【最終回】ナゴヤが首都になった日~名古屋ボードゲーム楽市に出展して見た夢の向こう側【ナゴヤは首都になれるのか(ボードゲームの)】⑮
2026年4月22日 14時30分 (4月22日 18時00分更新)
こんなあなたに届けたい
・ハッピーエンドが大好きなあなた
・ナゴヤが大好きなあなた
・ボードゲームが大好きなあなた
突然ですが、2026年3月28日、日本の首都はナゴヤになりました。
ただの首都ではありません。「ボードゲーム首都」に、です。
今回の記事は、4年余り続いたこの連載の最終回であり、まさに集大成。3月28日に開かれた展示即売イベント「第5回名古屋ボードゲーム楽市」(以下、楽市)に出展した、私自身の体験記です。
それはそのまま、本連載が一貫して追究してきた「ナゴヤは首都になれる(ボードゲームの)」という仮説の証明文の最終章にもなるはずです。
裏のテーマとして追い求めてきた「自作ボードゲームを世に出す」夢のあとさきとともに、エンディングを見届けていただければ幸いです。(整理部ウェブチーム・小柳津心介)
「こちら側」から焼き付けた絶景
3月28日午前11時。名古屋駅からほど近い「ウインクあいち」で楽市の幕が開きました。
1000平方メートル以上ある展示場を2フロア使い、約200ブースが出展する過去最大の規模。期待に満ちた表情のボードゲームファンや家族連れが詰めかけ、沸き立つような熱気。
そんな中で私は「ついに自分も『こちら側』に来たか」と感慨にふけっていました。
「こちら側」とは、楽市のようなイベントで、ボードゲームを作って売る側のこと。出展者として来場者に接する、ブースの「内側」とも言えます。
この連載を始めた4年前から、もっとさかのぼれば、国内最大規模のボードゲームイベント「ゲームマーケット」(以下、ゲムマ)の会場を初めて訪れた10年ほど前から、「いつかは」と眺めていた場所。
さらに原点をたどれば、カレンダーの裏紙にすごろくを書いて遊んでいた子どもの頃から憧憬を抱いていた「向こう側」に、とうとうたどり着いたのです。
「『こちら側』の方がすごいしエラい」などと勘違いしているわけではありません。ボードゲームは実際に手に取って遊んでくれる人がいて、初めて完成するもの。遠いようで近く、近いようで遠かった「こちら側」に来るのは確かに大変だったけれど、のぼせ上がってはいけないし、これで終わりでもない。
でも、今は少しくらい、達成感にひたってもよいだろうー。
ブースの中から見る初めての景色を目に焼き付けながら、嵐のように過ぎ去ったこの数カ月間に思いをはせていました。
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