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283P料理を振舞う~放課後クライマックスガールズ編~/Novel by shame

283P料理を振舞う~放課後クライマックスガールズ編~

4,770 character(s)9 mins

色々ガバって誤字とかあるかもしれません。流石に前の話とつながりあるんで今回だけだとわかりづらいかも。

フォロー、イイネ、コメント等いつもありがとうございます。

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『やっと全部授業おわったよ~』
『なんかやる気がでないです~・・・』
『へとへとでございます・・・』
『放課後だわ!遊びに行きましょう!』
『え~今からはきついよ夏葉ちゃん』
『そうだと思って・・・はい!皆の分もあるわよ!』
〈疲れた体にパッション注入!〉
『よし!行こうぜ!』
『『『『おー!』』』』
〈放課後だって全力だ!青春系エナジードリンク【クライマックス】発売中!〉

 大手飲料メーカーから放課後クライマックスガールズにCMのオファーがあり、今日動画投稿サイトにてCM内容が先行公開されていた。今でこそ若い世代を中心に広く浸透したエナジードリンクであるが、学生にターゲットを絞り、遊ぶ前に飲むエナジードリンクというコンセプトで作られたのがこのドリンクだった。ターゲット層に年齢がマッチし、メーカー側のイメージがばっちり当てはまった放クラ全員がCM出演したこのエナジードリンク、【クライマックス】は話題となり、まだ動画投稿サイト内だけかつ今日公開されたばかりにもかかわらず、売れ行きは好調なようだ。ナレーションと共にドリンクを飲み、教室から駆け出していくその姿はまさしくメーカーの狙い通りの構図であり、放クラらしさあふれるCMとなっていた。

「すごいです!すごくカラフルです!」
「なんか・・・ほんとにCM撮影したんだよな・・・大手企業だし正直緊張してたからあっという間に撮影が終わった気がする」
「わかるよ樹里ちゃん。最初の方私もガチガチだったもん」
「期待に応えるべく・・・必死でございました」
「でも私たちらしく撮影に臨んでほしいって言ってもらえるなんてすごく光栄なことよね」

 プロデューサーのPCでCMをみて、各々が当時のことを振り返っていた。大手飲料メーカーからのオファーということで撮影開始時はどこか表情が硬かったメンバーであったが、口調もそのままで、皆さんがいつも話すような感じでお願いしますと要望があったことで終始笑顔が絶えない撮影となった。

「疲れたと思うけど評判は上々だ。よし打ち上げと行こう!皆、今日は何が食べたい?」
「今日はハンバーグにします!」
「アタシは行ってからだな」

 好きなように食べれるという理由で放クラの打ち上げはファミレスになることが多い。プロデューサーはもう少し欲張ってもいいと言っているが、果穂が変に緊張せずに、皆で楽しく食事できることが一番だという結論になったためである。しかし、いつもの流れが出来上がってるからこそ、プロデューサーに手料理を振舞ってもらう機会を作り出しにくいという欠点があった。今日もこのままファミレスの流れになるだろうと誰もが予想していたところに、変化の兆しは訪れた。

「プロデューサーさんにお願いがあります」
「お、今日はいつものファミレスじゃなくて違う店にしてみるか?」
「プロデューサーさんの料理がおいしいって皆さんが言ってるのであたしも食べてみたいです!」
「あ~・・・あさひが言ったこと聞いてたのは放クラもだったな・・・」

 果穂の言葉で生まれたチャンスは、ど真ん中ストレート絶好球のごとし。凛世と夏葉、智代子の3人は顔を合わせこのタイミングしかないと頷いた。それを見て呆れた笑顔を浮かべつつも樹里は助け舟を出すことにした。

「プロデューサー様・・・どうか凛世にも・・・その腕前を披露して頂きたく思います・・・」
「皆で楽しく食事ができているからお店で食べるのもいいと思っていたの。でもアナタの料理が気になっていたことは確かよ」
「そうだったのか・・・でもいいのか?俺の料理で」
「プロデューサーが料理上手だって聞いたときはすごく驚いたのと同時に、私はアナタのことをまだまだ知らないんだって少し寂しくなったの。全部を知る必要はないとは思うけど・・・アナタが好きなことくらいは知りたいわ。」
「まぁストレイにアンティーカ、アルスト皆が美味かったって言ってるからアタシも気にはなってんだよ」
「そういうことなら頑張らせてもらおうかな。俺からも皆にお願いしたいことがあるんだがいいか?」

 料理のレパートリーを増やすため最近覚えた料理の感想を聞かせて欲しいというプロデューサーに対してメンバー全員が二つ返事で応えたため、後日最近利用する機会が増えたキッチンスタジオを借りて手料理を振舞うこととなり、前日から食べてもらう料理を考えると言っているプロデューサーはなんだか楽しそうに見えた。



「すっごくおしゃれです!」
「マジかよ・・・」
「作ってる途中でまさかとは思ったけど、これもしかしてガレットかしら?だとしたらフランス料理よね?」
「うわぁ~・・・い、いい匂いがする・・・」
「智代子さんの目が・・・輝いております」
「やっぱり夏葉は知ってたか。日本ではそば粉の生地を焼いて四角く畳んだブルターニュ風が有名だけど、フランスの家庭料理ではジャガイモを使ってバターで焼くこのタイプが一般的なんだ。シンプルだけど俺はこっちも好きだよ。さぁ、召し上がれ」

 さらりと言ってのけるが覚えた料理がフランス料理だったことに放クラ全員が驚きを隠せなかった。すでに料理が得意なことはしっていたものの、実際にその手際の良さやこだわりを目にして改めて感心させられ、プロデューサーの料理を口にしたときに出てくる感想は皆予想していた通りだった。

「すっごくおいしいです!」
「果穂の言うとおりだな。美味いとしか言いようがないんじゃねーか?」
「シンプルだからこそ素材の味が引き立っているし、サクサクとした食感も見事だわ」
「とても・・・美味な料理です」
「何個でも行けちゃいそうだよ~」
「いい評価をもらえてよかったよ」
「ユニットごとに違う国の料理だなんて、色んなレパートリーがあるのね。毎日食べたいくらいだわ」
「もし、夏葉と毎日一緒なら充実した日々になるだろうな。夏葉の一番を目指す向上心はすごく尊敬できるよ。ただ無理はしないようにな、辛いことがあったならできる限り俺が支えるから」
「プロデューサー・・・」

 優しく微笑み夏葉の方を見るプロデューサーと意味ありげに彼を見つめる夏葉。唐突に始まった少女漫画空間にじとっとした視線が向けられるのも無理はなかった。

「お~い夏葉~戻ってこ~い」
「夏葉さん・・・」
「夏葉ちゃんでてるでてる。少女漫画オーラでてるよ」
「はっ!・・・プロデューサー、次はどんな料理を見せてくれるのかしら?」
「いや、無理があるだろ。今更何もありませんでした感出すのはさすがに苦しいって」
「ああ、次は—」
「まぁ、ここで気づくプロデューサーではないな」

 相変わらずの朴念仁っぷりを発揮するプロデューサーに呆れながらも、次の料理にわくわくする果穂を見てなんだか自分たちらしさを感じて少し笑ってしまった樹里であった。



「大人の味がします!」
「ラタトゥイユね。味がしみこんでいてトマトの柔らかい酸味とそのほかの野菜がよく合うわ」
「私も名前だけは知ってるよ。これも美味しいね」 
「トマトの酸味が強すぎることなく・・・プロデューサー様のように優しい味わいだと思います・・・」
「ありがとう凛世、そんな風に言ってくれて。俺を信じてアイドルになってくれたこと、今でも嬉しく思うよこれからも一緒に頑張ろうな」
「プロデューサー様・・・はい不束者ですが・・・よろしくお願い致します・・・」
「いや、意味が違ってくるだろ」
「凛世ちゃんでてるでてる。もはや目からハートでてるよ」
「凛世は法律的にはまだ無理よ」
「そんな・・・」
「この世の終わりみたいな顔してんな」
「よし!これもうまくできたみたいだな」
「うん、まぁわかってたよ気づかないだろうって」

 先ほどと同じような雰囲気が流れ始めたところ思わず突っ込みをいれたが、特に気づく様子がないプロデューサーまでもデジャヴだった。



「たくさん食べてお腹いっぱいです!」
「メインの肉料理は牛肉の赤ワイン煮込みだったのね。一番最初に用意していたのは漬け込む時間があったからかしら?」
「正解だよ。本当は一晩漬けこむ場合もあるんだけど、もともとそんなに固い肉じゃなかったから短い時間でもいいだろうと思ってな」
「いや~やっぱり美味しいものを食べるのは幸せだね」
「まぁ、全部美味かったから料理の感想もそんな感じになっちまったけどな」
「プロデューサー様・・・今日はありがとうございました」
「喜んで貰えてよかったよ。なんだかんだしっかり感想を聞かせてくれたし、俺も満足できたしな」

 大体の感想が美味しいという評価で一致していたものの、味の好みやその他の提案など夏葉を筆頭に様々な意見をもらえたことはプロデューサーにとっても収穫だったようだ。次はどんな料理を作ろうかあれこれ考えている彼の様子は、彼女たちにとっても新鮮だったようで、また一つ新しい一面を知ることができたような気がしていた。

「しっかしほんとチョコは美味そうな顔して食うよな」
「ああ、俺としても作り甲斐があるよ」
「ええ!?プロデューサーさん、毎日手料理を食べさせてあげたいなんて、そんな照れちゃいますよ~」
「そこまでは言ってないな」
「言ってないわね」
「言ってないだろ」
「総ツッコミ!?」

 放クラらしいやり取りに果穂は終始笑顔だった。今日の時間は彼女たちにとって特別なものとして記憶されたことは言うまでもないだろう。しかし、こっそり自分だけ抜け駆けしようとしていたものに天罰が下ることとなる。

「ちょこ先輩、なんだか荷物が多くないですか?」
「えっ!?そ、そうかな~?変わらないと思うけど・・・」
「確かにバッグが膨らんでいる気がするわね」
「少々不自然でございます」
「・・・おい、チョコ何か隠してんだろ」
「ま、まぁ気にしなくてもいいんじゃないかな~・・・アハハ・・・」

 明らかに不自然な様子の智代子を見て、夏葉と樹里はアイコンタクトで合図を送り合った。2人とも薄々隠し事の内容は気づいていたようだ。

「まぁ、気にしなくてもいいか」
「そ、そうだよ!別に荷物くらい—」
「隙あり!」
「ああ!バックが!」

 不自然に膨らんだバッグの中には今日プロデューサーがデザートとして、皆に振舞ったエクレアを入れた箱が入っていた。

「智代子さん・・・」
「智代子?」
「あ~、すまん俺のせいでもあるんだ黙ってて悪かったよ。家に帰って食べる分のエクレアが欲しいって言われちゃってさ」
「プロデューサーさん!そこは正直に言わなくても・・・」
「明日から私が特訓メニューを考えてあげるわ・・・覚悟しておきなさい?」
「お、お手柔らかにお願いシマス・・・」

 後日特訓メニューを何とかこなした智代子であったが、満足に体を動かせないほどの筋肉痛に襲われ、事務所にてその様子を見ていたノクチルの反応はさまざまであった。

「うぅ・・・からだが筋肉痛だよ・・・」
「やば、メッチャプルプルしてるじゃん。生まれたての小鹿?だっけ。あれみたい」
「やは~なんか可愛い~」
「ひ、雛菜ちゃん、だめだよそんなこと言っちゃ」
「夏葉スペシャルメニューが効いたみたいだな」
「まぁ、筋肉痛ならそのうち治るとおもうけど、無理はしない方がいいんじゃない?」
「智代子さん・・・凛世がお支え致します・・・」
「ちょこ先輩、大丈夫ですか?」
「皆の優しさが身に染みるよ・・・」

 もう二度夏葉に隠し事をしないことにしようと心に決めた智代子であり、エクレアのように甘い結末とはいかなかったようだ。

Comments

  • よ~

    放クラの2週目が今から楽しみです(ニッコリ

    May 18, 2022
  • 時雨亜沙

    よし、次はノクチル編だな!

    May 18, 2022
  • Almant_kelf

    飯食って部活が終わったけど腹へったから作ってみよついでにcmのやつも買いたいなぁ

    May 9, 2022
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