パキスタンが再び越境砲撃 アフガニスタンで100人近く死傷
カブール、アフガニスタン、4月28日 (AP) ー アフガニスタン当局によると、パキスタン側から発射された迫撃砲とミサイルが27日、アフガニスタン北東部の大学や民家に着弾し、7人が死亡、少なくとも85人が負傷した。パキスタン側は大学を標的にしたという非難を否定した。 今回の攻撃は、今月初めに中国が仲介した両国間の和平交渉以降、初めての武力事件となった。 パキスタンとアフガニスタンは、2月下旬にアフガニスタンが同国への空爆に対する報復として、パキスタンへの越境攻撃を開始して以降、数百人の死者を出した数カ月にわたる激しい戦闘に巻き込まれていた。イスラマバードはアフガニスタンとの全面戦争状態にあると宣言しており、この武力衝突の激化は国際社会に警戒感を抱かせていた。 パキスタンの情報・放送省は、大学への空爆に関するアフガニスタンメディアの報道や政府声明を「露骨な嘘」として一蹴した。 4月初旬、アフガニスタンとパキスタンの当局者は中国西部のウルムチで会談し、紛争をエスカレートさせず「包括的な解決策を模索する」ことで合意していた。 ラマダン月の終わりを告げるイスラム教の祝日「イード・アル=フィトル」に合わせ、双方が一時的な停戦を宣言した後、3月には戦闘は概ね沈静化した。 アフガニスタンは、27日の攻撃の負傷者には女性や子ども、大学生が含まれていると述べ、今回の攻撃を「許し難い戦争犯罪であり、野蛮行為であり、挑発的な行為だ」と非難した。 アフガニスタン高等教育省は、同大学への攻撃で学生や教授約30人が負傷し、施設の建物や敷地が甚大な被害を受けたと発表した。 これに対してパキスタン情報省は声明で、「パキスタンの標的選定は正確かつ情報に基づいている。サイード・ジャマルッディーン・アフガニ大学への攻撃は行われていない。こうした主張は根拠がなく、虚偽である」と述べた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)