肥料ショック、米国の作付け直撃「高騰で買えず」 忍び寄る食糧危機
イラン衝突による肥料と燃料の高騰が、春の作付け期を迎えた米国農家を直撃している。農家は肥料代が倍増し、事業継続が困難になると指摘する。トランプ米政権の支持基盤を揺るがすだけでなく、国連は世界に食糧危機を招くと警告する。
「このままでは運営資金が続かず、農地や農機を売りに出す人も出るだろう」。米中西部イリノイ州の農家、ジョン・イエーリーさんは米国のイラン攻撃以降、原料高に悩まされている。
イエーリ...
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(更新)- 志田富雄日本メタル経済研究所 特任アナリストひとこと解説
世界の耕地面積が伸び悩む中で、食糧生産を伸ばせた原動力は化学肥料の普及や遺伝子組み換えによる品種改良といった農業技術です。単位面積あたりの収量増加には化学肥料が不可欠であり、その価格上昇は農業コストに直結します。ウクライナ危機による肥料価格高騰がようやく収まってきたところに、中東発で再び高騰が再燃しようとしています。 過去、2008年までの食糧危機は世界の飢餓人口を増加させ、10年半ばからの価格急騰は中東地域の民主化運動「アラブの春」を引き起こす一因にもなりました。
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