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Whonixに全通信を通す設定を行ったLinux Mint内にあるTor BrowserでTor over Torしない為の備忘録

今回は完全な備忘録です。

こんにちはRirikaです。
Whonix自体の導入や、VMにLinux Mintを入れてそこにGatewayを通す方法はいくつか日本語記事がありますが、Linux Mintに入れたTor Browser内で、Tor over Torを防ぐ方法を書いた記事を見つけることができなかったので、私が実際に行った手順をここに記しておきます。
※追記 Whonixの導入はおすすめの記事があるので、ここに紹介しておきます。情報はそこまで新しくありませんが、大まかな流れは変わっていないので導入の役には立てられるかと思います。

そもそも何故Tor over Torが推奨されないか

意味をご存じの方は、次の項まで飛ばしていただいて大丈夫です。簡潔に言うと、Tor over Torによって発生する問題が未知数な割に回線安定度やスピードに悪影響が確実に出て、意味がないからです。
入口ノードに対してIPを隠したいなら、Mullvad等ノーログの匿名VPNを使うなど、IPを隠すとともにWireGuardでUDP通信の貫通に対しても防護柵を建てておきましょう。Mullvadでさえ信用ならない方は自分で防弾VPS借りるのがおすすめです。
接続事実自体を隠したいなら、obfs4ブリッジを使いましょう。
(注:VPNとブリッジの併用も速度を遅くするだけで意味がありませんので、
Me -> obfs4 -> Tor -> … か Me -> VPN -> Tor -> …という構造にすることを推奨します。またTorの出口としてVPNやProxyを設定するのは、Torだとブロックされるサイトのみにしておくことをおすすめします。WhonixもWikiで非推奨としています。)
※ソース:

Tor Browserで行うべき設定

1.tor-browser -> Browserフォルダを開き、start-tor-browser.shを探します。

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右下らへんにあります
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まずはこれを見つけてください

2.次に、これをテキストエディタで開き、2行目に元からあるシャープを消し、

export TOR_SKIP_LAUNCH=1

と記述します。

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こうなっていればOKです。これで下の記述は全て無視されます。

この時、shは忘れずに上書き保存してください。右上のファイルという項目をクリック -> 保存(S)を押し忘れぬようお気をつけください。

3.shファイルをダブルクリックで起動します。もしダブルクリックで起動しない場合(テキストエディタが開いてしまう場合など)は、フォルダー内で右クリック -> 端末で開くをクリック後、以下のコマンドを実行すればTor Browserが起動します。

./start-tor-browser
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地味にスラッシュ忘れがちなので、心配な方は上記のコマンドをコピペしてそのまま実行してください。

4.Tor Browserが起動します。真ん中にある「Tor への接続は Tor Browser によって管理されていません。」という文言が出ていればOKです。
次にブラウザ側の設定に移ります。

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一旦ここまで行けばMint側で弄り回すファイルはありません。
気になる方はブラウザの言語をここでEnglishに変更しておくと、日本語設定使用者より大きい母数集団に紛れ込めて、匿名性が向上します。

5.アドレス欄にabout:configと入力して、

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このような警告が出れば成功です、無視して進みます。

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6.設定に飛べたら、以下の項目をそのまま弄ります。当たり前ですが、以下に記載する設定(というかabout:config全体)はWhonix-GatewayでOSレベルの通信をTor経由にした端末以外では、意味を理解していない方は絶対に弄らないでください。匿名性が失われる恐れがあります。

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右端の⇋を押して真ん中の値をfalseにしてください。これでTor Browser起動時にブラウザ内に搭載されたTorが自動開始されないので、永続的にTor over Torを防げます。
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この項目はおそらく元から1になっていますが、なっていない場合1(手動プロキシ設定)に設定してください。
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デフォルト設定ではこうなっています。「network.proxy.socks」と検索すれば弄るべき項目はまとめて出てきますが、心配なら下記にある検索用のワードから1つ1つコピペして検索してください。
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元からtrueの…dnsと書かれた項目は、DNS漏れを防ぐ為の設定なので一切触らず、proxy設定だけをWhonixのSOCKSポートに通します。10.152.152.10:9100になっていることを確認してください。

検索用です。

extensions.torlauncher.start_tor
network.proxy.type
network.proxy.socks
network.proxy.socks_port
network.proxy.socks_remote_dns
network.proxy.socks5_remote_dns

項目の正しい設定値まとめです。

extensions.torlauncher.start_torfalse
network.proxy.type → 1
network.proxy.socks → 10.152.152.10
network.proxy.socks_port → 9100
network.proxy.socks_remote_dnstrue
network.proxy.socks5_remote_dnstrue

7.設定を確実に適用する為に、一度ブラウザを再起動し、再起動後、
https://check.torproject.org/
にアクセスします。

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このような画面が表示されれば成功です。出口IPがWhonix-Gatewayを通した他の通信と一致しているかも確認しておくと安全です。
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私はcurlでAPIを叩いて確認しました。"IsTor":がtrueで"IP":がYour IP address …の後に表示されるものと一致すればOKです。一致しない場合そのタイミングで出口IPが切り替わっているだけかもしれないのでもう一度試してみてください。

確認コマンドです。

curl https://check.torproject.org/api/ip

まとめ

今回は、Whonix-Gatewayを通して疑似WorkstationにしたLinux Mint内のTor Browserをより快適かつ安全に使う方法のご紹介でした。
不明な点がございましたら、遠慮なくコメント欄へのご質問お待ちしております。
それではまた~。

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Whonixに全通信を通す設定を行ったLinux Mint内にあるTor BrowserでTor over Torしない為の備忘録|Ririka
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