高校3年の娘が夜尿
高校3年の娘は幼い頃からおねしょ(夜尿)をし、今も月に5~6回しています。娘は眠りが深く自分で起きられません。内臓の病気ですか。(46歳女性)
腎臓や尿路に病気の場合も
夜尿症のお子さんの大半は、10代前半頃に軽快しますが、ごく一部で成人になっても症状が続くことがあります。そのようなお子さんは、夜起こしても起きられないことが多いですが、睡眠が浅い、睡眠時無呼吸症などの睡眠障害がある、睡眠のリズムが悪い、といった人もいます。こうしたことが原因で、膀胱に尿がたまっても起きられない覚醒障害や、夜間多尿になることもあります。
また、腎臓や尿路に病気がある人や、膀胱の機能が悪い人もいます。原因が多岐にわたりますので、まずは泌尿器科の専門医に夜尿の原因を診断してもらい、適切な治療を受けるのが良いでしょう。
ご自分でできることとして、食事から睡眠までの時間を十分に取り、夕食は尿量が多くなる塩辛い献立を避け、夜間に水を飲み過ぎずに就寝前に排尿します。
就寝中に膀胱が小さくなっている場合、夜尿すると作動するアラームを装着し、刺激を繰り返すことで膀胱の容量を大きくする「アラーム療法」も効果的です。薬物療法としては、即効性のある抗利尿ホルモン薬、便秘を合併する時には整腸剤などで排便の管理をします。過活動膀胱の治療薬の抗コリン剤を使用することもあります。
睡眠に問題がある場合には、睡眠の改善を促す薬や漢方薬を使用したり、原因を取り除くための専門的な治療を受けたりします。夜尿症は適切な治療で治ることが多いです。「夜尿症ナビ」のホームページで医療機関を紹介しています。