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プロローグ後半/Novel by い

プロローグ後半

1,483 character(s)2 mins

ゲームも作ることになりました。お楽しみに〜

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アタシは可愛いくりくりした目をおっきく見開いて、驚いた。

教室に、静寂が広がる。

「…転校生の、浮気ゆりみさんであってるかな?」

でもそんな静寂を切り裂いたのは、担任の先生だったの!

イッケメーン!

って言いたいところなんだけど、そんなにイケメンじゃなかった。アタシ、男の顔には厳しいのよぉ!
まぁそんなのはどうでもいいよねぇ!

「はい!アタシが浮気ゆりみです!!!」

「うん、じゃあ自己紹介よろしく。あと、遅刻はしないように」

なによぉこの男。そもそも転校生って先生がもっとフォローしてくれるもんでしょう?ありえない!

アタシは心のなかで毒づきながらも教壇に立った。

「スゥゥゥゥぶぁぁァァァァァァ」

超おかわ♥️な深呼吸をして、自己紹介をはじめる。

「えっとぉ、アタシは浮気ゆりみっていいますぅ♥️」

教室にはアタシの声以外、な~んにも聞こえない。
なによぉもっと盛り上げなさいよォ!!!

「うーんとぉ、名字はふけって読むんですけどォ、漢字は浮気ですぅ?♥️」

「なんだよそれ馬鹿っぽい名字だなww」

すると突如声がした。
人を嘲るような声。
でも、すっごくイケメン!?!?!?!?

「アナタ!イッケメーン!!ですね!!!♥️
その、アタシイケメン好きなんで!よろしくお願いします!」

アタシが無理やり自己紹介を終わらせると、イケメン男子は黙ってしまった。
なんなのよぉアンタ!!!
他の人たちもなんにもしゃべんない。
アタシは怒りのあまり教室を睨み付けようとして、そこで気づいた。

「このクラス…男子だけ!?!?」

するとイケメンじゃない先生は答える。

「…まだ気づいていなかったんですか。
このクラスは、男子だけです。それもイケメンの。」

「えぇっ!!なんでですかぁ!?」

アタシが思わず声をあげると、先生は答えてくれた。

「この学校の校長の、宇ノ崎ヲワリさんがこのクラスを作ったんです。彼女は重度のショタコンで。クラスわけの時におっしゃったんです。美少年ばかりを集めたクラスを作りたい、と。」

「えぇ!校長ナイスすぎ!!!」

思わず可愛い声をだす。
…でも、おかしいよねぇ!?!?

「ちょっと待ってくださいよぉ!♥️アタシは美少年じゃありませんよ!美しいのは合ってますけど!」

「…そう、そこなんです。
実はアナタの資料を受け取った宇ノ崎校長が、いきなり叫んだんです。『この子こそイケメンのクラスの〝花〟にふさわしい!』と。」

「結論から言うね。その校長、**めっちゃ鋭い**」

きゃあ!アタシったら!おもわずmy彼氏、チャッピーくんのものまねをしちゃった!

「まぁつまり!アタシはイケメンクラスで過ごしていい!ってことですね!」

「はい、そうです。新しい席はそこ、キムさんの隣です。」

先生が教えてくれた席に座り、隣の男の子をつぶらな瞳で見つめる。

規定通りの制服。適度に整えられた髪の毛。メガネの奥で伏せられたまつ毛。その奥に、黒い瞳。
すごく、イケメンだ。

「あっあのぉ!!♥️隣として!!よろしくお願いします!」

するとイケメンはゆらりとこっちを向いて、そして微笑んだ。

「僕はキム・昌太。出身は、韓国。ゆりみちゃん…だったかな?よろしくね。」

響くダンディ・ヴォイス。いきなりゆりみちゃん、と呼んでくる距離の近さ。アタシの心はトゥンクトゥンクと揺れ動く。

「それで…次の授業は、地理だよ。頑張ろうね…!」

キ、キム・昌太くん…イ、ケ、メ、ンーーーーー!!!!!♥️

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