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令和の銀魂読書感想文その①(〜ドリームキャッチャー篇)

空知先生の最新作が公開されましたね。
感慨ひとしおですが、正直そちらに関してはまだ一話なのとわたくし自身が「ウワーッ!!!!ゴリラの漫画が載ってる!!!!!」という状態で正常な判断ができないため置いておくとして、連動キャンペーンとして銀魂が5巻分無料なんですよ。
で、「そういや断片的に読み返すことはあっても完結後に一話から真面目に読み返したことってないな?」ということに気付いたため何とはなしにちゃんと一話から読み始めたところ、自分がリアルタイムから歳を重ねたのと最終回まで(フワフワな部分も多いが)だいたい起きたことを知っているためかなり新鮮に「面白!!」となったため、読書感想文兼備忘録を認めておくことにしました。前置きおわり。
気が向いた側から感想を書くので気が向く限りは随時増えます。たぶん。その②に続きます。

第一訓

開幕世知辛いな。
ベースが下ネタコメディだからギャグ回ばっか読んでると忘れがちになるけど、異星からの侵略に屈した敗北者としての物語から始まってそういう世界をベースに話が進むから世界観とか縦軸はずーーーっと世知辛い。一話から姉が家をカタに身柄を風俗に売り飛ばされている。
というかそれ自覚しながら基本はずっとアホのギャグをやっているんだな、ということを再確認するなどする。

どんなに時代が変わろうと人には忘れちゃならねーもんがあらぁ。たとえ剣を捨てる時が来ても魂におさめた真っすぐな剣だけはなくすな

第一訓 天然パーマに悪い奴はいない

今"全部"言った?
びっくりした、新八の死んだ親父が死ぬ間際に作品のテーマ全部言語化したのかと思った。なんと1ページ目で"全部"を言っている。一貫性がすごい。
でも言うは易し行うは難しと言いまして、のっけから剣も地位も誇りも何もかももぎ取られているわけでありますので、しかも道場の借金もあるしまず自分らの生活をどうにかしなきゃってとこにそんな理想論語られたところでおまんま食えねえんだよやってられっかバカヤローコノヤローから話が始まっているんだな、なるほどな、と納得するなどをしました。
でもそれだけ苦労背負ってても剣を捨てきれてない、自分は道場の息子だし剣振って生きてきたし侍なんだっていう矜持を手放せないから苦しんでるのが一話時点の新八なんですね。お妙の言う「捨てるのも持ってるのも苦しいなら持ってるものを護るために苦しみたい」に現実はそんな上手いこといかないよって反発しつつも、自分だってハイそうですかと捨てられるようなキャラじゃないっていう。だからこそ今の時代に一本の剣みたいに生きようと踠いている、人が捨て難い大切なものを捨てなくても済むように戦っている坂田銀時さんの鈍い魂の輝きに惹かれたんだろうなあと思いました。開幕濡れ衣着せられてるけど。なんだこいつ!?(主人公)
度々この話はインタ〜ネットでしておりますが、少年漫画の主人公と言われて漠然と思い浮かぶ「何かしらの目標や理想に向かって走ろうとしている少年」の要素を担当してるのが新八ですよね。主人公がその目指す場所に立っている象徴的な存在として描かれてるの、なかなか珍しいことだなと改めて感じます。度々言われている(ということだけは漠然と思い出せるものの、ソースは不明瞭である)ように読者の一歩先を進む背中を見せるタイプの主人公なのだなあ。そして前を進んでいるということはつまり過去に走った轍が残っているよ、という話でもあるのだな、と。その走ってきた過去を知ってるか否かでやっぱり読み味だいぶ変わりますやね。

俺にはもうなんもねーがよォ せめて目の前に落ちてるものがあるなら拾ってやりてェのさ

第一訓 天然パーマに悪い奴はいない

お前重いんだよ……………………………………

正直これ新連載です!って単品で見せられたら「よくわかんねえ」以外のコメントできないと思うんですけど、色々理解してからよくよく読むと世界観だの、作品全体のテーマだの、新八の(ポジションではなく、キャラクター性としての)主人公性だの、お妙の精神的な強さだの、この作品の主人公であるところの坂田銀時さんとはどういう人物かだの、そういうの全部詰まってる話でスルメ回だな……と感心しました。一話が!?
銀魂の時点でこういうかんじだったので、Bーず(2年B組勇者デストロイヤーずのことです)も連載が無事に続けばそういうかんじになっていくのかもしれない。肩パッドとか黒い獣(ウンコのことです)で感動する瞬間があるのかもしれない。

あと全然関係ないけどある程度料理というものを知ってから人んちで本格デコレーションケーキ作ってるシーン見ると普通にすごくて感動する。

第二訓

日常回はサザエさん時空でやってるとはいえ二話の時点で既に半月経ってるのもビックリするし、家賃を五ヶ月分滞納しているのもビックリする。流石に二話で神楽登場だったかなと思ってたら長谷川さん初登場回だったのもビックリする。え!?二話で長谷川さんとハタ王子の回やってんの!?嘘だろ!?生き残る気あんのかこの漫画!?
でもヒロインを主人公とニャンニャン(死語)したキャラとするなら二話で待望のヒロイン登場回と言っても間違いではないかもしれません。銀マダから逃げるな。ていうか長谷川さんこの登場から最後の方までずっと銀さんと仲良しなの面白いな。
あとババアも出ますからね、ヒロイン顔見せ回と言っても過言ではないですよ。ババアはマジでヒロインやってるからな。未亡人のババアという属性でもってギリギリ圏外に踏み留まり切れてないからね、概ね藤村大河だよ。
真面目な話をすると長谷川さん顔見せ回であると同時に坂田銀時ってこんな人回でもあるよね。こいつは国とかお上とかより自分の信じた生き方を貫くことを是としているやつですよ、という。そんでそうやって生きた魂は肉体が滅んでも残り続けるよという。本当に序盤から全部言っててそこに一番ビックリするな……
それはそれとして長谷川さんは無職になる。現実。

第三訓

ジャンプは時々土曜日に出るから気をつけろ←これ平成すぎます!!!

神楽って初登場三話だったんだな……そしてそんなことすら覚えてなかったんだな……となった。俺ァ一体銀魂の何を覚えていたんだ。
三話の段階で既に新八と2ケツしてスキヤキの材料とか買ってくるくらい仲良くなってんのかなり良いじゃん……神楽と会った日が運勢最高の日なのも、なんか、スゲー良いじゃん……読み返してみるもんだな……ていうかいい年こいてジャンプかよとか言うのやめてください、刺さるので。
何に一番驚いたって初登場時の神楽ってかなり大人びてるんだなってことです。なんか普段記憶の中にいる神楽ってもうちょっといい意味でクソガキだったのでね……でも考えてみたらハゲは基本留守だし兄貴もハゲの腕もぎもぎした後どっか行っちゃったしマミーはもう看取った後だしで相当ヘビーな出自だし、そういうの抜きでもこの年頃のガキんちょが一人で遠い星までやって来て出稼ぎみたいなことしてる時点でかなりの苦労人であることが伺えるので、そりゃそうだよなと。むしろ本編の神楽が年相応のガキんちょできてるのって万事屋っていう拠り所ができたからなんだなーっていうね。それって……素敵やん?
一話の感想で「理想にむかって走っていく少年的な主人公にイメージされる要素を担っているのが新八だよね」という話をしましたが、神楽は血統タイプ(?)の主人公要素というか、自分の出自や自分に流れる血と本能に抗い生きるある種の貴種流離譚的なストーリーを担っているのが彼女なんだろうなという印象があります。この時点では詳細決まってないだろうけど宇宙最強クラスのハンターとライフストリームからポップアップしてきた不死人の間に生まれた子供(明後日の方向にハジケてしまった実兄がいる)って要素の盛り方がかなり主人公だよコレ!

でも私 これからはその夜兎の血と戦いたいネ。変わるため戦うアル

第三訓 ジャンプは時々土曜日に出るから気をつけろ

思ってたより最初からしっかりしてたのもそうだし、誰に言われるでもなく「自分に流れる血と抗いたい、人を傷つけたくない」っていう信念を最初から強く持っていたのもよかった。銀魂のヒロインや……誰ですか?長谷川さんがヒロインとかわけのわからないことを言っていたのは。そんなわけないだろ。万事屋のエンゲル係数を守護りたい……

第四訓

守護れなかった……

扉絵のまだそこまで絆レベル上げ切ってなさそうな万事屋が今となっては新鮮ですね。最初のほうは本当になんか押しかけてきてよォ〜あんま荷物持ちたくねえんだよ迷惑なんだよ〜って思ってたんでしょうね。でもそんな生活が楽しくて手放し難くなっちゃったんでしょうね。それって……素敵やん?

お登勢さんグチグチ言いながら家賃五ヶ月滞納してるやつを置いてやってるしメシも食わせてくれるし今回一度パクられたキャサリンも拾い上げてくれんの懐の広さが太平洋や。貴女が銀魂のヒロインです。貴女のおかげで坂田さんも命を繋いでいます(マジ)。ていうかキャサリンって初出四話なんだ!?まずい、あらゆる記憶を失っている……
この回のキャサリン、初出回だから裏切りの末にパクられるわけですが既に自分なんかを拾い上げて親身になってくれるお登勢さんに対して結構思うところがありそうな雰囲気を出していてオッとなった。いい出会いをしたもんですな。

四天王篇がかなり好きであの回はかなり頻繁に読み返してるんですが、この坂田銀時さんという主人公はあまり次郎長のこととやかく言えない程度には人との約束ごとで自分を繋ぎ止めて生きている感のある人物っぽいので初手で死人相手に勝手に約束とりつけてきたのって本人なりの生きねばという意思の現れなんだろうなコレ。それを受けて死にかけの敗残兵拾い上げて世話してくれたお登勢さんと律儀に約束守ろうと番犬やってる坂田銀時さんの関係って、今更だけどすげー良いな……としみじみ感じることとなった。いつもありがとうババア。貴女のおかげで坂田さんも命を繋いでいます(大マジ)。

第五訓〜第六訓

ここまでの間で万事屋お登勢キャサリン長谷川さんあたりが揃ってて、更にこの二話でヅラと真選組が追加納品されるのキャラの追加ペースがかなり早くてすごくね?救急車アアアアアアアアアアア!!!!!!と私に構わず逝って二人とも!がこの回なのもすごくね?
ここまでくると「アレ?この漫画もしかして面白いか?」という気付きが出てくる。キャラが増えれば増えるほど脂がのってくる作品であることにこの時は無自覚だったのか自覚的にやっているのかは不明ながら、とにかく掛け合いのできる濃い奴が増えれば増えるほど比例してちゃんと面白くなっていく。この銀魂?とかいう漫画、面白いんじゃないですか?

あと最初期のヅラがまともでびっくりするし、ちゃんとテロリストでびっくりする。まともとテロリストって並べちゃダメな単語だろ。
人を使って大使館に爆弾仕掛けます!ターミナル落とそうとしてます!ってどこに出しても恥ずかしくない過激派テロリストですごいぜ。そんで銀時がヅラのことを一時でも桂呼びしているあたり思っていた以上にシリアスな場面だったらしい(過激派テロリストと化した幼馴染を説得しようとしているシーンなのでそれはそう)。直後に幼馴染のウダウダした会話になるけど。ジジイになってもあだ名で呼び合える友達を作れって、かなり良いサブタイトルだな……

その男 銀色の髪に血を浴び戦場を駆る姿はまさしく夜叉
天人との戦において鬼神の如き働きをやってのけ敵はおろか味方からも恐れられた武神…

第六訓 お前らテロなんてやってる暇があったらペロの散歩にでも行ってきな

☝️この白夜叉さん紹介シーン(?)、地の文さんが言ってるんならともかくヅラがこのやや大仰(でもないんだろうけど)な口上を述べて解説してくれてるんだよなと考えるとコイツすげー銀時への評価高いな?となった。鬼神と武神がひとつの文章で並ぶことそうそう無いだろ。まあ評価高いのは銀時からヅラへもそうだし、っていうか攘夷四天王の皆さん全員相互にそんなかんじな気はするから単にヅラがストレートにそれを表現するタイプということではあると思いますが。他があんまりストレートに言葉にするタイプじゃないからヅラが遠坂に解説してもらえない遠坂みたいになってんじゃん、白夜叉さんも狂乱の貴公子さんについてなんか解説してやれよ。
あとまあ、かつて共に戦った仲間であり同志としてその実力を認めてるから力を貸してほしいっていう実利的な側面もあるんだろうけど、紅桜篇の高杉とのやりとり鑑みるに「この世界が一番憎いはずなのってお前やん?お前は誰よりもこちら側にいる権利があるやん?お前の戦う場所は俺が用意するから来いよ、無理すんなよ」みたいなニュアンスも多少は含まれてる?の?かもしれない?ともちょっとだけ思いました。わかんねえけど。あんなことがあってあんな別れ方したからね。
それだけに銀時が新しい荷物抱えて昔と変わらずやってる姿を見てかなり安心したっていうのも過激派から降りる一因になったってのはあるんじゃないですかね。ただし改革の意思はバリバリ一貫してるし攘夷活動への勧誘自体は一生してくる。

真選組についてはこの時点では顔見せってかんじなのであんまりコメントする要素がないです。イケメンが生えてきたなってかんじです。ところでヴァラリス3世(Bーズの多分ヒロインのことです)って顔がまんま沖田じゃねとか言ってたけど本物沖田を見ると実はあんま似てないかもしれないな。沖田は可愛いツラはしてるけど顔面全体にふてぶてしさが滲み出ているので……

第七訓

また約束の話してる!!!

キャラのコミュニティが広いとなんか嬉しくなるオタクなので、新八に寺門通親衛隊隊長という肩書きが存在していたのが謎に嬉しい回です。あと坂田さんが親子関連になるとやや判定甘めになる癖が出てる回でもあるのかもしれません。

やくざな旦那が人殺しでしょっぴかれた後もアイドル志望の娘をマネージャーとして支えてきた母親は元旦那に対して当たりがキツい(そりゃそう)一方で娘のお通ちゃんは、思うところがないではないんだろうけどそれ以上に親父が約束守って自分の晴れ舞台を見に来ようとしてくれたのを喜んでるってのが、人情モノだなーと思う一方でなんかリアルだな……という感想もあった。言うてお母さんのほうも娘がそういうかんじである以上は過度に突っぱねるような真似をしないの大変理性的で娘思いな人であると思う。元旦那のやったことを許してはないけど情が残ってないわけでもないってことでもあるかもしれないが。

ところで、とうきびウンコって結局なんなのかよくわかりません。とうきびって何スか。トウモロコシみたいな立派なウンコってことスか。

第八訓

近藤さんってこんなカスみたいな登場でなおこの人ストーカーでさえなければいい男だな……って思えるのすごいな……(感嘆)
立場も年収もあるし、男前だし、剣の腕も真っ当に強いし、正々堂々としているし、卑怯な手で負かされても相手の真意をなんとなく理解してゴネずに恋敵(ではないです)を素直に認める度量もある。ストーカーでさえなければプラス要素しかないぜ。ストーカーなんてやめろ。あ、ケツ毛はプラス要素とします。
ストーカーの自覚があるのもすごい。ストーカーめェ!どこだァ!で即出てくるんじゃないよ。

近藤さんらは武州の田舎で棒切れ振り回してるとこからのし上がってここまできた人なので真選組の任務とは別な私事の真剣勝負に対しては道場での試合の延長線のような認識を持ってそうですが、坂田さんはバリバリの戦場帰りなのでバカが!勝負は戦う前から始まってんだよォ!というスタンスなのが見える回でもあるかもしれません。でも「こいつはこうやって話を持ちかけたら真剣捨てて木刀で勝負しようとするだろうな、俺が獲物投げたら素直に受け取るだろうな」って前提がないと成立しない悪巧みなのでこの時点でかなり近藤さんの人となりを理解して認めているように思う。
坂田銀時さんって自分一人が泥を被ればまーるく解決!となった時に一切の躊躇しないところが主人公としてカッコいいところでもありお前さあ……となるところでもあると思うんですけど、ここに関して最序盤から私は理解していますからねのポジションに立っているお妙ってかなりヒロインの風格かもしれん。ヒロインなんじゃないか?ケツ毛ごと愛する時の顔もえらい美人ですよね。

あと銀ちゃんのピンチの時は実弾ぶっ放そうとしてる神楽がやたら好きです。既に相当懐いているし年相応になりつつある。この後ボコボコにするけど。まだ神楽とそこまで絆レベル上げてなかった頃のお妙の何なの……この娘……という反応も新鮮で良い。

第九訓

真選組とかいうやつらチンピラ集団すぎる。でも本物新撰組を見ていると仲良しチンピラ軍団というだけで相当マシな人たちな気がするから本物ってすごい。本当か?
この銀魂大人気キャラクター土方十四郎さんとかいう人、二度目の登場で「うちの隊の面子のために一般人を正面から叩き斬ります」とか言ってますけど大丈夫ですか?相手があんまり一般人じゃなかったからよかったが……
本当に物騒なことを言うておりますが、近藤さん及び近藤さんと共に作った真選組に対する感情がストレートにデッカくてストレートに物騒なので「わぁ〜!土方歳三が元ネタの人だ〜!」という訳のわからないテンションの上がり方をした。というか普段ギャグ回でバチバチギャンギャンやり合ってるからあんま意識したことなかったんですけど、手心加えた上で武器破壊で決着つけてるので真面目にやった場合は結構明確に実力差の開きがあるものとして描かれてるんですね。考えてみれば実戦経験値が桁違いなのでそれはそうっていうか、経験値が桁違いのやつらに肉薄してる沖田とかいうやつが変。

そして大概な負かされ方をしたのに素直に「あいつはスゲー男だな」って認めてる近藤さんって本当に器がデッカくてスゲーよ。ストーカーとかしないほうがモテますよ。

第十訓

定春初登場ここかぁ〜〜。神楽が酢昆布キャラになったのもここかぁ〜〜〜。初登場定春みすぼらしっ。定春一号の話重っ。
定春一号の話、ウサギは死んでるし神楽にとっては自分が力を制御できないがために大事な家族を死なせてしまった体験だしウサギは死んでるし素直に重いが……なので神楽の腕力をもってやっと対等なクソデカ珍種ドッグを用意する必要があったんですね。

定春の話が顕著ですが、万事屋って「なんか押しかけてきて迷惑だなーと思うんだけど、一度懐に入れた以上はなんか見捨てられん。一緒にいるの楽しいし」の繰り返しで今の形になって落ち着いてったと思うとなんだか大変に感慨深い。あと神楽と定春というエンゲル係数を破壊する存在を一人と一匹も抱え込んで一応はなんとか食っていけてるの、かなりすごいことかもしれない。

第十一訓

「お登勢さんって未亡人のババアじゃないとちょっと強すぎます」の回かも!?
銀魂って前回の話?忘れろ昨日のことは!みたいなこと言うタイプかと思いきや「先週車に撥ねられましたので、当然病院におりますが……」というマジレスをかましてくる作風ですよね。アフロは治るし髪も伸びるけど。

坂田さん、土方と初ケンカ回の大工のおっちゃんといい団子屋のおっちゃんといいかぶき町のモブと当然のように顔見知りで顔がメチャ広いのすき。ツケも溜めまくってるのすき。そこはダメだろ。定春を既に乗りこなし始めているのも好き。

しかし、このちょっとした過去の姿チラ見せ回が後のわりとシリアスな長編に繋がりがちなので油断ならねえぜ。四天王篇でやってた過去にいろいろあった幼馴染男女二人のしっとりラブロマンス──を見て良い話だったなーて思ってたら最終章で追い回想かましてきたので俺ァびっくりしちゃったよ。青山剛昌先生がインストールされていますか?でも幼馴染二人はそういう意味で結ばれてないから青山先生じゃないかも……何の話!?

第十二訓〜第十四訓

この国治安悪!!!!!!!!!!!
幕府中枢まで異星人に食い潰され犯罪シンジケートが蔓延り違法薬物が跋扈してる世界、ガチで治安が悪い。流石にここまでアングラなのは自分から潜らないとなかなか無いだろうけども。ブッ壊したくなりますよ〜幕府。
わざわざ玄関からチャイム押して茶菓子持参で訪問してくる幼馴染のテロリストおもろい。お前ら仲良しか?(そうです)

土方とのケンカ回を見て「土方も相当やるはずなのでマジで強いんだなこの人……」というのを認識した後でこの辺読むと負けイベにするために二日酔いとハム子を守るのであからさまに戦力ナーフされててちょっと面白い。枷を付けられている。イーストブルーのルフィのようでやんした……

戦場の悪夢を見て魘されてるシーン、何も知らずに読んでた頃は「まあ戦場帰りだもんな、そういう夜もあらァな」程度で流してたんですけど、あの、重いよぉ…………元から重いけど余計重いよぉ…………もしかしてこの十年ほどメンタルやられた時などは定期的にこういった夢を見ていらっしゃいますか!?よくないよ!!!何なら松陽の首チョンパもまあまあ夢で見てそうだなお前!よくないよ!!!!
というか夢とか抜きにして俺って何も護れなかったじゃん……は常々思ってそうで、なんか、強く生きてねって思いました(生きてる)。

片腕では荷物などもてまいよ。今から俺がお前の左腕だ

第十三訓 便所で生まれるのは汚れたものばかり

☝️いいセリフ〜。
うぉ……重……キツ……になった直後にヅラの存在がスーーーーッと効いてこれは……カツーラいつもありがとう。
やっぱヅラにとっても色々と背負わせてしまったダチが新しく仲間作って日々それなりに楽しくやってるの嬉しかったんでしょうね。幼馴染特有の(?)妙にテンポがいいダルダル会話好き。
そして初手では二日酔いとか諸々重なっただけで、こいつら二人がそこそこまともな状態で揃うと普通に過剰戦力だから一話で全てが終わるのかなり好き。ヅラってタイイチの殴り合いでもちゃんと銀時高杉クラスに強いのにバンバン爆弾使ってくるし的確に要所を叩いてくるから凄いよあいつは、こいつが過激派テロリストやってた時期があるの怖……
ここは侍の国だぞ!出ていけ!ってあの状況で啖呵切れる新八とか足手纏いはゴメンだぜ!アバヨ!で潔く海に落ちようとする神楽なんかの描写も好きなとこですね。二人しておんぶしてもらおうとするの萌え萌えシーンすぎる。結局おんぶしてくれるのも萌え萌えすぎる。万事屋って萌え萌え共同体なんじゃないですか!?ヅラもそうだそうだと言っています。

俺のこの剣 こいつが届く範囲は俺の国だ

第十四訓 コスプレするなら心まで飾れ

この坂田銀時さん本質セリフ、この回か〜〜〜。

第十五訓

真選組ってポジション的には幕府お抱えのチンピラ集団(言い方)だけど、具体的に彼らってこういう人たちですよの回ですね。何気に初の真選組単体の掘り下げ回かなこれ?ミントンやってる山崎とかかなりキャラを模索している形跡を感じます。

目の前で命狙われてる奴がいたらいい奴だろーが悪い奴だろーが手ェ差し伸べる それが人間のるべき姿ってもんだよ

第十五訓 男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある

いい男〜〜〜〜〜〜。
お妙さんが絡まない真面目なシーンの近藤さんって基本ずっと男前でカッケーよ。ダメな部分をほぼ全てストーカー要素が担っているともいう。この人にテッペンを獲らせてえ……になってしまう。土方歳三(十四郎でない)になってしまう。

真選組って近藤さんの人の良さとカリスマ性の下に集まってて、それを土方が立場と規律で締め上げて、沖田はわりと暴れてて、基本は止めるけど場合によっては土方もそれに乗っかって暴れる、じゃあ近藤さんはただひたすら人がいいだけのゴリラなのかと思えばちゃんと悪ガキ共の手綱握った上で好きにさせてるよ、みたいな組織。
あと山崎って、あの土壇場からきっちりホシを探し当ててるし屋敷の麻薬も見つけてるし、どうも……ミントンあんぱんジミーです……ヘヘッ……みたいなツラ(どんなツラ?)して基本有能なので驚く。伊達に監察とかいう重要な仕事任されてないなこいつ。

世界観がだいぶマッポーなのでマッポも最初から形式上は公僕をやってる任侠集団として描かれてるのだなあ。気付き。

第十六訓

マダオ初出回だ。マダオっていう言葉を定番ワードとして膾炙させる謎能力、すごくないですか。

長谷川さんがいつの間にか銀さんとツレってくらいの仲になってるの好き。俺たち目が濁ってるフレンズ。

つまずき転んだのを石のせいにして何か変わるか?

第十六訓 考えたら人生ってオッさんになってからの方が長いじゃねーか!恐っ!!

信念持ってまっすぐ生きるのも結構だがよォ そいつのせいで身動きとれなくなるくらいなら一遍曲がってみるのも手なんじゃねーの?

第十六訓 考えたら人生ってオッさんになってからの方が長いじゃねーか!恐っ!!

人情コメディ回なのですが、☝️このあたりのセリフは坂田さんの生き方とか価値観がかなり出てるセリフなんだろうなーと感じましたね。人生割り切りが大事だよ、あんま頑なになってっと動けなくなるよ、みたいなの。基本ウダウダ悩むよりはとりあえず動け、前に進もうとしろ、みたいなメンタリティな気がする。基本ね。これを意固地にならずに素直に受け取れる長谷川さんも伊達に幕府の高官やってなかったなこの人、というかんじです。こいつら二人ともコミュニケーション能力が高い。

この回、言ってしまえば長谷川さん初登場回の天丼やってる話ですけど天丼やった上で自分の芯を見つけていくっていう形でちゃんと発展性があるのかなり感心してしまう。現実は非情なので神楽に無職のマダオが!って罵られるところまでセットなのもなんか好きです。現実換算で自分の芯を通すのは難しいゾイ!

ところで登場人物がタクシー乗って目的地告げるだけのページが面白いのすげえな……

第十七訓

うわあ!!!!!!巻頭カラー回だ!!!!!!!!
流石にここまでくると「アレ?この銀魂とかいう漫画面白くないか?」になってくるので掲載順上がってくるの自体はかなり納得なんですが、いきなり巻頭カラーまで巻き返してるのはビビるぜ……当時の読者も「アレ?この銀魂とかいう漫画面白くないか?……うわあ!!巻頭カラーだ!!」という反応を示していたのでしょうか。教えて有識者。
花見回、名作回なので序盤の話とはいえ流石にかなり見覚えがある。坂田土方と神楽沖田のライバル……でいいのかなアレ……なんか気持ちライバルっぽいバチり合い関係が決定的になったのと新八山崎の地味(諸説あり)コンビの絆が生まれたのここなんですね。ファーストコンタクト時の山崎って山賊だったんだ。
かなり見覚えがあるといってもうろ覚えなのでうちの神楽はなァうちの総悟なんかなァって言い合ってる保護者席に新鮮に萌えています。斬ってかわしてジャンケンポンとかいう闇のゲーム、絶対攘夷戦争時代に悪ノリで同じことやってたと思う。

話と関係ないけどネームド以外の真選組の作画全員ヤバいチンピラでおもろい。

第十八訓

ヤバい、本当に覚えてない。
これまではどの回も「そういやあったなぁ」くらいの記憶はあったけどこの回のことマジで思い出せない!そういえばあったかもしれないレベルの記憶!茨木生きとったんかワレ!?

元々天人って存在はしてるんだから大挙して押し寄せてくる前にもちょくちょくいたかもしれないだろ?もしかしたら妖怪ってそういう存在だったかもよ?っていう、かなりSF要素の濃い回な気がします。そしてやっぱり約束を守る話してる!
ついでに人は他人の中で初めて自分が生きているという実感を得られる、孤独に生きるのは苦しいって話もしてるな……すみません、これかなり重要な回ですか?記憶が朧げなんですが……

あの少女がどうなったかなんて知りゃしないが少なくとも今キレーな魚が一匹この池を楽しそうに泳いでいる、美しい〆だ……素直に美しい人情話だ……今度はちゃんと記憶致しました。マジで。

第十九訓

お通ちゃんがアイドルとして売れ始めてからも前科者で塀の中の親父とあの後も頻繁に会ってるというのを見て良い話だねーより先に「大丈夫?文春にあらぬこと書かれたりしない?」が来ちゃうの、俺って嫌な大人になったな。
アイドルお通ちゃんが別に純潔でもなんでもなく芸能界の荒波の中で初めて優しくしてくれた相手にコロッと落ちちゃったりする生身の人間として描かれてるの、銀魂やね……と思います。そしてショックは受けるし逢瀬を見ら荒れるけど、そういう側面も含めて自分の一番辛い時期を支えてくれたお通ちゃんを応援したい、見返りなんていらないからお返しに何かしてあげたいと心から思ってる新八って立派な男だぜ……ガチ恋粘着獣の対義語(???)
GOEMONにカチコミかける時もただただキレるんじゃなくてたぶん素直な心を弄ばれたお通ちゃんを思って涙ぐんでるんですねコレ。新八ってすげーいい男だな〜!?童貞なのも含めていい男だよ。志村新八くんがこれからも活き活きとしたファン活動を続けられることを心からお祈りしております。

第二十訓

エリザベスが現れた瞬間「そうか……ここから壊れ始めるのか……」と全てを悟った顔になった。
けっこうカワイイだろう?に対して坂田さんがかなり迫真の(えっ……?こいつマジ……?)顔を晒してるの面白すぎるなちょっと。そんなに気持ち悪かったのか、エリザベスと結構ウキウキで並んでるヅラ。
初期ザベス、描き慣れてないせいか偶にすごく不安になる顔をしてる瞬間がありますね。ていうかこの時点で既に坂本の話出てたんだな。

坂田さんファミリー←ここ萌えポイント
神楽があれでテレビに出るとなったらカチコチになるタイプなのもカワイイな……カワイイ回なのかもしれないなこれ……
そういえば学園もクソも青春時代を戦場ど真ん中で過ごしたやつが学園祭嫌いポイント列挙したり両親早逝でお家取り潰しの貧乏暮らしだったやつが存在しない実家の太郎の話してるわけわからんギャグパート、謎に好きなんですけど何なんでしょうねコレ。お前ら実家ねえだろ。
あと定春って定春なりに同居してる天パに懐いてはいるんだろうな。それって萌えですね。

そういや全然そういうシーンじゃないのはわかってるんですけど、天人と共に様々な生物がやってきております!で宇宙生物の検疫に関する諸々のこと考えて苦しくなってしまった。大人になるって悲しいことなの。ハタ王子とかマジでいい加減にしろよあいつ(苦しんでいる)

第二十一訓〜第二十二訓

俺は自分のルールで生きてるからジャンプを燃えるゴミの日に出すぜ!ジャンプ読んでるとなんか燃えるし!とかカスの屁理屈捏ね始める主人公、こんな大人になってはならない。ついでにババアも何気にタバコをポイ捨てしている。アライアンス混沌とはこういうことや(そうかな……)

火消しの辰巳のことかなり好きなんですよね。体力勝負の男社会で認められようとまず形から入ってるのが窺える俺っ娘ポンパドールって萌えやん?というか男社会で育てられてきたのに野郎のションベン見てウオアアアアア!!!!!って年頃の娘さんらしい反応見せるの、親父のみならずめ組の皆さん全員そのあたりは気遣って育ててきたんでしょうね。エロ本もコソコソ読んでコソコソ捨てに行くし。お前には無理だって何度も突っ撥ねるのも要するに危ないからだしね。愛されてるねェ。……これ概ね新八神楽に対する坂田銀時さんと似たようなもんだな?
あと坂田さん、常に口ではなんやかんや言いつつも結局伊達や酔狂に勝手に付き合ってお節介働く人ではあるがこと親子関係になるとかなり露骨に判定甘くなるな……というのはお通ちゃんの親父回から引き続き感じますね。しかも我が子に重荷を背負わせたくない親と親の重荷を一緒に背負いたい子供の話をしている。坂田銀時さん、親子とは違うが恩師に何も返してやれないまま死に別れた(っていうか殺した)自認だし、今となってはガキども抱えこんじゃってヤベーよ厄介だと思ってたのにこいつらといるのチョー楽しいよヤベーよ状態なのでどちらに対しても一定の共感があるのではないでしょうか。アレこれ今回もかなり重要な話してる気がするな。そんなんばっかだな。

この話って筋としては辰巳と親父の親子関係にフォーカス当てた人情話として一貫してて、じゃあこの主人公ストーリー上の役回りとしては何してんのって言われると辰巳のサポートに回ったり親父助けに来たりで二人が何も取りこぼさなくて済むように横で支えてるってのが、らしい話だなーと思った。シレッと放火魔捕まえてるのも好き。

第二十三訓

キャラのコミュニティが広いと嬉しくなるオタク、お通ちゃん回ぶりの喜び。
万事屋銀ちゃんのコミュニティが広いのは見ての通りですが、新八も神楽も各々別ルートでいろんなコミュニティに根を張ってるのが好きなんですよね。うぉ……初手将軍の妹とマブダチはちょっとすごすぎ……

銀ちゃん前に言ってたヨ あそこ昔はこの国で一番偉い侍がいたって
でも天人が来てからただのお飾りになっちゃったって 今では一番かわいそうな侍になっちゃったって

第二十三訓 脇だけ洗っときゃいいんだよ 脇だけ

☝️ここかなり色んな意味でオッとなりました。へー銀ちゃんって神楽に聞かれたら色々教えてくれるんだなーとか(半分くらいカスの嘘吹き込んでそうだけど)、今の幕府ってか将軍についての認識「かわいそう」なんだなあの人……とか。実際そうなんだよな、将ちゃん個人がどれだけ真っ当な国家君主であることを望もうとも現状どうにもならんのがこの時期だし。国動かそうとしたらしたでアレなんですけどぉ……(沈痛)

そよ姫ってメンタル強くておもしれー女だけど初登場時はかなり己を取り巻く環境に鬱屈している姫君という向きの強い造形だったのだな、と驚きましたね。一日自由を謳歌した思い出と、神楽っていうダチが外部にできたことがかなり良いように働いているのだな。オイ未成年女子二人がパチ打ってんぞ!!!有罪!!!没収!!!

それにしてもこういう日常ほっこりエピソードが後々天守閣攻め落とすRTAの必須チャートだったことが明らかになったりするの、すげえ話だぜ。

第二十四訓

四話時点じゃキャサリンが復帰してきて準レギュラーになるなんて読めねえよ。
初登場回で既にかなり自分なんかを拾ったオ登勢サンに対して思うところがありそうとは言ったけど、再登場時点でもう結構デッカデッカい恩義と信頼をまろび出しているな……坂田銀時さんがお登勢んとこに鎖繋いでる番犬とするなら、さしずめ店番の番猫といったところか……いや番猫ってなんだ?ていうかこいつホントに猫の括りでいいか?わかりません。

自分の性分ひきずって苦しむくらいならねェ 自分を変えることに苦しみな

第二十四訓 昔の武勇伝は三割増で話せ 盛り上ればいいんだよ 盛り上れば

人様に胸はれるよーな人生送っちゃいねェ まっすぐ走ってきたつもりがいつの間にか泥だらけだ
だがそれでも一心不乱に突っ走ってりゃいつか泥も乾いて落ちんだろ

第二十四訓 昔の武勇伝は三割増で話せ 盛り上ればいいんだよ 盛り上れば

☝️この辺かなりストレートな「自分と戦え、己の魂を守れ」の話だな……
四話の時は万事屋銀ちゃん/Zeroだったし、今回は過去どれだけ泥に塗れていようとも変わるために戦うことはできるって話してるし、キャサリン加入回って毎回重要な話してるかもな。オチも粋で好き。

既にミニ銀さんみたいな挙動をとるシーンがある神楽、萌え萌えかも。

第二十五訓

ハム子のその後回!?僕の記憶にないぞ!!!(記憶喪失)
ハム子のその後とか完全に記憶から吹っ飛んでおり、なんか死んだと思ってたから真っ当に足を洗って生きててびっくりした。つーかハム子って初登場がシャブ漬けのハムだったとは思えないくらいイイ女じゃね?でも男の趣味悪くね?その男の趣味の悪さを補って余りあるくらい人としての度量がデカくね?
これが足を洗ったキャサリンの直後にやってる話なの、かなり文脈だな……となります。キャサリンはいい出会いがあって自分を変えるために戦おうとする意思があったからお登勢さんちの妖怪ホステスとして収まることができたけど、全ての人間が己の業と戦って真っ直ぐキレーに生きようなんて酔狂できると思います?そこんとこ真面目に考えてみよう!という、問いかけをされている。黄金の風に対してのストーンオーシャン。眠れる奴隷に対してのエンリコ・プッチ。

人間食い物にする天人…それに甘んじ尻尾振って奴らの残飯にがっつく人間ども…
ブタはてめーらの方だよ 薄汚ねーブタ守るなんて俺は御免だぜ

第二十五訓 カワイイを連発する自分自身をカワイイと思ってんだろ お前ら

☝️ここね……読んでてすげーびっくりしちゃったんだよね……
ストレートに現体制をブチ壊して改革しようという意思があるヅラとか"腐った世界"潰すゾ!!!の高杉と比べると坂田銀時さんって改革の意思も破壊衝動も無いし、世界への怒りってよりは何も護れなかったことへの無力感が強いしそういうのもだいたい内へ向いているしで、各話に登場する特定の外道畜生の皆さんを義憤(という言い方はあまり本人的に正しくないかもしらんが)でシバき上げることはあっても基本的には義理と人情の人であって怒りの人ではない(っていうかこの人キレたら露骨に弱体化するし)という印象なんですが。そこは間違ってないとも思ってるんですけれども、「外に怒りを向けたりはしないだけで、慢性的にイラついてはいるかもしれん……」と思える言い草でございましたので……
このシーン自体は自分を心配してくれてるハム子をブタ女呼ばわりするカスのセリフを受けての口上ではあるんですけど、常日頃から思うところが多少なり無いとこの切れ味は出てこねえよな?とびっくりしたという話でした。

それにしても誠意を裏切られてブタ女呼ばわりされてもなお彼ピを見捨てないでいようとするハム子ってかなりスゲー女ですよ。話のオチ自体もハム子に免じてという落とし所だったと思う。
キャサリンにお登勢がいたように、泥から這い上がるにも一人じゃキツいよ!支えてくれる相手を見つけられるのだって運だよ!という身も蓋もない話でもある気がする。

ところで内臓的なものがまろび出てる銀ちゃんのイメージ映像、ギャグ日的なシュールさがあってじわじわくる。地味に好きなシーンです。内臓的なものがまろび出てたとしても付き合っていくのは確定なのもいい。

第二十六訓〜第二十七訓

坂本と陸奥登場回だ。そしてまた巻頭カラーだ。脂がのりまくっている……
巻頭カラー扉絵の坂田さんやたらセクシーで嬉しくなりました。セクシーじゃないですか?刀とか鞘とか口で咥えてる人って。人類みなロロノア・ゾロになりなさい。レッツパーリーをしなさい。レッツパーリーは刀咥えてないよ。

神楽が工場長とお呼び!って言ったら素直に工場長呼ばわりしてくれる銀ちゃんと新八ってかなり萌え萌えだな。万事屋って萌え萌え共同体や。三人でウキウキで宇宙旅行とか行っちゃうの萌え萌えや。定春は連れて行かないほうがいいですね。

あの世界のターミナルって冒頭の「侍の国 僕らの国がそう呼ばれていたのは今は昔の話」の場面でも天人からの支配の象徴的な描き方されてるし、ヅラもまずあそこを落とそうとしてたし、物語的にも設定的にも要所として最初から描写されている場所なんだよね。そりゃハイジャックもされるよね。要所のくせにセキュリティがガバガバすぎます!!!
何気に「この世界の過激派攘夷志士つーのは概ねこういう連中ですよ」の回でもあるかもな、真選組回の時は標的が汚職天人で真選組も幕府お抱えの武装集団だからまあ……て感じだったので。

坂本辰馬にとっちゃ船動かすなんざ自分の手足動かすようなモンよ

第二十六訓 旅にはパンツを忘れてもUNOを忘れるな

☝️これ全然そんなことなかったの、そんなわけなさすぎる。
ヅラ登場回でヅラの白夜叉評なんぼなんでも大仰でワロタという話をしましたが、言い方があそこまで大仰じゃないだけで「具体的なこいつの技量は知らねーけどこいつなら初見で船の操縦くらいできるだろ!だって坂本辰馬だし!」で宇宙船の命運丸投げしようとするやつも大概だろコレ。ヅラは白夜叉さんのことストライクフリーダムだと思ってるし、天パは声のデカい人さんのこと七海龍水だと思ってるよ。
攘夷四天王の皆さん、表現方法は各々違えどお互いに「こいつアホだけど、こいつがスゲーのは誰より俺が"理解"ってっからよ……?」とか思っているところがあると思います。めんどくせえ奴らだ。

アホだけど人当たり自体はかなりいいやつから飛び出るガチトーンの暴言からしか得られない栄養素があるので、陸奥に対して「クソアマ」「ぶっ○すぞ」などが飛び出す坂本のシーンだいたい全部好き。いいですよね、声のデカい人とカミソリ副官さん。扱いは相当雑だけど相手の大義を理解し大将として認めてる女と同じく相手の扱いは雑だしガチトーンの暴言も出るけど誰より強く信を置いてる男って良くて……

わしが地に落ちる時がきてもお前がまた釣りあげてくれるちゅーならわしゃ何度でも飛ぶぞ あの宙にの…

第二十七訓 困った時は笑っとけ笑っとけ

☝️ここでっかでっか信頼で好き。
攘夷戦争時代がどうだったのかはちょっと分からんけれども、国だの宇宙だの相手にかなりスケールのデカい大義だのなんだのを現在進行形で掲げてる他三人に対して坂田銀時さんは「国だの大義だの知らねえ、ただ俺の手が届く範囲は俺の国だし手を伸ばせる限りは伸ばすよ」という、見ようによってはかなりミニマムな視点とも取れる信条を携えて生きている人物ですが、だからこそ大義のためと信じて飛び出していくやつが背中を任せられる相手ということなのだろうなぁと。こいつなら選び取れなかった選択肢を掬い上げてくれるだろう、みたいな。他三人と比べるとかなり特殊なカリスマ性?だと思う。
坂本って真面目な時はちゃんと銀時って呼んでるから、平時の金時呼びって敢えてああ呼んでるんだよな多分。ズルい男やで。

攘夷戦争時代、どんだけ凄惨であろうがリアルタイム青春時代を共にした皆さんはかなりお互いにしかわからない通じ方をしているんだよというのがこの話の〆なんですが、坂田にとっては万事屋があり坂本にとっては快援隊があるように各々が今まさに大事にしてる居場所というものがあってそれぞれがかけがえのない関係性なんだよーというのも伝わってくるのが好きな回でした。自分らの今の居場所が揺るぎないことを知っているから他の関係性と共存できる、という関係性の広がりが好き(趣味の開示)。

第二十八訓

新八って宇宙怪獣ステファンのことカワイイもの認識してるんだ。

凄まじい勢いで平成が押し寄せてくる!!!!!
一話丸々下着泥棒とパンツの話してるの、令和じゃありえない話ですよコレ。一話丸々トイレは令和でも大丈夫らしいです。お妙と神楽の絆レベル上げイベントここかい!
女子の下着盗みまくってモテない男に配りまくりモテない男に人気がある下着泥棒、全てが最悪!平成の中でじっとしててください!坂田さんと近藤さんはがっつくのやめたら多分真っ当にモテるよ。でもがっついて台無しにしないとアイデンティティが崩壊するよ。ままならないね。

平成の闇鍋ってかんじの回ですが、みんな気が立ってるし俺なんか冷たいものでも買ってくるよ……っていう的確な気遣いができる近藤さんとか万事屋じゃなくて銀時呼びの近藤さんとかグッとくるポイントはある話ですよ。銀時呼びは初期のブレかな、とは思うんですけどこの話では同志だから相応の距離感をしてるということなのかもね。新撰組隊服(黒)っぽいの着てるのも好き。

爆発オチなんてサイテーーーーー!!!!!

第二十九訓〜第三十一訓

高杉と源外登場回ですね、高杉の存在自体はちょくちょく仄めかされてたけど。お前下着泥棒の直後に出てきたんだ……

源外の爺さんの話も大概重いんですよね、自分を慕ってくれてた実の息子とあんまり良くない別れ方して、そのまま自分の代わりにと国のために戦ってたはずの息子は賊軍として晒し首っていう……後にエロ同人の永琳枠になる爺さんが持ってていい過去の重さではないよこれ。やめろ色々と!!でも永琳も過去重いっちゃ重いと言えなくはないからいいか……(よくない)
この頃の将ちゃん(だよな?これ)、まだ世間知らずのお飾り将軍の感が強い。たこ焼きとか食いたがるのはちょっと将ちゃんっぽい。

白夜叉ともあろうものが後ろをとられるとはなァ 銀時ィてめェ弱くなったか!?

第三十訓 事件は悪い奴が起こすんじゃない はしゃぎすぎた奴が起こすんだ

☝️ここ素直に煽ってるシーンだと認識して読んでたんですが、諸々加味すると「弱くなったか?(煽り)」じゃなくて「弱くなったか!?(ややキレ気味)」というニュアンスで受け取るのが正しい気がしてきた。「ガキ共とままごとしてるわ、俺にやすやすと後ろとられるわ、何してんだてめェ牙無くしたのか!?(キレ)(落胆)」のニュアンスかも。エクスクラメーションマークから滲み出る質感。
ところで今黒い獣がのたうち回ってるとか言うの別の文脈が乗ってまずいですよ!!!めちゃめちゃウンコしたい人になっちゃいますよ!!!あー祭りってトイレ混むもんねってかんじになっちゃいますよ!!!あんまりドス黒い復讐心のことをウンコとか言わないほうがいいよ。はい。

高杉くんって気難しくて気性の激しい人なので他三人ほど政略的に必要な関係を除いたコミュニティが広いタイプではねーのかなと思うんですが(あくまで他と比較して)、その分一度認めた相手にはとことん深いやつでもあると思うので、三郎含めた旧鬼兵隊メンバーのこともしっかり覚えてるっぽいししっかり怒りの薪の一部になっているっぽい。目つきとやってることはヤバいけど動機自体はかなりわかる(かと思いきや実はそれだけではないんだよね)枠。
そもそも彼、十年にわたって銀時が先生殺して泣いてるシーンガン見してるわけだしな。そりゃ目つきもちょっとヤバくなると思うよ。スゲーやるせない気分になると思います。黒い獣(ウンコのことではないです)も大暴れだと思います。
いやーあいつ牙なんて失くしたと思ってたんだがな!誤算だな!の時ちょっと嬉しそうなのでよかったね〜。よかったかな〜?

爺さんと三郎の話も好きでさぁ……復讐の話が(完遂するにせよ、諦めるにせよ)好きなのですが、どう転ぶにせよ大切だったものを奪われた世界で生き残ってしまったどうしようもない苦しみとの向き合い方ってサビで……被造物のある種の健気さみたいなものも好きで……
三郎って決してあの三郎ではないんだけど、爺さんが実の息子みたいに接してたから本物三郎と同じようにからくり弄ってガキみたいに笑う親父が好きになったし苦しそうにしてる親父は見たくなかったんだろうなとか想像しちゃって少し泣く。
「残された自分たちはどうすればいい、どうやってこの苦しみを抱えながら生きていけばいい?」って爺さんに限らず問われた坂田銀時さん本人も恐らくずっと考えていることなんでしょうね。明確な答えは出ないけど彼らが残したものを抱えてとりあえず長生きしましょうや、が現状出せるアンサーといったところなのかな。

最後に爺さんのいい笑顔が見られて、俺は嬉しかったよ。

第三十二訓

記憶がありません。(定期記憶喪失)でも読んでるうちに「あーあったなーこういう話」とは朧げに思い出してきた、そんな回。
坂田さんってこの頃から既に浮き輪使ってたんだ。この頃から既に泳げなかったんだ。

長谷川さん関連の日常コメディ回、毎回打点が高いですよね。単純な笑いの打点が高いのはヅラ回とか将軍回だと思うんですが、なんというか銀魂らしさというんですか?アホくさい不条理を笑い飛ばすくだらない人情話的な方向性の完成度が高い。マダオって長谷川さんだけど、ああいう場面で素直にやってやろうぜって思えるあたりやっぱ伊達に政府の高官やってなかったなと思う。
人間に友好的だったえいりあんちゃんカワイイですよね、生態系への影響とかちょっと気になるけどね。

あと志村後ろォォ!!が回収されててよかった。偉大なるコメディアンを擦って生まれた志村姓が報われた瞬間だよ(?)

第三十三訓〜第三十四訓

真選組と万事屋の絡みは花見以来?ですけど、一緒に連んで(?)バカやってる回ってこれが初めてか?ついでに土方のキャラがマヨネーズによって破壊されたのもこの回みたいです。案外保ってたんだな。扉絵の定春と化した沖田がなんか好きです。
新八含めた万事屋全員でアホなことやってる回が定期的にあるのがやたら好きなんですけど、普段クソうるせェツッコミやってるやつが淡々とボケてるのってなんであんなに面白いんでしょうか。ギャップかな。ギャップ萌えならぬギャップオモロかな。

近藤さんって怖い時は怖いです!トイレついてきてください!って素直に言えてえらい。幽霊怖がるなんざカッコわりーよとか思って無駄な見栄張るやつは結果的に大火傷しますよ、聞いてるのかね君たち。こんなアホなシーンですが、頭下げっから公言しねえでくれってわざわざ頼んでくる土方ってとにかく真選組という組織の面子を守ることを重んじてるやつなんだなというのが見えるのちょっと良いね。

痛い痛い痛い痛い痛いよ〜お母さ〜ん ここに頭汚した人がいるよ〜!

第三十三訓 ベルトコンベアには気をつけろ

痛い痛い痛い痛い痛いよ〜お父さーん!
絆創膏もってきてェェ!できるだけ大きな人一人包み込めるくらいの!

第三十三訓 ベルトコンベアには気をつけろ

ここ好きすぎる。色褪せねェオモロがある。
坂田と沖田がやたら相性よくて仲良し(?)な瞬間が度々あるの、好きです。主に土方を弄るときなど。
毒舌サド野郎的な相性のよさもあり、素直に慕ってる近藤とか向き合い方が屈折してる土方相手とはまた違う破天荒極めた近所の面白ェあんちゃん的な慕い方をしていると思う。

女に泣かされたことはあっても泣かせたことはない近藤さんってやっぱいい男だよ。ストーカーだけど。
土方の口からこれが出るのも良さ。慕われてるんだな、というのと実際そうなんだろうな、という確信が持てる二重の人徳描写やね。ストーカーだけど。

花見回に引き続き、坂田と土方って似たもの同士のアホ二人だぜの話もしている。キャラは正反対もいいとこなのに、無駄な見栄張って大火傷するあたりの思考回路がソックリや君たち。大義だの何だのより個人寄りのものの見方と考え方をしてるところも似てるのかもしれません。この二人の会話もオモロ打点が高い、ずっとウダウダ喧嘩してる。

そして何気に新八が有能で嬉しい回でもある。見るからにバケモノっぽい女を相手取ってる時に蚊取り線香だけで「アイツ蚊じゃね!?」って察することができるの、頭の回転が早いというか柔軟というかでかなり感心します。新八はね、やればできるやつだから。あいつはすげーやつだから。俺は理解ってっから。って坂田銀時さんも言ってた。土下座アタックで神楽と沖田を一度に沈めてるのもなんか好き。
神楽がクソ雑に扱ってるけど端端で銀ちゃんの安否確認してるの、萌えだな〜。

第三十五訓

クーリングオフのことを教えてくれてありがとうね。
通販の仕組みをよくわかってない神楽がテレビショッピングで爆買いしてるの、超かぐや姫で見た!!って謎の感動を覚えていた。神楽って一応は金太郎に対するかぐや姫モチーフですみたいなことをどっかの質問コーナーで言っていたような覚えがあるので、神楽の正体は超と書いてスーパーかぐや姫ということだったのかもしれませんね……そうはならんやろ。
でも他だいたい幕末コンパチキャラの中で主人公とヒロインだけ(だったような気がするけど、他にいたらどうしよう)御伽噺由来のキャラなの、なんか良いですよね。攘夷四天王なんかは頼光四天王を元ネタに持ってはいそうだけど。あと新八は偉大なるコメディアンの血を受け継いでるけど。
全然関係ないんですが、坂田銀時さんって本物幕末換算だと一応久坂玄瑞ポジションになるんでしょうか?んなアホな。

通販で買った柄に洞爺湖とか入ってる変な木刀(互換性あり)がメインウェポンの主人公、よくよく考えなくても変。何なら紅桜とか鳳仙みたいな正真正銘の怪物を相手する時はちゃんと真剣使ってるので木刀がメインウェポンなの自体は普通にデバフっぽいのも変。木刀より真剣が強いのは当たり前ではないですか?いやまあそうかもしれませんけど……
廃刀令もあるし、普段使いだとシンプル暴力(え?)とか制圧及び無力化目的で使うことがほとんどだからってことで木刀佩いてるんだとは思うんですけど、思い返してみるとどう考えても木刀でズバズバ斬ってる瞬間があるので「大抵のやつは木刀でも何とかなるし、単にボコるのと斬り倒すの使い分けられて便利」くらいの扱いなんじゃね?というのが個人的には一番据わりのいい解釈かも。

この話で一番好きなの、カレーが嫌いでハヤシライスの方が好きな質屋のオッサンがいるところです。そこ!?
いやあのね、カレー嫌いなんですよ。カレー好きな人を否定する気はないけど、俺は嫌いなんですよ。何が嫌いかってカレーはみんな好きでしょ?みたいな根拠のない幻想を押し付けられがちなのが一番イヤなワケ。何が「カレーはみんな好きだから」だボケ!!!!!貴様は家政夫破門だ!!!!!!!!!!
ハヤシライスは弱いカレー扱いされるのも嫌い。別ジャンルだよバカヤローがよ。ハヤシライスさんをナメやがってよ。貴様をデミグラスの海に沈めてやろうか。
話が逸れました。カレーが嫌いな人間もいるということ、覚えて帰ってほしい。
木刀は買わないけど神楽は買おうとするオッサンがシレッといるの嫌な世界だな。

給料払ってくれないダルダルの大人を見てああはなるまいと自分と戦えるし、ちゃんと謝ろうと思える神楽は偉いね。己と戦っている。偉い女や神楽は。
大人びた出稼ぎ少女から大人になれ!って自分を鼓舞するガキんちょになってるのが一番嬉しいかも。いっぱい酢昆布と卵かけご飯を食うんだぞ。
地味なとこだけど、一応は自分を追いかけて万事屋に押しかけてきた新八相手には多少のミステリアスさを演出しておきたい銀さんも萌えどころだと思う。

第三十六訓〜第三十七訓

タカチ○コ初登場回で事実上の新八回なんですけども、「ダチ」の話をしている回でもある。
ダチなら恥も痛みも分け合えというような話をしているんですが、恥とか痛みが概ねウンコに集約されてるんだよな。何ならBーずの2話もだいたいそんなかんじだったんだよな。便所を友情が試される場だと認識している!?

もし友達が間違った道に進んでしまった時は その時は友情を壊してでも友達を止めなさい
それが真の侍の友情よ

第三十六訓 恥ずかしがらずに手を挙げて言え

☝️高杉初登場からそう間を置かずにコレ言ってるの、つまり……そういうことか!?
断片的に読み返すってなった時にわざわざタカチ○ポの回読み返しませんよ普通。最初から順繰りに読み返さないと気付けないよコレ。思わず襟を正してしまいました。

新八ってガキの頃から苛められがちだったタカティ○コを庇ってたし、グレたタカチ○ポポも掬い上げようとするし、あの日タカチ○チンを助けられなかった己の弱さと戦おうとしてるし、たとえ力足らずだとしても真っ直ぐ自分の戦うべきものを見据える主人公の精神性しててかっけーよ。ウンコ事件とかアレどうしようもないからね。

あ、すいませんデコが好きなんですけど坂田銀時さん常にデコ出してもらっていいですか。流石に常にデコ出せは言いすぎました、定期的にポンパドールにしてもらっていいですか。300円あげるから。ありがとう。銀ちゃんと神楽の2ケツ萌え萌えですねコルァ。もうもらせもらせ!のコマ好き。

坂田銀時さんって主人公だけど、大事なモン守るために戦おうとするやつがいるんならできる限りそのサポートをしてやる、が基本形だから志村新八の物語の時はきっちり新八に最後のバトン渡すところがGOODです。
ウチの新八はやれるヤツだからね。ずっと自分の弱さと向き合って戦おうとしてるすげー男だから。ねっ坂田さん。○○チン、この後ずっと親衛隊の一員として出てくるの好きだよ。

長谷川さんかわいそ……

第三十八訓〜第三十九訓

カスの女装が、好きです。
野郎のアホみたいな女装が好きなの、だいたい銀魂に植え付けられた趣味という説が濃厚。
でもよくよく見るとパー子ってカスの女装族の中ではかなりカワイイ方かもしれないなこれ、そこそこ綺麗めのドラァグクイーン的な色気がある。余裕でイケるかも。ヅラ子に至っては元が女顔の優男美形だから中身がヅラなだけの美女。
今カラーのパー子とヅラ子見るとブルベ冬!?みたいな感想が出てくる。パーソナルカラーとかよくわかってないからピンクと紫って確かブルベでしたよね程度の知識でほざいているだけなのですが。

かまっ娘倶楽部ってカマバッカ王国のようにもう存在自体が平成の遺物ですが、令和の世には生まれてこないであろうパワフルなオカマ(平成ワード)がたくさん見られるのは、良くないかもしれないけどなんだか懐かしくなってしまいます。昔ながらの駄菓子屋ブラついてる気分になる。
西郷がオカマの道に進んだのは父親と母親を兼ね備えようとして変な方向に突っ走った結果なので、あの時代でも珍しいパターンな気がする。ヤバいニキチッチ?ところで俺のHNも西郷だから書いててなんか混乱するんですけど。

てる彦くん、周囲からの扱いを考えるとグレても仕方ない環境に生きてるのに「自分がバカにされるのはいいけど、父ちゃんがバカにされるのは嫌」って言える子なのがすごい。愛されているし、自分が愛されている事実を素直に受け入れて誇りを持っている。これってすごいことですよ。西郷(マドマーゼル西郷のことです)が自分の今の姿に誇りを持っていると知っているから、というのも大きいんでしょうね。
ところで特に否定しないあたり、ヅラ子パー子がツートップだったの自体は事実なんすか。まあ青ひげ海賊団の中にいると相対的にサボテンの花に見えてくるからな。ヅラ子に至ってはビジュだけなら単品でも芍薬牡丹百合の花に見えんでもないからな。ん?今壁尻シチュが通り過ぎていきませんでした?

自分の敬愛する大切な人が軽蔑されることが許せない、悲しいという気持ちを抱けるてる彦くん、カッコいいぜ。その結果迷惑をかけてしまったことにも自覚的で、こんなできた子なかなかいませんよ。ねえ西郷さん(鬼神・西郷特盛のことです)。
高杉登場回でチラッと攘夷戦争つっても初期と後期じゃかなり様相が違うんですよ〜という話が出てましたが、初期の激戦を生き延び今なお伝説を背負ってるような御仁って数段飛ばしでおかしいんだろうな……白フン一丁で敵戦艦に乗り込み暴れ回ったって何?恐いよ〜。蛾っていうかモスラだよ〜。
何はともあれてる彦くんが堂々と自分の家族についての作文をよめて嬉しい限りです。西郷てる彦くんの健やかな成長をお祈りしております。

第四十訓

さっちゃんってもう少し早めに出てるイメージだったけど単行本五巻が初出なのか。いや全七十七巻ある(え!?)ので全体で見ると初期も初期なんだけども。
ストーカーマゾ女と化してからのほうが長いしそっちのイメージのが強固ですが、高身長ボンキュッボン泣き黒子眼鏡美女殺し屋くノ一(CV小林ゆう)ってかなり属性過剰搭載や。仕事が仕事なので一箇所に留まれないことを差し引いてもこんな良物件なかなかないですよ、後のストーカーだけど。ほなダメか……

新八がこの時点で既に銀さんのことシモ方面爛れてる男と認識してるのも好きだし、神楽が意外とその辺寛容なのも好き。この頃はまだパピーとマミーの設定もなかっただろうしパピーのオマタノオロチはマミーに出会って以降は一途なので、マミーが耳年増だったという説が俺の中では濃厚だけど神威はどう思う?

流石にシラフで取り返しのつかないことはしないが酒で過ちを犯しかねない自覚はある主人公、爛れてていいぜ(良くはない)。やることやったとなったら腹括って責任取ろうとするの、えらいかもしれない。約束で自分を縛ってる男だけあって、実は根っこの部分が真面目寄りかもしれない。根っこの部分以外のパーツがほぼ全部チャランポランの昼行燈だけど。

まだ銀さんに惚れ込んでないしストーカーでもないさっちゃん、新鮮〜〜〜!ストーカー化してからは概ね対全蔵に発せられている雑さが今ここにある。特殊な栄養素を感じる。
そして惚れるまでの流れが「巻き込まれて利用されただけなのに怪我までして助けてくれた」なの、とても王道な出会いである。何故ここからメス豚に……?

第四十一訓

素人がキノコ狩りすなーーー!!!!!
いろんな星からポイポイ異星生物とか引っ張ってくるからヤバいキノコとかも繁殖してるの派手に嫌だよこの世界。検疫しっかりしよ。聞いてんのかハタお前おい。

男は幸せだった 奪うことしかしてこなかった血塗られた自分の手で小さくはあるが一つの命を確かに支えていることが…
そして男は気づく 己もまたその小さな命に支えられていることに…

第四十一訓 そんなに松茸って美味しいもんなのか一度よく考えてみよう

今、今後の展開においてかなり重要な話が横切っていった気がする。この漫画そんなんばっかや!!!これまでの旅路は無駄じゃなかった、ということなんですね。いや結構無駄なことしたな。でも意味のないくらいでいいな。しょうもないような諍いも街に消えてった夕陽も目を閉じれば宝物だな。

正宗を救えるかと言われれば救えないし、でも正宗の分まで自由に生きるってとこまで銀魂らしい話でしたね。

第四十二訓〜第四十四訓

煉獄関篇やね。天導衆の初出もここなんやね。煉獄関って一文字変えたら煉獄さんじゃね!?

煉獄関初見の新八と神楽が「ええ……こんな事が……違法じゃないですか……」とか「胸クソ悪ィもん見せやがって眠れなくなったらどーすんだゴルァ!」なのに対して坂田さんは「あーこういうやつね……」って目の前のことを受け入れてるの、色々知ってる人の反応だ。それはそれとしてムカついてはいるな……この人やっぱ今の世の中の腐敗した部分に心底ムカついてはいるな……
アップの沖田、下睫毛とか描かれててびっくりしました。顔だけなら美少女かもしれん。ヴァラリス?そんで旦那のこと自分と同種だと感じて既に結構慕いつつあるの萌えかもしれないな。

銀さんが行くなら僕たちも行きますよ!がとっくに新八たちにとっての通常営業になってるの良すぎかも!?それを坂田銀時さんもよっぽどじゃない限りは受け入れつつ危険と判断した時は自分が真っ先に飛び出していくのも良すぎかも。神楽の刑事ドラマ的なブームに乗っかってあげる新八とか、道信たちの見張りを何も言わずに任せるボスと何も聞かずに請け負ってすべきことをする山さんパスタコンビも良すぎかも。万事屋って萌え萌え共同体で……

アッ!鬼と人の話をしてます!血塗られた鬼から人になるために足掻きたい話をしています!!"本質"の気配を察知!!!
でもそうやって己を変えるために足掻こうとして、その戦いを守ろうとする人がいてもダメな時はダメです!サヨナラ!っていうシビアさはここから既にあるんだなあ。切ないね。子供たちが泣いても縋っても先生は帰ってこないのを理解してるからせめて敵を討ってほしいって泣いて頼みにくるの……辛いっス!でもそんなどうしようもなくてささやかな願いを聞き入れちゃうバカで酔狂なロマンティスト共って素敵だ。
どれだけ悪いことをしてたって自分らにとっては大好きな立派な人だった、という話もなんか……今後の展開においてかなり重要な話をしてる気配を感じる!!

今まさに人になろうと戦ってる主人公が、人の親になるために人斬りの鬼として生きてきた己と戦おうとした男の鬼の面を砕いて人として見送るの、切なさも残りつつ美しいオチですよね。物語的にも設定的にも重要な話だった。

第四十五訓

真選組は組織のケツモチのオッサン含めて任侠集団です!の段!
煉獄関のあとしまつ篇であり、天導衆と真選組の関係ってこんなかんじ!の説明回であり、真選組は形式上幕府お抱えの警察組織だけど内実は局長はおろか警察長官のオッサンまでバリバリ任侠モンの集団でございます!がよくわかる回。世界観説明部分の描写ってかなり忘れてるから「へーそうなんだ」と思いながら読んでいる。

ギャグ回としても打点高い回ですよね、流れるようにバンバン理不尽に爆発していくの笑っちゃうんすよ。俺のハナクソが!?
まだストーカー化はしてないけど銀さんに想いは寄せ始めてるさっちゃん、かわいい。車は吹っ飛んだけど。
そういや長谷川さんって大型免許持ってるんだな、ハイスペックじゃ〜ん。それでも職に困るもん?とも思いますが、そもそも前職を暴力沙汰で馘になり切腹申し付けられたところから逃げての今なのでマトモな職にありつけなさそうなのは……そう!!

第四十六訓

後に本当に竜宮城に行ってシワシワになるとはこの頃はまだ思うまいて。

六巻にして「この漫画やたら頻繁に入院してない?」ということに気付くなどをする。斬られたり轢かれたりしがちだからね……でも今のところ轢かれた数の方が多いですね。どういうこと?ここは名古屋か?

くノ一よりナースプレイのほうがいいとか言ってたりナース服加点システムを導入してたり、女というか風俗の趣味が明記されている少年誌主人公って希少だ。本人サディスト自認でSMプレイ求めるのに相手はナースがいいんだ、職場不倫プレイでもすんのかな。大江戸病院のナース服カワイイですよね、和洋折衷で。

エリザベスって名目上はペットなのに人間の病院に連れ込んでいいんですか?動物病院で門前払い食らったんですか?ていうか後々フツーに動物病院に連れてかれてなかった!?まあ……細けェことはいいか!よろしくなァ!!!
そんで長谷川さんは惚れた女ってわけでもない(妻帯者だし)ただ優しくしてもらったナースの子相手にただ幸せになってもらいてェと思えるオッサンなのがえらい。マダオって無職になってからは目の淀んだまるでダメなおっさんの道を転落していってるけど、そういう義理人情は貫きたいタイプなので銀さんとウマが合うわけだなと納得しちゃいますな。

ヅラにあんまり借りとか作りたくないしカチカチ石頭の変人だから口説くの無理筋だぜ?とは言うけど、ヅラがモテる(※誤解)のはまーそうね的な反応だしあいつは頭パーンを素直に鵜呑みにするバカだと思ってる幼馴染の坂田さん好き。青山剛昌先生はどうですか?こういう幼馴染……え!?殺人の容疑で逮捕!?俺がですか!?

ハイせーの ドサッ←ここすき

話とは関係ないんですが、銀サンって元は土方サンになる予定だったんだ。

第四十七訓

週刊少年ジャンプの大人気漫画が一話丸々ゴキブリの話していいんですか?令和にもゴキブリ呪霊とかいるしいいか。ここが仙台コロニーってことで……
江戸で生きてくってゴキブリと共に生きゴキブリと同じ部活に入りゴキブリと青春を共にすることと同義なんだ。俺自身が特級呪霊になるってこと?恐え〜。
ていうか星一つ滅ぼす人喰いゴキブリを直輸入はライン越えだろ。ハタいい加減にしろよバカお前。

俺地球を滅ぼした魔王になっちゃったよ アッハッハッ〜もう笑うしかねーや

第四十七訓 テレビとか新聞とかちゃんと見ないとダメだって

☝️これ普通にギャグなのですが、でもこの人ルートによっては本当に地球を滅ぼした魔王になるんだよな……と思っちゃってあんまり素直に笑えなかったんですけど!このシーン、珍しくハイライトが失われているので絵面のアホさ加減に対して事態が逼迫してるかもしれない。
見ておいた方がいいですよ……!劇場版銀魂完結篇万事屋よ永遠なれは……!なお、特に完結はしなかった模様。

定春、地球を救ってくれてありがとう。そういえばキノコあたりからいなかったね。

第四十八訓〜第四十九訓

そういえばいたな〜、大阪出身のキャバ嬢の花子ちゃん!この後は特に目立った出番もなく、すまいるメンバーが並んでる時とかよく見たらいるなー程度の花子ちゃん!
大阪出身のキャラが金にガメついどころか詐欺に遭って騙し取られる側のパターン、珍しい気がする。俺は大阪府民だからフィクション大阪府民がむしろ金をぶんどる側に置かれがちなのを知っている。花子ちゃんはかなり出身地以前の問題だけど。
お妙ってあれでお人好し側ではあるけど、知り合いからの「金貸して」に対してはガチトーンの「貸さねーぞ」を出してくるのが偉いな。

坂田銀時さんってオカッパ似合わなさすぎる。オカッパって天パ以上に似合う人物が限られてくる劇物なので天パを受け入れた方が楽ですよ。スタンド使いになって組織から麻薬を撲滅する決意を固めるか、仮面の軍勢として藍染に対抗する覚悟を決めるか、サラサラを諦めるかだよ。でも梅雨でもボワッてならない髪質に対する憧れはわかる。

どうせならこんなとこ潰してやるかーって腹づもりで動いてる坂田さんなどもかなり好きなのですが、神楽の調査能力が高いのがわかるシーンが一番好きかもしれません。実は元からしっかりしてるところはある子であったが、万事屋として働いて培われた能力なんだろうなーって嬉しくなりますからね。

全蔵の初登場って大晦日ジャンプ奪い合いじゃなくてここだったんだ……(記憶喪失)


ここまででちょうど六巻分ですが、既に3万字の大台に突入しそうなので一旦切る。
その②はこっち👇

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令和の銀魂読書感想文その①(〜ドリームキャッチャー篇)|西郷
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