不正受給「約150億円」処分の「絆ホールディングス」目的は「お金。役員報酬でタワマン2つ以上・スポーツカー乗って」と元社員 “支援”実態は「自習で動画見るだけ」 障害者の就労支援事業で相次ぐ不正
■“支援”実態は「ほとんど自習でしたね。YouTubeで動画を見たりだとか」
不正が認定された事業所ではそもそも就労支援の実態はあったのだろうか。元利用者への取材を進めると、「正反対」の実情が見えてきた。 元利用者:自分で学習してメールで報告して、今日の体温、今日何やりましたっていう報告だけで終わっていたので。働いてるという実感は正直あまりなかった。 また、別の元利用者は「ほとんど自習でYouTubeで動画を見るものもあった」と明かした。 元利用者:ほとんど自習でしたね。YouTubeで動画を見たりだとか。 (Q.やってみてどうでしたか) 元利用者:いやもう本当に孤独そのものですね。不正受給のコマにされてるような印象です。 学びたい、働きたいという純粋な思いが不正に使われていた。
■「絆ホールディングス」の言い分は…
取材班は、行政処分のあと、絆ホールディングス側が利用者向けに開いた説明会の音声を手に入れた。 <説明会の音声より> 利用者:不正受給を確信犯的にやろうとしてたんじゃないの? 「絆ホールディングス」役員:それは決してないです。 利用者:私たちはそのために連れてこられたコマだったの?」 「絆ホールディングス」役員:そういうふうにコマなんて考えたことは一切ありません。 利用者:違法だったと受け入れている? 「絆ホールディングス」役員:受け入れていません。『不正』と評価されていますけども、障害のある方を受け入れ、最終的に外部に経済的に自立して出て行っていただくためのステップ。 役員は「不正ではなく、障害者のためだった」と話した。
■元社員語る「目的」は「お金。役員報酬でタワマン2つ以上・スポーツカー」
しかし取材班が元社員に接触すると、目的は別のところにあったと話した。 絆ホールディングスグループ元社員:お金です。それしかないです。とにかく利益のためにやっていたと思いますね。 (Q.給付金はどこに使われた?) 絆ホールディングスグループ元社員:(役員は)役員報酬でタワマンを2つ以上所有して、スポーツカー乗っていたり。 (Q.利用者のメリットになっていた?) 絆ホールディングスグループ元社員:利用者さんのためにはなってないと思います。”飼い殺し”っていう言い方が多分正しいと思います。 支援のあり方について、関西テレビが絆ホールディングスに質問状を送ると、次のような回答が返ってきた。 絆ホールディングスの回答より:利用者の状況に応じた適切なものとなるよう設計・運用していたと認識しております。他方で、すべての利用者の方に対して十分な支援が行き届いていなかったというご指摘については、重く受け止めております。
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