「ハマショーの曲がなければ成立しない」
ドラマを彩る主題歌についても、永山氏はこう語る。
「主題歌は最初から、浜田省吾以外に考えられませんでした。持ち込まれたシナリオの表紙には、すでに浜田省吾の曲名と同じ『愛という名のもとに』というタイトルが書いてあったんですから」
浜田省吾が'81年にリリースしたアルバム『愛の世代の前に』の3曲目に収録されていたのが、『愛という名のもとに』。バラードの佳曲からタイトルを借りて、野島は物語を紡いだのだ。
大多と永山氏は「ハマショーの曲がなければ、このドラマは成立しない」と考え、先方のレコード会社・ソニーミュージックに主題歌を依頼した。
「期待したのは、アルバム『JBOY』('86年)収録の『もうひとつの土曜日』のような楽曲でした。カラオケで歌いやすい曲がヒットする傾向があったから「カラオケバラード」がほしかったんです。
浜田さんの返事は、『悲しみは雪のように』のリテイクではどうか、というもの。アルバム『愛の世代の前に』の収録曲でしたが、ハマショーファンでもあまり馴染みのない曲でした。しかし、美しいイントロのメロディ、歌詞を聴いた時には、このドラマにぴったりだと感激しました」