女やってる神楽と早々に切り替えて後のことを引き継ごうとする新八ってそのまま劇場版銀魂完結篇万事屋よ永遠なれ(見た方がいいですよ……!)(女将まで!?)に繋がる描写なんだな。そんで本編では逆に飛び出していけ宇宙の彼方してる神楽と待つ男やってる新八なんだな。それって素敵やん。

マムシの過去とか完全に忘れてたけど、なんか卑近なぶん想像しやすくて結構ツラいんですけど。息子はひきこもりからヤーさんだし旦那はリストラされてテロリストに転職したどこかにいるかもしれないマムシの妻のことを思うと余計にツラいんですけど。一応元は立派な仕事人ではあったらしいのを考えると気の毒ではある、同情はしかねるが……

腐った国だろうがそこに暮らしてる連中がいるのを忘れてもらっちゃ困る
革命なら国に起こす前にまず自分に起こしたらどうだ?その方が安あがりだぜ

第五十二訓 公園は子供たちのものだ

この人警察だったんだ……
これまで幕府直属チンピラ任侠集団としての顔を見すぎていたせいで、秩序体制側の人間としての発言を見るとオッとなる。ついでに己と戦えという話もこなしていてテクニカル。テクニ方テクニ四郎。

オメーに言われなくてもなァ こちとらとっくに好きで生きてんだよ
好きでここに来てんだよ
好きでアンタと一緒にいんだよ

第五十二訓 公園は子供たちのものだ

好きや…………………………(定期告白おじさん)
チャランポランだし給料払ってもらえねえしチャランポランだし家賃踏み倒すしチャランポランだしチャランポランだしチャランポランだけど、なんでそんなやつと一緒にいるかって一緒にいて楽しいからだよ!好きで一緒にいんだよ!みたいな話、普段わざわざしないからこうして言葉に出される機会が出てくるとグッと来ちゃうね……このくらいの時期だと新八が土方に対して「あんたら何なんスか?」って態度なのなんか萌えやね。
マムシ砲に木刀ぶち込むシーンかなり尿道プレイじゃね?

「けーるぞ」で全て伝わるの好き。言葉はもう必要ないさそれ以上に通じ合ってる(詠唱)

第五十三訓

全蔵の初登場ここだと思ってました。バーソロミューはどう思う?全蔵の全メカクレ……

坂田銀時さんの似た者同士枠喧嘩枠というと未来を司る土方と過去を司る高杉みたいなとこありますけど(そうなんですか?)、全蔵もその枠ですよね。あいつ現在を司る枠かな。ジャンプって今を生きる雑誌だし。
坂田はともかく全蔵も余裕で金欠なの、お庭番衆が無くなって以降は忍者がまともな仕事探すのって大変なんだな……と思います。スクーターと同じ速度で走れるのに……スクーターと同じ速度で走れるのすご……
ところで痔ってデスクワークの人がよく患う印象なんですが、全蔵はなんで痔になっちゃったの?便秘だったの?

赤マルジャンプ、平成の残り香。

第五十四訓

素人が半壊した家屋立て直そうとするの、無茶にも程があるけどチャレンジ精神はGOODだね。
江戸のターミナルって侍どもには被支配の象徴みたいな扱いを受けがちだけど当の天人たち(あとは地球人でも積極的に宇宙に出てる人、変革後の世界を是としてる人にとってはそうかも)にとっては文明開花の象徴扱いなの、争いってなくならないね。

坂田銀時さんってこの頃から口八丁が巧みすぎる、後に監獄で王になる男の貫禄をしている。人を焚き付けるのが上手。そういう意味では一軍の将としてのカリスマを持ち合わせてるのかもしれんね。アレこれ本当に一軍の将のカリスマでいいのかな。茂吉って一軍の将のカリスマかな。カスの嘘お兄さんの方が正確じゃないかな。
でも茂吉の話好き。坂田お前ストーリーテラーになれ。

今回の好きなところ、新八が最初以外淡々とボケに乗っかっているところ。

第五十五訓

幾松登場回ですね。ここアニメで見た時コンバンハ!サンタクロースダヨ!(CV石田彰)が本当にありえない声(賛辞)で爆笑した記憶がやたらと強く残っているのですが、アニメだと何話だっけこれ。

ヅラってこの時点で既に「銀時が耐えてるし、アイツ今の江戸で楽しそうに生きてるし……銀時だけじゃなく俺にも江戸に大切なものが増えたし……」ってことで過激派から過激派を牽制する側に転向しつつありますが、過激派攘夷志士を名乗る輩が起こしたテロで夫を失った幾松との出会いって決定的な転機だったんだろうなーと思います。今まで大使館に爆弾仕掛けたりターミナル吹っ飛ばそうとしてたくらいだし大義のために多少の犠牲やむなしと考えてた部分も多少はあっただろうから、実際にそのせいで大切な人を失っている誰かを見るのは結構ショックだったのではなかろうか。ところでゴロツキの義弟に金たかられる未亡人ってエッチくね?
過激派攘夷志士つっても色々だよ、世直しのことなんて考えてないし世界に憎悪を向けてるわけですらない遊びたいだけのゴロツキもいるよ、という現実を見せてくる回でもありますね。本気で世の中を変えてやろうとしているヅラって相当少数派だし、そりゃあ志を同じくする連中にとってはカリスマ的な存在にもなるよなという納得感。本物攘夷志士。ところでゴロツキの義弟に売り飛ばされそうになる未亡人ってエッ
ちゃんとキレてる時のヅラって凄みがあって嬉しいな。ツラいいもんな。ツラじゃない桂だ。

最後にシレッと銀さんと顔馴染みなのが明かされるのも好きだし、そばがメニューに並んでるのも「またいつでも来い」の意思表示で好き。ヅラと幾松殿の関係って、セクシーやんね。

第五十六訓

定期的に挟まる単話完結人情話だけど、その中でもかなりよく覚えてる話です。完成度が高い。

角屋の人たちがお手伝いさんまで含めて全員いい人なのが、銀魂にしちゃ珍しいなと思いつつ話全体通してみると納得なんですよね。今は痴呆の爺さんは職人気質だけど家庭は疎かにしないタイプだったっぽいし、婆さんもそんな爺さんを心底愛してるしで、そりゃこの両親のもとに育った子供たちは気立てがいい真っ当な人間に育つだろうし長年仕えてるお手伝いさんも粋がわかる人になるよなーっていうね。それだけに親父の痴呆も母親の病気の悪化も辛かろう……

俺ァ人間って奴ァもっとマシな生き物だと思いてーよ
ぼけようが頭が吹っ飛ぼうが胸の真ん中にぶっささった記憶は 魂に刻んだ記憶は何があっても消えねーって….俺はそう思いたいね

第五十六訓 冬に食べるアイスもなかなかオツなもんだ

少し泣く。
私事ですが個人的にとても慕ってる、実の祖母みたいに思ってる人がちょっと前に認知症になりまして、定期的に電話かけたりコンタクトは取ってるんですけどそれでもやっぱりポロポロ抜け落ちてるのがわかってしまってその度に悲しくなったりするんですが、それもあってコレ☝️読んでけっこう本気で涙ぐんじゃってェ……
ここから爺さんの痴呆がいきなり良くなるとか奥方の病気が快方に向かうなんてオイシイ話は特にないのでしょうが、それでも色褪せない眩しい記憶が残ってりゃ十分なんでしょう。それが生きるってことなんでしょう。そういう話……

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令和の銀魂読書感想文その②(記憶喪失篇〜)|西郷
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