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清夏「おはよーお兄ちゃん!」/Novel by ぱんなこった

清夏「おはよーお兄ちゃん!」

7,981 character(s)15 mins

1周年なので初投稿です。

コメント、いいね、ブクマ、誤字・脱字報告ありがとうございます。

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学P「」

清夏「あれ?おーい、お兄ちゃーん?...聞こえてないのかな?」

学P「清夏さん」

清夏「な~んだ聞こえてんじゃん。おはよお兄ちゃん!」

学P「...おはようございます。あの、」

清夏「今日ってダンスレッスンだけだよね?終わったらデートしよ!」

学P「...その前にですね」

清夏「駅前に移動販売でクレープ売ってるらしくて、結構評判いいみたいだから食べに行こ!」

学P「聞いてます?」

清夏「ん?どしたのお兄ちゃん?」

学P「...それですよ。どうして、俺のことをお兄ちゃんと」

清夏「え?そう呼ばれるのが好きって聞いたからだけど?」

学P「...は?」

寝耳に水だった。
俺をからかうために、ふざけてそう呼んでいるだと思っていた。
けど、『お兄ちゃんと呼ばれるのが好き』なんて理由が出てくるとは...。
そんなこと想像できる訳がなく、思考が一時停止してしまった。

学P「あ、あの...一体誰からそんなこと」

清夏「おっと、もうこんな時間だ。レッスン行かなきゃ」

学P「え?いえ、まだそんな時間じゃ...!」

腕時計を一瞥して顔を上げたときには、すでに彼女の姿はなかった。
あけ放たれたドアからは、廊下を走る音が木霊している。

学P「......」

膝怪我してましたよね?なんですか、そのスピード。
身体能力が高いのは十分に知ってますけど、それでも速すぎはしませんか?
...追いつけるだろうか?
いや、行先はわかっているんだ。それにレッスンまでは大分ある。
彼女がレッスン室に行く間にすれ違う可能性がある以上、今から追いかけるのは得策ではない。
なら、俺がするべきことは...。

学P「情報収集だ」

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ことね「え!?プロデューサーさんってお兄ちゃんって呼ばれたいんですか!!??」

最悪だ。
藤田さんなら何か知っているだろうと思ったらこの様だ。
これじゃあ、ただ自分の趣味を暴露しただけの馬鹿じゃないか。

学P「い、いえ、そういうわけでは」

ことね「もう~、お兄ちゃんってば仕方ないなぁ~!もっと早く言ってくださいよぉ、あたしとお兄ちゃんの仲じゃないですかぁ~」

学P「なんで、そんなにノリノリなんですか...」

ことね「それはもちろん、いつもお世話になってるお兄ちゃんの力になりたいからに決まってるじゃないですかぁ~」

嘘だ。
いつものからかいへの仕返しだろう。
にやけ顔が憎たら...う~ん、やっぱりかわいい。

学P「噂を流した人に心当たりがないか聞きたかったんですが、その様子じゃ知らなそうですね」

ことね「そうですね...お兄ちゃんから言われるまで、そんな話を聞いた覚えはありませんね」

学P「...その、お兄ちゃんって呼ぶの」

ことね「しかし、一体誰がそんな噂を...あたしのお兄ちゃんに迷惑をかけるなんて...」

学P「清夏さんといい、どうして話を聞いてくれないんだ...」

ことね「評判を落とすため...?くそ、良い度胸してんなぁ...」

学P「藤田さん?」

ことね「決めました!あたしも犯人探し手伝います!見つけ出して、ぶちのめしてやります!!」

学P「藤田さん!?」

ことね「こうしちゃいられません!!知ってる人がいないか聞き込みしてきますね、お兄ちゃん!!」

学P「藤田さん!!」

くそっ...!藤田さんまで...!
あぁ、そんな乱暴に扉を閉めて...怒られるのは俺なんですよ...!

学P「いや、そんなことより、藤田さんを追いかけないと...!」

今の彼女をほったらかしにするのは、なんだか嫌な予感がする。
一刻も早く、彼女に追いついて...。

星南「あら、廊下を走るなんて、らしくないわねプロデューサー...いいえ、お兄ちゃん!」

学P「」

どうやら、俺が思っている以上に噂が広がっているらしい。
まさか、星南さんの耳にまで入っているなんて。

星南「ちょうどよかったわ、聞きたいことがあるの。今、時間大丈夫かしら?」

目は口程に物を言う。
こちらを見る星南さんの目は、『はい』以外の言葉を許さない。

学P「...手短にお願いします」

星南「お兄ちゃんではなく、お兄様ではだめなのかしら?」

まずは噂の審議を聞くべきでは?
俺が妹キャラ好きって決めつけてませんか?

星南「わたしとしては、お兄様の方が呼びやすいのだけど...」

学P「ええと...おっしゃっている意味が」

星南「?呼ばれ方にこだわりはないと...?」

学P「今のをどう解釈したら、そうなるんですか…」

星南「なるほど、やっぱりお兄ちゃん呼びしか認めないと…」

学P「話噛み合ってます?」

普段はまともなのに、時たまとち狂ってしまう。
藤田さんも辟易していたし、そろそろどうにしかしないと。

学P「そもそも、なぜ俺がお兄ちゃんと呼ばれたいなんて」

星南「確かな情報筋から聞いたから間違いないわっ!!」

学P「なにを言って…そもそも誰がそんな」

星南「…それは言えないわ」

なんでですか。
目の前に被害を被っている人がいるんですけど。
…いや、星南さんが言うのを憚ると言うことは身近な人、例えば生徒会の-----



『プロデューサー科1年1組-----くん。至急、職員室まで-----』


学P「」

終わった。

Comments

  • もち

    利波でなくて莉波です

    May 20, 2025
  • ことね≒李恋

    May 17, 2025
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