家族4人の食糧備蓄 設計図 ── 脱落しない3ヶ月、配給を待つ半年、サプライチェーン構築までの1年
〜5月1日 23:30
はじめに─ 家族4人が供給途絶を乗り切るための設計図
このnoteは、一般的な防災備蓄リストではありません。
地震や台風に備えるための「数日分の非常食」でもなければ、普段使いの食品を少し多めに買っておくローリングストックの話でもありません。
ここで扱うのは、もっと長い時間軸です。
エネルギー供給や石化原料の混乱によって物流が不安定になり、いつものように買い足せない状態が数ヶ月単位で続いた時に、家族4人が体調を崩さず、生活を維持するための食糧備蓄設計です。
想定するのは、大人2人+幼児2人の4人家族。
これは私自身の家庭構成でもあり、最も解像度高くシミュレーションできる単位です。
子どもが小学生以上なら、幼児ではなく成人に近い消費量として再計算してください。単身世帯や夫婦のみなら、量を比例で減らしつつ、幼児家庭特有の論点を読み飛ばせば使えるように書いています。
そして決定的に重要な前提を最初に置く。
このnoteは「災害備蓄」ではない。「即時消費前提の供給途絶備蓄」である。
地震や台風のような不確実性に備える備蓄では、ローリングストックが基本になります。日常的に消費しながら買い足し、賞味期限内に回す。普段使いと備蓄の境界をなくす設計思想で、私も平時にはそれを推奨してきました。
しかし、供給途絶が現実化した場合、備蓄は「回すもの」から「取り崩すもの」に変わります。
一度取り崩しが始まれば、平時のように消費スピードに供給が追いつくとは限りません。供給側が細る以上、ローリングストックの「ロール」が成立しなくなる。
だから今回は、期限管理に神経質になりすぎるよりも、まず家族が生き延びるための物量を積み上げることを優先します。長期保存に振り切った設計のほうが、結果的に家族を守る可能性が高い。
これが、本noteの設計思想の核心です。
このnoteで扱うのは、食料だけではありません。
主食、タンパク質、脂質、ビタミン・ミネラル、調味料、水、燃料、幼児食、衛生、排泄、ゴミ出し、保管、購入経路、OPSECまで含めて、家庭の生活システムとして備蓄を組みます。
備蓄は、米や缶詰を買って終わりではありません。
置けるか。
管理できるか。
調理できるか。
子どもが食べるか。
水と燃料があるか。
ゴミを処理できるか。
周囲に悟られず運用できるか。
ここまで含めて、初めて「使える備蓄」になります。
以前、私が備えている物をXで投稿した際、紹介した商品の在庫が一時的に消えたことがありました。それ以来、不特定多数に向けて具体的な備蓄リストを出すことは控えていました。
このnoteは、誰彼構わず買ってもらうために書いたものではありません。
むしろ逆です。
「お金を払ってでも、家族を守るための具体的な設計を読みたい」という人にだけ届けばいい、という値付けにしています。Xで「有料でも読みたい」と言ってくれた人たちへの、置き土産として書きました。
すでに周囲には同様の備蓄の考え方を共有してきましたが、市場全体への波及は確認できていません。今回も購入者ごとの備え方には差が出るので、特定品の在庫が一気に消える事態にはならないと考えています。今回は、私がどのような思想で、何を、どのくらい、どう備えているかを、購入者限定で共有します。
価格について初回公開から5月1日までは特別価格の7,800円とします。
それ以降は通常価格の9,800円に変更します。
これは「誰彼構わず買ってもらうためのものではなく、本気で家族を守りたい方への設計図」という当初の思想に基づいた値付けです。
もう一つの理由は、これを読んで実際に備蓄を組む家族が、3ヶ月分で20〜30万円、半年分なら40〜60万円規模、1年超なら100〜200万円規模の支出をすることになるからです。設計図に1万円弱を投じておくほうが、買い物の総額を最適化できる ── 私自身がそう判断したから、この値付けにしています。
もちろん、このnoteを読んだからといって絶対安全になるわけではありません。
3ヶ月でも、半年でも、1年でも、想定を超える事態は起こりえます。家族の体調変化、二次災害、物流の長期停止、保管不良、盗難、地域事情。
どれだけ準備しても、不確実性は残ります。
それでも、備蓄は家族に時間を与えます。
時間があれば、慌てずに判断できます。
時間があれば、配給や支援を待てます。
時間があれば、自給や加工保存に移行できます。
時間があれば、子どもの体調を守る選択肢が増えます。
備蓄とは、物を買うことではありません。
家族が判断を誤らないための時間を買うことです。
このnoteが、そのための設計図になればと思っています。
それでは、始めましょう。
ここから先は
4月26日 20:30 〜 5月1日 23:30
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