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P「ルカを見つめてお願いしてみよう。」/Novel by ねこまんま

P「ルカを見つめてお願いしてみよう。」

7,658 character(s)15 mins
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羽那「ねぇ本当にダメ?」


P「今日の付き添いは難しいかな……やるべき書類が多いんだ。」


羽那「むー……」


ここは人気アイドルが多く所属している283プロダクション。そのアイドルの1人である鈴木羽那がプロデューサーに対して付き添いをお願いしていた。


はるき「羽那ちゃんプロデューサーさん困ってるし……」


羽那「大丈夫だよ見てて。」


P「?」


羽那「ねぇお願いプロデューサー……」ジー


P「うっ……」


羽那「……」ジー


P「わ、分かったからその見つめるやつをやめてくれ……」


羽那「やった♪」


はるき「本当にすごい……百発百中でプロデューサーさんを降参させるよね。」


羽那「えへへ……はるきちゃんもやってみる?」


はるき「少し恥ずかしいかな……」


P「羽那に見つめられるとなぜか断れないんだよな〜……」


羽那「ふふ……特殊な念波を送ってるからね……」


「「そうなの(か)!?」」


羽那「そんなわけないじゃん。」


P「なんだ……」


はるき「でも本当に凄いんですよ。こないだの打ち上げ覚えてますか?」


P「ああ。ライブの打ち上げでルカも入れて4人で食事に行ったな。」


はるき「実はルカちゃん最初は行きたくないって言ってたんです。それがさっきみたいに羽那ちゃんが見つめてお願いすると……」


ルカ『……行くからその目やめろ。』


P「あのルカまで……」


P(本当に念波出てるのかな?)


羽那「大げさだって。プロデューサーだって出来るよ。」


P「俺が?」


羽那「うん。じゃあ試しにあたし達ににお願いしてみて。」


P「えーと……何をお願いすれば……」


はるき「たとえば一緒にどこか行くとか?」


P(まぁ練習だし……)


P「じゃあ2人とも。今後の英気を養うために今日一緒に食事に行かないか?」ジー


羽那「はーい♪」


はるき「喜んで!」


P「うーん……別に見つめなくても2人は来てくれそうだよな……」


はるき「そんなことないですよ……プロデューサーさんに見つめられると言うことをきいてあげたくなります。」


羽那「それでいつ行くの?」


P「え?今のは練習じゃ……」


羽那「やだなぁ。人生に練習なんてないよ。だからさっきのもちゃんとした約束になるから。」


P「ちょっとずるくないか?まぁ別にいいけど……」


「「やった〜!」」


はるき「でもせっかくならルカちゃんも来て欲しいよね……」


羽那「プロデューサー誘ってみてよ。」


P「ええっ!?こないだみたいに羽那が誘ってくれれば……」


羽那「ぶー。そうやって人任せにするのは……おえんよ。」


P「いやでもルカはなぁ……最近やっと喋ってくれるようになったけどまだ心は開いてくれてないし……」


羽那「じゃあ距離を縮めるチャンスだね。」


はるき「ルカちゃん来てくれるといいなぁ……」


P「また嫌われたら……」ガタガタ


羽那「うーん……練習出来たらいいんだけど……」


ガチャ


美琴「おはようございます。」


にちか「おっはようございまーす!」


「「おはようございますー!」」


P「おはよう2人とも。今日は自主練だったよな。」


にちか「はい!事務所に向かう途中でバッタリ美琴さんと遭遇して……」えへへ


美琴「せっかくだし事務所まで一緒に行こうってなったんだよね。」


羽那「」ピーン


羽那「プロデューサーチャンスだよ。2人で練習してみようよ。」


P「美琴とにちかに?」


羽那「うん。ルカちゃんが事務所に来るまでまだ時間があるしさ。」


P「お願いか……」うーん


はるき「さっきも思ったんですけどルカちゃんにとって一緒に食事に行くのは嫌なことだと思うんです。だから嫌なことをお願いする練習をしましょう。」


P「嫌なことって?」


はるき「たとえばゴニョゴニョ……」


P「ええっ!?そんなことを!?」


羽那「これもルカちゃんのためだよ!」


はるき「気合いを入れていきましょうプロデューサーさん!」


P「……」


コソコソ……


美琴「さっきからなんの話をしてるの?」


にちか「ルカって聞こえましたよ。なんか嫌な予感がします。」


P「その……2人にお願いがあるんだ。」


にちか「お願い?」


美琴「出来ることなら全然大丈夫だよ。」


P「実は……この水着を来て欲しい……!」スッ


「「水着……?」」


美琴「!」


にちか「な、なんですかこれ……!」


プロデューサーが2人に見せた水着。それはいつものような水着ではなくいわゆる紐状のものでかなり際どいものだった。


にちか「変態……!」ジト


美琴「これは凄い大胆な衣装だね……」


にちか「どこの雑誌の衣装ですかこれ?変な会社じゃないですよね?」


P「いや……個人的に着て欲しいんだ。」


にちか「うわぁ……きも……」ひき


美琴「……」


はるき「今ですプロデューサーさん!」


羽那「あたしと同じようにやってみて!」


P「よ、よし……2人とも頼む……!」ジー


にちか「そんな見つめられても無理はものは……」


美琴「いいよ。」すんなり


にちか「え?」


P「美琴……着てくれるのか?」


美琴「つまりこれはプロデューサーの趣味ってことだよね。だったらいいよ。」


にちか「え?え?」


はるき「おお……効果あった……」


羽那「……見つめたことで決めたとは限らないけどね。」


美琴「じゃあ着替えてくるから待ってて。ごめんにちかちゃん、自主練は先にやっててくれる?」


にちか「待ってください美琴さん!これは仕事じゃなくてこの男の趣味ですよ!女をたらしこんでこんな紐みたいな水着を着せようとしてるんです!絶対に騙されてますよ!」


美琴「うん。仕事だったら断ろうと思ったけどプロデューサーの趣味ならいいと思ったの。いつもお世話になってるしこれがプロデューサーの癒しになるなら着るよ。」


はるき(元々の好感度が高いからかな……)


にちか「うう〜!こんな水着を美琴さんだけに着せるわけにはいきません!私もお供します!」


羽那「!」


P「にちかも着てくれるのか……?」


にちか「勘違いしないでください!これは美琴さんだけに恥をかかせないためですから!」


美琴「私は全然大丈夫だから無理しなくていいよ。嫌々着るとプロデューサーの犯罪になっちゃうかもしれないしさ。」


にちか「……」


P「にちか……」ジー


にちか「ああもう分かりましたよ!これは私の意思で日頃お世話になってるプロデューサーさんの目の保養のために着ます!これで文句ないでしょ!」


美琴「そうなんだ。にちかちゃんもプロデューサーのために着るんだね。」


にちか「……そうですよ!だからその子犬みたいな目で見つめるのをやめる!」


P「分かった。」


美琴「じゃあ私達は着替えてくるね。」


にちか「首をながーくして待っていてください。」


美琴「とって欲しいポーズとか考えておいてね。」


ガラガラ


P「……成功だ!」


はるき「これほど上手くいくとは……」


羽那「あたしもプロデューサーと2人きりなら着てあげるけど。」


P「おっと本当に着てもらう必要はないんだった。早く2人にネタバラシを……」


プロデューサーが更衣室に入った2人に声を掛けようとした瞬間……


ガチャ


ルカ「……」


事務所のドアが開きターゲットがやってきた。


ルカ「……お前らだけか?」


はるき「うん!」


羽那「ねーねールカちゃん。お仕事の後時間ある?」


P(いきなりすぎるぞ羽那……!)


ルカ「時間?」


羽那「プロデューサーが言いたいことあるんだって?」


P(ええい!こうなったら……!)


P「その……ルカ。もし……もし今日時間があるなら食事に行かないか?もちろん2人きりじゃなくて羽那とはるきも一緒だ。その方が安心出来るだろうし……」


ルカ「オメーと食事……?」


はるき(ま、まずい!断りそうな雰囲気……!)


羽那(プロデューサールカちゃんを見つめて!)


P「だ、ダメか……」ジー


ルカ「……」


P「……」ジー


ルカ「……それなんか流行ってんのか?」


P「ううっ……」(やはりダメか……)


ルカ「……どこ行くんだよ。」


P「えっ?」


ルカ「だからどこに行くんだよ。」


P「ルカまさか……きてくれるのか?」


ルカ「オメーが誘ったんだろうが。」


羽那「やった〜!」抱きつき


ルカ「うわっ!?」


はるき「ルカちゃーん!」抱きつき


ルカ「オメーらまでなんだよ……怖えぇよ……!」


P「すまない……本当のことを言うと、羽那にルカを食事に誘うように言われてな。」


羽那「いつまでも逃げてるのは良くないからね。必殺技の見つめるも伝授したよ。」


ルカ「あれうざいから金輪際やめろ。」


はるき「でもよかったぁ……ルカちゃんプロデューサーのこと嫌ってるわけじゃないんだね。」


ルカ「……嫌いだよ。」


P しゅん


ルカ「オメーもその感じやめろ。いつももっと言われて嬉しそうにしてるだろうが。このドM野郎。」


P「いやいやいや!俺にそんな趣味はないぞ!」


ルカ「どうだかな……」


P「そ、それより何食べる?せっかくだし焼肉でも……」


ルカ「……回らねぇ寿司。」


P「えっ……」


羽那「おお〜!それいいかも!」


はるき「大丈夫ですかプロデューサーさん?」


P「え、えーと……」


ルカ「大丈夫に決まってるよな?」ニヤ


P「は、はい……」


「「やった〜!」」


P(まぁルカに嫌われるわけじゃないってわかっただけでも良しとするか!)


プロデューサーが安堵したその時……


ガラガラ


美琴「プロデューサー着てみたけどどう?」バーン


にちか「……////」隠し


ルカ「…………は?」


P(あかん終わった。)


美琴「ルカ来てたんだね。おはよう。」


にちか「げっ……///」


ルカ「……」ゴゴゴゴ


P 土下座


はるき(せ、せっかくいい雰囲気だったのに……)


ルカ「……なんか言うことは?」


P「命だけは……」


羽那「謝る必要はないよプロデューサー。だって美琴ちゃん達は嫌々着てるわけじゃないし。」


美琴「うん。これ着るとプロデューサーが元気になるからいいかなって。」


にちか「わ、私は巻き込まれただけですから……」


ルカ「巻き込まれただけでそんな際どい水着を着るんだな。」


にちか「うっ……」


美琴「なんでルカが怒ってるのかは知らないけどプロデューサーどう?」くねっ


美琴はグラビアさながらのポーズをとる。


P「ああ……す、凄く似合ってるぞ……//」


美琴「そう?なら着て良かったよ。」


にちか「……」むー


P「2人とももう普通の服に……」


にちか「ちょっと〜……」ツンツン


P「?」


にちか「私も着てるんですよ……感想はないんですか……?」くねっ


P「も、もちろんにちかも似合ってるぞ!」


にちか「具体的にどこが?」


P「えっ!?その……どこを見ても可愛いし……」チラ


にちか「うわ〜今完全に胸見て言いましたよね。そう言う視線はすぐ分かりますから。」


P「うっ……」


美琴「ちなみに私はどこが良いと思ってくれたの?やっぱり胸?」ズイ


P「近いよ美琴……」


美琴「答えて。」


P「全部いいけど……胸が1番かな……」


羽那「プロデューサーっておっぱい星人だよね。」


はるき「チラチラ見られてるのは分かってたけどここまでとは……」


ルカ「……」さわさわ


羽那「今自分の胸触ったよねルカちゃん。どうして?」


ルカ「……気のせいだろ。」


P「と、とにかく!俺の身がもたないから元の服を着てくれ!」


美琴「ふふっ分かった。また着て欲しくなったら言ってね。」


にちか「まぁまた気まぐれで着てあげなくはないです。そのためにも日頃から私に尽くして下さい!」


P「ああ任せてくれ。」ホッ


ルカ「……」


P(はっいかん!ルカになんて言えば……)


ルカ「……おい。」


P「は、はい!」


ルカ「もう出る時間だろ。車回せ。」スタスタ


P「あ、ああ……」


はるき「ルカちゃんが美琴さんにあんなことをさせたプロデューサーさんを許した……?」


羽那「後が怖いね。」


P「い、いざという時は助けてくれよ。」ガタガタ


羽那(……)





-撮影場所にて-


カシャ……カシャ……


「はい!いいよ!サイコー!」


ルカ「……」スッ


P(どうやら大丈夫みたいだな……さっきから撮影も順調だし……)


「次は鈴木さんお願いします!」


羽那「はーい……」ジー


はるき「さっきからチラチラとルカちゃん見てるけどどうしたの?」


羽那「ルカちゃんを見張っておいてね。」すくっ


はるき「見張るってなんで?」


羽那「今行きまーす♪」


はるき「あ……撮影頑張って……」


はるき(そうだルカちゃんにもお疲れって言わないと……)


キョロキョロ


はるき(あれさっきまでいたのに……プロデューサーさんまで……)


〜〜〜


P「な、なぁルカ。俺は向こうで待ってるよ。」


ルカ「ダメだ。そこにいろ。」


P「分かった……」


シュル……パサッ……


P(着替える音が聞こえてヤバイ……!どうして更衣室前で待つように言ったんだ……?)


ルカ「……入れ。」


P「えっ!?」


ルカ「聞こえてんだろ。早く中に入れ。」


P「そ、それはさすがに出来ないよ。分かるだろ?」


ルカ「入らねぇなら大声を出す。オメーに覗かれたって言いふらすぞ。」


P「そんな……」


ルカ「そうなりたくないなら入れ。」


そう言われては入るしかない。プロデューサーは恐る恐る更衣室の扉を開ける。


ガララ……


P「しつれい……ってええ!?///」


ルカ「……」


そこでプロデューサーが見た光景は信じられないものだった。そこには先ほど事務所にて美琴とにちかが着ていた水着姿のルカが立っていた。


P「ルカその格好は……」


ルカ「オメーがアイドルにさせたい格好だろ?」


P「その誤解を解かせてくれ。その水着は俺が買ってきたものじゃない。羽那が持ってたやつだ。」


ルカ「美琴達には着せただろ?」


P「それはその……実験というか……」


ルカ「どっちが似合ってる?」


P「え?」


ルカ「美琴達と比べてどっちが似合ってると思う?」


P(これは何て答えるのが正解なんだ……?俺をテストしてるのか……!?)


P「俺はプロデューサーだ。アイドルに優劣はつけられないよ。」


ルカ「……そういうのいい。正直に言え。」


P「正直に……」


P(本当のことを言うと……三者三様で良く似合ってはいるが……俺はグラマラスな体型が好きだしやっぱり……)


P「み……美琴かな……」


ルカ「……」


P「あの……ルカ……?」


ルカ「良く聞こえなかった。もう一回言え。」


P「ええ!?だからみこ……」


ルカ「……」ジー


P「み……」


ルカ「……」ジーー


P「ルカです……」


ルカ「……ちゃんと言えるじゃねぇか。もう出ていいぞ。」


P「わ、分かった……」(ほぼ強制だったな……)


P「じゃあ俺は羽那とはるきの方に行くから……」


ルカ「……後で。」


P「え?」


ルカ「後であいつらと私のどっちの撮影が良かったか教えろ。」


P「ええ……」


ルカ「返事は?」


P「分かったよ……」


〜〜〜


P「……」ボー


羽那「あーぼーっとしてるー。さぼっちゃおえんよ。」


P「サボってるわけじゃないよ。ただすごく疲れてるのは確かだな。」


羽那「それってルカちゃんのことだよね?事務所で水着を持っていってるのを見たしさては2人きりでお披露目してたのかな。」


P(もはや探偵だ……隠すことは出来ないな。)


プロデューサーは正直に更衣室での出来事を語った。


羽那「ふーん……」


P「ルカがあんなことを言い出すなんて驚いてるよ。」


羽那「良かったね。ルカちゃんから好かれてるって分かったじゃん。」


P「あはは……」


羽那「で?誰が1番良かったの?」


P「え?」


羽那「ルカちゃんも言ってたじゃん。3人の撮影の中で誰が1番良かった?」


P「そ……そんなの全員良かったに決まってるだろ……」


羽那「その答えはおえんよ。ちゃんと優劣をつけてね。」


P「なんでそんな……」


羽那「……」ジー


P「ううっ……」(こうなったら仕方ない……)


P「は……羽那だ。」(すまんルカ……)


羽那「ふーん。ルカちゃんにもそう言ったの?」


P「」ギクリ


羽那「言われた女の子に対して答えを変えるなんて……ずるいよね。」


P「」ダラダラ


羽那「そうだ!ルカちゃんも一緒に来てもらおうか。それなら本当の答えを聞けるよね。」


P「羽那頼む!それだけはやめてくれ……!」


羽那「だって本当のこと聞きたいし……」


はるき「羽那ちゃんダメだよ。プロデューサーさん困ってるし。」


羽那「……はーい。」


P「」ホッ


羽那「ルカちゃんのところ行ってくるね。」スタスタ


P「え?あ……行っちゃった。」


はるき「無事撮影も終わったしこの後の4人の打ち上げ楽しみですね!」


P「そ……そうだな……」(身がもつかな……)


はるき「その時になったら聞けますもんね。」ジー


P「?」


P「何を?」


はるき「誰の撮影が一番良かったのかを……」ニッコリ


P「」ゾク


はるき「わたし達3人の前でしっかり発表してくださいねプロデューサーさん♪」


P「」


プロデューサーの受難はまだまだ続く……!



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