北村匡平|新連載「藤井風論——救済の音楽」

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北村匡平|新連載「藤井風論——救済の音楽」
@Kyohhei99
映画研究者/批評家・随筆家|東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授|映像文化論・メディア論・社会学|公園/遊具研究|単著『観る技術・読む技術・書く技術』『遊びと利他』『椎名林檎論』『アクター・ジェンダー・イメージズ』『24フレームの映画学』『スター女優の文化社会学』など|研究室
東京:連絡先=kyohhei99@gmail.comnote.com/kyohhei99/

北村匡平|新連載「藤井風論——救済の音楽」’s posts

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新連載「藤井風論──救済の音楽」の第1回「プロローグ」が公開されました。彼が岡山のローカルな場所からグローバルな世界の舞台へと飛び立っていった5年間の軌跡を描くための序章です。藤井風がデビューした「あのとき」のことを思い返しながら綴りました。webchikuma.com/n/n116971be0594
学び直すのは学部からというのは心から同意。人生100年時代に18歳で大学に行って22歳に卒業するなんて多くの人にとってすごくもったいないしリスキー。高校を出て自由に働いたり旅したり色々な経験をして学びたいことが定まってから25〜30歳くらいで大学に進学する社会が普通になればいいのに。
今日、何度繰り返しこの動画を見ただろう。後景・中景・前景とすべてにおいてドラマがあり、細部が圧倒的な情報量を放っている。構図も素晴らしい。日常的な光景の中で、最後の審判のような終末を感じさせ、救済が訪れる。完全に映画を超えている。 x.com/TheFigen/statu
はい、今年もレポートで散見事案。 ・本文中いきなり「箇条書き」開始 ・段落頭一字下げしない ・段落と段落の間に一行あけ改行 ・wikiを論拠にするのやめてくれ ・結論で「まとめると〜」(雑だ) ・教員に提出するレポートの冒頭「皆さんは〇〇をご存知だろうか?」で始まる←年々増えていってます
大学で人文学を学んでも「役に立たない」と言われることがある。だが、大学で学んだ哲学や文学、美術史や映画が生きるのに計り知れないほど「役立っている」ことを日々実感する。むろん研究生活のことではなく「生」それ自体においてである。感受性を鍛え上げることこそ豊かな「生」の獲得に繋がる。
『椎名林檎論』を刊行したとき、少なくない何人かの人に「あれは公式の許可とってるんですか?」と尋ねられたことがあって、かなり謎だったのだがSNSを眺めているとよくわかる。「批評」という存在自体が社会において機能しなくなりつつあるというか、存在意義を失ってしまったのだなと痛感した。
話題の学習院大学学生の自分への謝辞──「私は素晴らしい学績を納めたので「おかしい」ことを口にする権利があった」 ネオリベの中で育てあげてしまった「強者」の論理。努力しない/能力のない「弱者」の口を封じること。このような選民的思考を育てないように、教育は授けられなければならない。
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人生の記録は文章のほうがいい。写真を撮って残す人も多いと思うが、どうしても現在の年をとった自分の視点で写真を見返してしまう。当時の未熟な視点が大事。文章で残すと、若かりし頃の自分を客体化できる。現在の成長した自分から見るとめちゃくちゃ違和感を覚えることが少なくない。それが面白い。
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@Kyohhei99
いま10代とか20代とかで将来物書きを目指している人には日記を日々書くことをオススメしたい。文章の表現力が高くなるという意味以上に、自分の人生、経験は唯一無二のものであり、ネタの宝庫。箇条書きでもいい。過去を思い出そうにも限界があり、日記をつけていた時代のことは詳細に描ける。
2000字程度のレポートに1万1千字以上書いてくる1年生。ネット記事だけでなく何冊も本を読んで脚注20個以上もつけて提出してくる学生。こういう学生は将来必ず伸びる。たった1単位の授業に異様というくらいエネルギーを注ぎこむ。東工大にはこんな学生がいる。めちゃくちゃ嬉くて誇らしい。
僕は昔からアーティスト自身よりもその人が生み出す作品に魅了されるので記事は流せるが、ただ藤井風が心置きなく音楽を作れる環境を守ってほしい。日本が居づらいなら海外に行ってもいい。あんな規格外のアーティストはもうしばらく現れないと思うので彼が幸福に音楽を奏でられる場所を守ってほしい。
いま10代とか20代とかで将来物書きを目指している人には日記を日々書くことをオススメしたい。文章の表現力が高くなるという意味以上に、自分の人生、経験は唯一無二のものであり、ネタの宝庫。箇条書きでもいい。過去を思い出そうにも限界があり、日記をつけていた時代のことは詳細に描ける。
それから最近の大学ではアクティブラーニングと称して無理に他者と対話させ、自分の意見を言わせる授業が増えた。何度もやればそれなりに慣れてくる。でもそんな風潮に慣れなくていい。自分の意見を持ったり問いを立てたりするのには厖大な時間をかけた学びが必要である。焦らずにじっくりと学ぶこと。
藤井風、ニューヨークからの生中継!後ろ姿から登場する風。アルバムをめくりながら歌い、マフラー巻く、バッグ持って落とすなどいろいろあってニューヨークの景色をバックに壮大な演出。「来年はどんな年にしたいですか?」という質問に対して、みんなが幸せになってくれたら。さすが藤井風。
【情報解禁】NHK Eテレ「思考ガチャ!」に出演します。3月15日(水)夜10時放送。MCはSnowManの阿部亮平さん&お笑い芸人のエルフ荒川さん、ゲスト研究者として宇宙物理学の小林晋平先生、資源循環工学の所千晴先生、映像学の北村匡平でいま話題の「早回し」について喋ります!nhk.jp/p/ts/QJ4W13PP7
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「戦争を知らない子供たち」として『はだしのゲン』を読み、『火垂るの墓』を観て育ったわれわれ世代と、『永遠の0』や『この世界の片隅に』を観て育つ現代っ子では「戦争」の印象がかなり異なるだろうな。子供に『野火』をいつ見せようか迷うところ。
近年の大学では新入生に「問いを立てろ」と言うことが多い。でもそんなこといきなりできるわけがないので無視してよい。大事なのは厖大な読書を通して知を身につけ、これまでにない経験を求めること。そして社会に違和感や不満を持つこと。それでやっと問題が発見できる。問いを立てるのはそれからだ。
【悲報】妻不在で子供と過ごしていたら小学2年の娘に「ねぇ、ママが結婚するなら大学の先生はやめといたほうがいいよって言ってたよ(笑)夜も土日も働いてるし、理屈っぽいし、すぐ批判してくるし、一つのことに執着して面倒臭いって(←ここ意訳)」と告げ口がありました。 ※教員によって差あり
学生のコメントで「その説明は納得がいく/理解できる」とやたら上から授業を批評するコメントが年々増えている。授業評価の負の側面か、評価する側に立って自分の基準で判断する。ここでも既知のものを反復すると評判がよい。知の怠慢であり擬似的快楽だ。未知が既知を崩壊させるのが本当の快楽なのに
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北村匡平|新連載「藤井風論——救済の音楽」
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学生のコメントシートを読むとある傾向がある。彼ら彼女らの知らないことを授業で話すのに比べて、知っていること/馴染みのあることを扱うととても評判がよい。まったく未知なることを知りたくはないのか?
西川美和がものを作るのに必要なことについて、エッセイで、「さびしさに身を沈め、じっと孤独と詰める瞬間がなければ、作り手の中の鬼は物語で踊らない。ただし生業として続けて行くためには、それは「適量」でなければならない。その分量が難しい。
『ライオンの隠れ家』すごくいいドラマだった。坂東龍汰が天才的な演技力をもつ役者だということを実感して唸る日々だった。シナリオがとてもいい。相手を管理して自分が安心を手にするのではなく、他者を信じて手放すこと。皆んなが愛といいつつ管理したがる現代において、とても大事な物語だった。
一生本を読んで暮らしたいと学問の道を志した人も多いと思うが、はたしてどれくらいの研究者が読書に耽溺できる人生を歩めているのだろうか。もしかして学問と関係がない仕事で定時で帰れる人のほうが「豊かな読書生活」を送れてはいないだろうか。
藤井風の音楽を聴いていると、あの膨大な引き出しをいったいどれほどの時間をかけて作り上げてきたのだろうと思いを馳せてしまう。彼の生まれるはるか昔の古いジャズや洋楽ポップス、昔のソウルやR&B、昭和歌謡からJ-POPまで実に幅広い。映画も同じだが、いかに「古典」が大事かを思い知らされる。
藤井風は本当に世界で通用するアーティストだ。宇多田ヒカル以降ようやく本格的な歌手が現れた。海外で活躍するバンドやグループはいるが藤井風は別格。岡山のローカリズムとブラックミュージックを身体化したグローバルな歌唱とグルーヴの融解、宗教的な詞の世界観が国境を超えて癒しを与えるだろう。
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北村匡平|新連載「藤井風論——救済の音楽」
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藤井風の新譜『LOVE ALL SERVE ALL』は名盤だ。歌の表現力が一段と凄まじい。ローカル/グローバルの弁証法とでもいうべき音の和洋混淆と詞の俗世を超えた世界観。『まつり』のサウンドが素晴らしく『やば。』は本当にヤバい。初回盤のカヴァーはブリトニー・スピアーズ『Overprotected』が特にいい。
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レポート採点。ネタバレ禁止ファシズムの影響下を生きてきた世代のため、教員しか見ないレポートで「ネタバレになってしまうので詳しくはいえないが」とか「ストーリーの結末に少し触れることをお許しいただきたい」とか書かれている。今度からネタバレは気にせず好きに書いてと毎回いわないとか。
阿部亮平さんのこの本質的な質問、ドキッとした。答えを準備していなかったからよく覚えている。番組PR動画が毎日更新されているようです。収録時間は2時間、それが30分に。編集大変だろうなぁというトークだった。 x.com/nhk_syumicoco/
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藤井風の3rdアルバム『Prema』の初回盤にはDISC2として『Pre: prema』がついていて、2ndアルバム『LASA』後にリリースされた「grace」「Feelin’ Go(o)d」「Workin’ Hard」「花」「満ちてゆく」「真っ白」に加えて、いまのところ配信ではまだ聴けない新曲「It’s
藤井風「I Need U Back」のMVリアタイ。マイケル・ジャクソンやデヴィッド・ボウイを彷彿とさせる、サーカス的な祝祭空間でもあり80年代のアメリカのハードロックのPVを見ているような懐かしい感じにもなる。風のメーキャップとヘアースタイルが斬新すぎ(笑)めちゃくちゃ贅沢なMV。 #藤井風
段落頭の1字下げや段落と段落の間の改行をしないで書くことを授業で話したら、なぜ1字下げする必要があるのか、段落の改行も見やすくするための工夫だ、ネット記事の書き方で文章を書いて何が悪いのか、昔の文章形式になぜこだわるのか、というコメントがきた。人生初、ついにきたかという感じ。
2010年代って「わからないことはわかりやすく言え」という空気が一気に主流になった。難解/複雑なもの、抽象的なものを理解しようとする努力や好奇心がなくなり「いかにわかりやすく噛み砕くか」が「知性」みたいになった。インターネットというインフラが整い、SNS民主主義になった負の遺産。
藤井風の新譜『LOVE ALL SERVE ALL』は名盤だ。歌の表現力が一段と凄まじい。ローカル/グローバルの弁証法とでもいうべき音の和洋混淆と詞の俗世を超えた世界観。『まつり』のサウンドが素晴らしく『やば。』は本当にヤバい。初回盤のカヴァーはブリトニー・スピアーズ『Overprotected』が特にいい。
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小津安二郎『東京物語』で東山千栄子が原節子の家に泊まった翌朝のシーン。わずか15秒の間に手前と奥で二人の人物が①画面を横切る②振り向く③物を拾うという身振りを一致させる。小津的ローポジション&フィックスの静謐な画面が活力を帯びる瞬間。この後に起こる名場面の絆を予見する見事な演出。
夏ドラマだいたい見終わった。予想外に面白かった『ビリオン×スクール』の山田涼介、『西園寺さんは家事をしない』の松村北斗が素晴らしかった。どちらも彼らにしかできない役柄で代わりはない。松村北斗はやはり声が抜群にいい。松本若菜のコメディエンヌとしての才能が見出せたのもよかった。
青学イイね!日本で広がるべきだ「青山学院大学は2020年度から博士後期課程学生の約40人を“院生助手”として雇用する新制度を始める。学部生の授業補佐に対して月給16万円で、履歴書に教育歴として記せるため就職時の後押しになる」2019年10月3日大学・産学連携 | 日刊工業新聞 nikkan.co.jp/spaces/view/00
「子供」って書いている原稿を「子ども」に修正してくる編集者がいなくなりますように…。毎度変更されて元に戻している。「子供」は常用漢字として文部科学省が2013年に表記を統一し、差別的・否定的な意味はないと判断されています。毎回戻して説明する手間。わざと書いていることを汲んでほしい。
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北村匡平|新連載「藤井風論——救済の音楽」
@Kyohhei99
物書きを生業としてから(誰かに対する批判ではまったくなく)このような場であれ(口語であれ)「この間」を「こないだ」と書いたり、日本語で(全角カッコ)ではなく(半角カッコ)を使ったり、「子供」を「子ども」と書いたりする言語感を持ち合わせておらず、言葉に対する美的感性と強い拘りがある。
『徹子の部屋』を拝見。こんなほんわかのんびりしたトークはあっただろうか。最初、宇宙人同士の対話に見え、次第にすごく親密になり、おばあちゃんと孫トークへ。徹子さんがいろんな曲を弾いてもらって話をして藤井風のこと一気に大好きになったのが伝わってきた。ご飯に行く約束までしちゃったよ🍃