深掘り

無名の79歳新人に5千票の衝撃 当選しても重苦しかった市長陣営

有料記事

福留庸友
[PR]

 26日投開票の宮城県気仙沼市長選は、現職の菅原茂氏が5選を果たした。だが、当選が決まっても菅原陣営からは歓声が上がらなかった。当初は無投票の公算大と見られた中で、告示直前に出馬を決めた候補者が5千票超を獲得。菅原陣営の議員からも「こんなに取られるとは正直思っていなかった」との声が上がる。いったいどんな選挙戦だったのか。

 「菅原茂氏19448票、岩村彬(さかり)氏5244票」

 気仙沼選挙管理委員会が発表した午後9時現在の得票が、菅原陣営に伝わる。大差で当選確実となったが、陣営はどこか神妙な空気に包まれた。

供託金100万円「人柱になる覚悟」、妹は「どこにそんなお金が…」

 一騎打ちの相手となった新顔で元ノリ卸業の岩村彬氏(79)は、一般的な市長選候補者とはあまりにもかけ離れていたが、その得票数に目が注がれていた。

 出馬を表明したのは告示直前…

この記事は有料記事です。残り1410文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
福留庸友
気仙沼駐在
専門・関心分野
東北、東日本大震災、メディア論

関連トピック・ジャンル

ジャンル