差別への抗議 指先に込め 「YBA & BEYOND」展

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 国立新美術館(東京・六本木)で開催中の「テート美術館―YBA&BEYOND 世界を変えた90s英国アート」は、性的マイノリティーの作家の活動にも注目する。

 1980~90年代にかけて世界的なエイズの流行により、英国社会でも不安が高まり、同性愛者に対する差別が深刻化していた。

 デレク・ジャーマン映画監督として、また同性愛者の権利のための活動家としても知られる。エイズに起因する病によって神経が侵され、平衡感覚などが失われていく自身の症状を「ふらつき」と呼び、「エイズは楽しい」という語句をブラックユーモアを交えてキャンバスに描いた。

 指で絵の具を塗り伸ばした力強い表現からは、差別にあらがおうとする意志が伝わってくる。緊張感漂う当時の英国社会で作家たちが投じた、現代社会にも通ずるメッセージを会場で感じてほしい。

 5月11日[月]まで。詳細は公式サイト(https://www.ybabeyond.jp/別ウインドウで開きます)。

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