広島県立高校の再編計画、5月策定へ パブコメには県外流出の懸念も
広島県立高校の再編計画をめぐり、県教育委員会は実施計画を5月に策定する方針を明らかにした。2月に公表した計画素案では、18校を2033年度までに7校に再編(統合)するとしていた。計画素案について県民から寄せられたパブリックコメント(意見公募)は575人、917件にのぼり、県教委はこれらの意見を踏まえて実施計画を決める。
県教委が17日の県議会文教委員会で、4月中に策定する予定だった実施計画について「意見、要望を踏まえて5月中に決定したい」と明らかにした。
また、県教委はパブリックコメントの概要をホームページで公表した。「スケジュールありきで進めるのではなく、各方面と意見交換を図り、納得を得た上で進めるべきだ」「公立校離れや県外流出が加速するのでは」との意見があった一方、「少子化と財政制約の中、再編整備は不可欠」といった声もあった。
「分校やキャンパス校などで存続させる選択肢もあるのでは」との指摘もあった。県教委は賀茂高校と河内高校の統合については、校地を賀茂高校に置いたうえで、河内をキャンパス校として残す検討を進めている。
再編計画の対象は、33年度時点で1学年が4学級を下回ることが見込まれる都市部の県立高校。当初は、呉宮原と呉三津田、尾道東と尾道北の統合案もあったが、地元の反対で見送られた。
広島県立高校の再編計画素案
・呉工業と呉商業
・海田と安芸南
・竹原と忠海
・三原と三原東
・賀茂と河内
・高陽と安西、高陽東
・松永と沼南、福山誠之館と福山葦陽の各定時制、通信制の東