不正受給「約150億円」処分の「絆ホールディングス」目的は「お金。役員報酬でタワマン2つ以上・スポーツカー乗って」と元社員 “支援”実態は「自習で動画見るだけ」 障害者の就労支援事業で相次ぐ不正
■相次ぐ不正 「『過剰に儲けようとする事業所』が増えた」の声
就労支援事業を舞台とした不正は、絆ホールディングスだけの問題ではない。 今月、北海道では虚偽の申請をして給付金およそ3500万円をだましとった疑いで、就労継続支援事業所の運営会社の役員が逮捕されるなど、事件が相次いでいるのだ。 取材を進めると、就労支事業所は、全国におよそ2万2000カ所あり、10年で2倍以上の数になっていることがわかった。 15年以上事業所を運営してきた男性は、「過剰に儲けようとする事業所」が増えたと話す。 NPO法人京都フォーライフ・井上学理事長:どっと数が膨れ上がった。福祉事業ではなく、営利事業を目的としたような事業所が数多くできた。 大阪で障害者の相談を受けている男性も、就労支援といえるか疑わしい事業所が多くなったと感じている。 NPO法人ちゅうぶ・平沼遊さん:給付金目当てというところがどんどん増えてるという印象ですね。
■障害福祉の「ビジネス化」“メダカ飼育”事業所「変わったもの目を引くかなと」
男性のもとには障害のある人を紹介してほしいと、さまざまな事業所からパンフレットが届く。中には、「メダカの飼育」を業務内容としているところもあり、実際に話を聞いてみた。 事業所職員の回答より:(メダカの飼育は)ペットショップやメダカ屋さんで働くのに役に立つのでは。(利用者にとって)癒し的な部分もあるが、変わったものがあったほうが目を引くかなと。 事業所職員の回答より:なかなか新しい人も入ってこないので。収益も出さないとだめなので、業務内容はいろいろ変わります。 障害のある人が就労し自立するという本来の目的から逸脱し、障害福祉が「ビジネス化」している側面が見えてきた。 大阪市は、不正受給をしていた絆ホールディングス側に、今月20日までに110億円あまりの返還を求めていたが、いまだに返還されていない。 (関西テレビ「newsランナー」2026年4月23日放送)
FNNプライムオンライン
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