米アラスカの治安実態暴く 地元紙にピュリツァー賞
【ニューヨーク=共同】米コロンビア大は4日、優れた報道をたたえるピュリツァー賞を発表した。最高の栄誉とされる公益部門には、警官不足のため治安維持機能が失われている米北部アラスカ州の過疎地域の実態を暴いた地元紙「アンカレジ・デーリー・ニューズ」と調査報道専門メディア「プロパブリカ」を選んだ。
過疎地域で警官のなり手がおらず、専門の訓練をほとんど受けていない女性や犯罪歴のある男性が務めている実態を伝え、性的犯罪などが野放しとなっている現実を暴露した。
同賞の選考委員会は、報道によって「何十年間も放置されてきた」問題に当局が取り組み、法改正などにつながったと評価した。
国際報道部門は、ロシアのプーチン政権下の社会情勢を多様な視点で報じたニューヨーク・タイムズ紙を選出。報道写真部門は、香港の大規模な反政府デモの様子を捉えたロイター通信が選ばれた。
発表は当初4月に予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い延期されていた。