ラットの寿命と老化のサイン。看取りの実体験を記録しておく
飼育していたファンシーラットが先日亡くなりました。
土葬も済み、気持ちがすこし落ちついたので自分用の記録として、またどなたかの参考になればと思い、亡くなるまでの様子をまとめておきます。
個体差もあると思うので、「こういう例もあるんだな」と受け取っていただけると嬉しいです。
①老衰第一段階(生後2歳)
・毛艶が悪くなる
・食欲が減る
・痩せる
・動きがにぶくなるものの活力はある
・皮膚がたるんでぶよぶよになる
動きは鈍くなったものの、本人がその事を気にしている様子はなく、毎日活発に動きまわっていました。
元気なおばあちゃん、という印象です。
食欲はやや減りましたが途中から嗜好性メインの食生活に切り替えたので(※後述)極端にやせ細るというようなこともなく、毎日私の手から食事を奪い取っていきました。
②老衰第2段階(生後2歳半)
・目が白濁する
・食欲はあまり変わらない
・より人懐っこくなる
・後ろ足が動かなくなる
・体は動かないものの楽しそうに過ごしている
このころも相変わらず元気に動いていました。ただ、後ろ足が徐々に動かなくなり、前足の力だけで移動するようになっていました。目も白く濁りはじめ、体の機能は着実に落ちていることが伺えました。
それでも本人は活力にあふれていて、おやつの袋のガサガサ音を聞くとケージの扉に猛突進していました。以前と比べると活動量が減りましたが元気が無くなったというよりは落ち着きが出てきた、という感じです。散歩中は人間の膝によじのぼりそこでじっとすることが増えました。
③亡くなる直前(2日前)
・呼吸が荒くなる
・ぐったりとして動かなくなる
・こうもん周りが汚れる
・体が冷たくなる
・意識が混濁する
・食欲が急激に落ちる
・便が小さく細くなる
体温が明らかに下がっているのを感じたあたりから、急激に様子が変わりました。食欲が突然落ち、呼吸が荒く早くなっていました。
五感も鈍っていたのか、鼻先に指を近づけても反応がうすく、この頃には両目が濁りおそらく目はほとんど見えていなかったと思います。
工夫
①嫌なことはしなかった
当たり前のことではあると思いますが、寿命が短いぶん楽しく生きて欲しかったので、嫌なことを強要しないようにしていました。
ファンシーラットはお風呂に入れたほうがいいという話もありますが、うちの子はかなり嫌がって脱糞までしていたので、その一回きりで中止しました。
②嗜好性を重視した
賛否あるかと思いますが、2歳を過ぎたあたりからペレット中心の食生活から、色々なものを食べる食生活にシフトしました。
人間の食べ物でも、味付けのないものや低脂肪なものは積極的に与えるようにしていました。タンパク質・野菜・くだもの・炭水化物に加えて、動物用ゼリーやドッグフード、ちゅーるなどとにかく種類に富んだものを与えました。
「ラットの寿命の中央値は1歳半」とするサイトを見てもしかしたら数ヵ月後には星になっているかも…と危惧したこともあり、先が長くないのなら好きなものを食べて欲しい、と嗜好性と栄養を両立できるような食生活を心がけました。
③できるだけ暖かく
私の鉄則は「調子が悪そうだったらとりあえず温める」です。
単頭飼い・部屋は空調管理しっ放しだったこともあり、高齢になってからは床の1/3をヒーターで温めて温度調整をしていました。
以前、スナネズミを飼育していたときも高齢期に体調を崩しましたが、同じようにケージを温めたことで食欲が回復し持ち直したことがあったので、この子にも同じように対応しました。
④一緒にいる時間を増やした
ラットは非常に社交性の高い動物です。
私の場合は単頭飼いだったこともあり、できるだけそばにいる時間を増やすように心がけていました。
もう1匹お迎えすることも考えましたが、相性が合わなかったときの失敗例なども見聞きしていたため、単飼飼いを選択し、その分私が群れの仲間になりきってそばにいるよう意識していました。
休みの日はもちろん、リモートワーク中も起きているときの大半の時間はそばで過ごし、定期的にカキカキしていました。
最後に この子に出会えてよかった
うちの子の一番好きなところは、優しくて前向きなところです。
ラットの性格としてそういう傾向があるのだとは思いますが、高齢になって体が思うように動かなくなっても最後まで内側のエネルギーを失わず、非常に前向きに、楽しそうに生きていたように思います。
おやつをあげると急いで突進してきて私の指ごとかじるのですが、人間の指だとわかるとそっと口をはなし、今度はゆっくりとおやつだけ持っていくような子でした。
このころの私は仕事が上手くいかず、ブルーな気持ちで過ごすこともあったのですが、この子の楽観的な姿を見て「落ち込むのはここまでにしよう」と気持ちを切り替えるきっかけを何回ももらいました。
ハムスターやデグーなどのほかのげっ歯類と比べると体が大きく見た目にも少しクセを感じますが、実際に一緒に暮らしてみるとその聡明さやフレンドリーさに驚かされ、気づけばいないことが考えられないほど大きな存在になっていました。
寿命の短さや先天性の病気がネックですが、それ以上に得られるものも多い動物だと思います。
別の子を迎えることは現在考えていませんが、ご縁があればまたそのときは今回の経験を活かしていきたいと思います。
半分自己満足で書いた文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!


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