昨秋登板なしの大型右腕が「最速158キロ」で評価急浮上! 春の大学野球で躍動する“ドラ1候補”たち
米沢も、故障もあって昨年秋まではリーグ戦0勝に終わっているが、この春は第1戦の先発を任されると、宮原と投げ合った4日の近畿大戦では7回を1失点と好投(試合は引き分け)。中1日となった6日の近畿大戦でも勝ち星はつかなかったものの6回途中まで投げて自責点2と試合を作ると、11日の関西学院大戦では被安打1、四死球0、13奪三振で完封と圧巻のピッチングを見せた。 ストレートはコンスタントに145キロを超え、コーナーに投げ分ける高い制球力も備えている。貴重な先発タイプの左腕だけに、高く評価する球団も多くなるだろう。 東京六大学でも実績がありながら昨年は調子を落としていた渡辺和大(慶応大・投手・高松商)が復調傾向にあり、同じ左腕の斎藤蓉(立教大・投手・仙台育英)が昨年から大きく成長を見せている。ここ数年は大学生がドラフト戦線の中心となっているだけに、ここからさらに多くの選手がアピールしてハイレベルな争いとなることを期待したい。 (文・西尾典文) 西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。
西尾典文