「年を越えて確保の目途」など、立ってはいない。
「年を越えて、石油の供給を確保できる目途がついた」-これが仮定の話であることは、資料を読めば誰でも分かることです。「代替調達率50%前提」と明記されていますから。
加えて、「目途がついた」の致命的な話が2つ。
①中東からの原油は確認できているものが680万バレル、日本の消費量の3日分にも満たない。今では買い付けもままならないのに、緑の『中東』と書いてあるのは一体、何なのか。
トレーダー、元売社員の証言。「この緑の『中東』と書いてある部分は、ほぼ原油の備蓄在庫です。それ以外に考えられない」-これが嘘か本当かは、公表されている備蓄の減少具合を追っていけば分かります。
➁「7月以降の調達計画は白紙の状態」。考えてみれば分かる話。世界中が原油の取り合いをしている中、半年間もの売買契約が結べると思いますか?供給を保証できますか?無理です。原油のターム契約の主流は3ヵ月。
原油を買い付けているトレーダーが「7月以降は全く見えていない」と言っているのに、なにを持って「確保できる目途がついた」と断定しているのか?
この断言のせいで、無いモノを「あるんだろ?政府があるって言ってるぞ?」と、現場で商売をしている人たちが大変な迷惑を被っています。
きちんとした根拠のある数値とデータを用いた、嘘偽りのない丁寧な説明を求めます。