松本市の旧開智学校校舎、創建150年 明治9年4月22日に竣工 節目に展示リニューアル
2026/04/23
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国宝旧開智学校校舎(松本市開智2)は22日、落成から150周年の節目を迎えた。明治6(1873)年の開校当時は廃仏毀釈で廃寺となった全久院を校舎に転用していたが、2年後の8年に新築着工、翌9年4月22日に竣工式典を開いた。節目に合わせて館内の展示内容をリニューアルし、この間の校舎の変遷や学校生活を紹介している。
15部屋ある展示室のうち、12部屋の内容を改めた。常設展のリニューアルは、耐震防災工事を終えて再オープンした令和6年11月以降は初めて。
校舎完成当時の記録や増改築・移築復元の経緯のほか、校訓、学校規則、授業料や教員給与に絡む展示などを新たに調えた。
このうち落成にあたる新築開莚式の様子を伝える展示では「建築の出来は目今日本第一等の小学校」と記した当時の信飛新聞を引用。ソフトの充実も順次図られたといい、明治31年に制定され今日まで継承される校訓「愛正剛(柔)」や校訓の歌(校歌)も紹介した。
明治11年の生徒心得に始まり、時代を追うごとに整備された校則の展示室には懲戒規定、休業日規定、参観人心得などの規則がずらり。歴史を感じさせる。
秋には校舎150周年に絡めた建築関連の企画展も予定しているという。西松秀記学芸員は「量、質ともに充実した資料が残る開智学校だからこそ、展示もさまざまな切り口が可能になる。一人一人の通学の思い出とも重ねながら楽しんで」と話している。