P「最近花粉がひどいから花粉対策用のメガネでもかけるか」
ノってる時以外は基本的に筆が遅い方なので、季節ネタとか書いてる間に季節変わっちゃたりしがちなんですよね。
そんなもんで、今回もそうなるかなーとか思ってたんですけど、花粉はバリバリ現役ですね!
いや、そこは終わっててくれよ!
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夏葉「あら? もしかするとプロデューサー?」
P「ん? おお、夏葉か。こんな場所で奇遇だな」
夏葉「ええ。マスクはともかく、メガネもしてたから一瞬誰だか分からなかったけど」
P「ははっ、なんだかアイドルより俺の方が変装してるみたいだな」
夏葉「ふふ、本当ね。今日は眼鏡をしてるのは……普段はコンタクトってわけじゃないわよね」
P「ああ。最近花粉が酷くてな、目が痒くなるのを防ぐための花粉対策用メガネだ」
夏葉「なるほど、それで」
P「プラシーボ効果でも効いてくれたら様々だなって買ってみたんだが、ちょっとは楽になった感じはするよ」
夏葉「花粉症の人は大変そうね。私は今まで無縁だったけど……いつ始まってもおかしくないって言うし、そう思うとちょっと怖いわね」
P「そうだな。風邪とかと違って体を鍛えていればかかりにくいとか、そういうのじゃないしな」
夏葉「大なり小なりアイドル活動にも支障が出てくるでしょうし、今後も無縁でありたいものね」
P「だな」
夏葉「……それにしても」
P「ん? どうかしたか?」
夏葉「アナタ、けっこうメガネも似合うわね」
P「えっ……そ、そうか?」
夏葉「私としたことが、こうして実際に見るまでメガネの可能性を見落としていたことが悔やまれるわ! なるほど。アナタは爽やかなイメージが強いから、今まではそれを意識したコーディネートを考えていたけれど、メガネをかけるとそれに加えて、いえ、それよりも更に知的の印象が強くなって、また違った意匠を凝らす必要が出てくるわね!」
P「き、急に熱が入ったな」
夏葉「そう考えると、メガネ以外にも今まで見落としていた可能性はたくさんあるかもしれないわね」
P「ははっ、新しい一面を考えるって話なら、俺よりむしろアイドルに必要な事だと思うけどな」
夏葉「プロデューサー、悪いけれど少し静かにしてくれるかしら。今、真剣に考えてるところなの」
P「えぇ……」
夏葉「…………」
P「…………」
夏葉「……そうね。プロデューサー」
P「な、何だ?」
夏葉「アナタ……スカートに興味はないかしら」
P「ぶっ! ちょっと待ってくれ!」
夏葉「私の見立てが確かなら似合うはず! 新しい扉を開けるはずなのよ!」
P「その扉は開いたらダメなやつだから! 今回ばかりは夏葉の見立ては確かじゃないぞ!」
夏葉「プロデューサーであろうとこれは譲れないわ。お化粧ってすごいのよ!」
P「仮にもアイドルをプロデュースしてるから化粧がすごいのは知ってるけど、プロデューサーには必要ないだろ!?」
夏葉「……そうなるとネイルも整えた方がいいわね。ああ! 色んな可能性が次々と生まれてくるわ!」
P「色んな可能性って言ってるけど、俺には一点に向かって一直線なように見えるんだが……」
夏葉「目指すならトップだけよ!」
P「しなくていい事までトップを目指さなくていいんだぞ!?」
夏葉「あら、あなたはかわいさを極めたくないの?」
P「なんて真っ直ぐな目なんだ……」
甘奈「異議あり☆」
P&夏葉「!?」
甘奈「えへへ、甜華ちゃんがやってたゲームの真似だよ」
P「甘奈……いつの間に」
甘奈「そんなことより夏葉ちゃん! 甘奈的にはめっちゃ解釈違いだよ!」
夏葉「なんですって!?」
P「甘奈! そうだよな! おかしいよな!」
甘奈「プロデューサーさんはガーリーにもセクシーにもなれちゃうけど、そこでガーリーを求めるのは持ち味を活かしきれてないと思うな。やっぱりここは王道にシックで大人な感じで…上品なオシャレでしょ!」
P「甘奈もなんかおかしいな! 助け舟が来たと思ったら武装ガチガチの敵船だった気分だよ」
夏葉「その意見はもっともだけど、でも社長のように甘いわね。甘奈も感じたことがあるはずよ、そのシックで大人なプロデューサーが時折見せる茶目っ気を!」
甘奈「うっ……それは確かに。めっちゃかわいいって思うけど」
P「そんな共通認識なのか!? 恥ずかしいよ!」
甘奈「でもでも、それって垣間見えるからより魅力的に映る……ギャップ萌えって言うんだっけ? それが良いんでしょ?」
夏葉「確かにギャップ萌えでよりかわいさが引き立つというのはあるわ。でも、私に言わせてもらえばギャップ萌えは技術の1つでしかないわ」
P「なんかその言い方だと俺が狙ってかわいさ演出してるみたいになってないか!? 断じて違うからな!」
夏葉「ほら、今の天然みたいな反応のように、秘めたかわいさポテンシャルが凄いのよ!」
P「え、これってもしかすると、何を言っても「天然かわいい」で返される無敵理論武装モードに入っちゃったか?」
夏葉「このポテンシャルを出し切れば、私達にも引けを取らない……いいえ、私達以上の逸材が産まれるはずよ!」
P「もっと自分に自信を持ってくれ夏葉! 絶対そんなことはないから!」
甘奈「ポテンシャルで言うなら上品系だって負けてないはずだよ!」
夏葉「絶対に負けられない戦いがここにはあるわね。いい、甘奈、私が思うに―――」
甘奈「えー!? 甘奈は逆に―――」
P「くっ、さっきから俺の声が2人に届いてないな」
摩美々「なんだか大変なことになってますねー」
P「うわ! ま、摩美々?」
摩美々「話は聞いてましたケドー、なんですかぁ、あれ」
P「どこから聞いてたか知らないけど、話を聞いた上で疑問を抱くなら、もうあの2人にしか分からないよ」
摩美々「ふふー助けてあげてもいいんですよー」
P「え?」
摩美々「その代わり貸しですからねー」
P「お、おう! 恩に着る! やっぱり摩美々は優しいな」
摩美々「そういうの本当にいいですからぁ。まぁ、面白そうではあるけど、ちょっと私の趣味じゃないっていうかぁ」
P「理由はなんにせよ助かるよ」
摩美々「そんなに期待はしないでくださいねー……2人ともー、熱くなってるとこ悪いんだケド」
夏葉「―――つまり……あら、摩美々じゃない」
甘奈「―――ってことは……本当だ、摩美々ちゃんだ☆」
摩美々「ガーリーとかシックとか言ってるケド、そもそもなんでプロデューサーにそういうのが似合うって話になったか忘れてない?」
甘奈「なんでって……なんでだっけ?」
夏葉「それは……プロデューサーがメガネをしていて、それが似合ってたからで……」
摩美々「そうでしょー? だとしたら、そこからちょっと飛躍しすぎじゃないー?」
P「すごい普通に論破しようとしてる! 摩美々……俺は今感動しているよ。ただ、その口ぶりからすると最初っから見てたっぽいんだけど、だったらもうちょっと早く出てきてほしかったなあ!」
夏葉「待ってちょうだい。私はメガネをかけたプロデューサーを見て、これは可能性の1つだってピンと来たのよ。そのあらゆる可能性の中で無限大に広がると感じたものがかわいさなのよ」
甘奈「かわいさが最良かどうかはともかく、甘奈もそこは同感だよ」
P「なんでそこまで頑なに食い下がるんだろう……」
摩美々「持ち味を活かすって言うけどさー、追求すればするほどリアルじゃなくなってくるって言うかぁ」
夏葉&甘奈「た、確かに!」
P「そこから説明してあげないと駄目だったんだ!」
摩美々「つまりー……まみみ的には、最初からファンタジーな方向で舵を取ればいいんじゃないー? って思うわけでー」
P「ん……? ま、摩美々?」
甘奈「と言うと?」
摩美々「ふふー……コスプレなら問題ないでしょー。手始めに王道なメイドからどうですー?」
P「摩美々~~!?」
夏葉「なるほど。確かにコスプレなら大義名分が……」
P「立ってないからな!?」
甘奈「男装系もいいよねー」
P「元から男なんだけど!? ち、ちょっと!? 2人とも乗り気になってるじゃないか! 摩美々、さっき助けてくれるって!」
摩美々「えー、でも、そんなに期待しないでくださいねーとも言いましたよねー?」
P「そのセリフ言われて本当に期待しちゃ駄目なパターンとは思わないじゃないか!」
摩美々「ふふー、昨日の友も今日は敵とか、敵の敵はやっぱり敵って教訓ですねー。それで、覚悟はできましたかー?」
P「か、覚悟って……」
夏葉「資金面は気にしなくてもいいわよ」
甘奈「これからたくさん着せられるわけだもんね! どんな衣装があるんだろー、甘奈、楽しみ☆」
P「そんな楽しく話せたなみたいな雰囲気出されても……!」
摩美々「さぁ」
夏葉「さあ」
甘奈「さあ☆」
P「た……」
P「助けてくれ……恋鐘……樹里……甜花……!」